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アキバ地雷赤裸々日記  作者: KWHRJ
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モンスターシモセセージ

 2022年は色んなことが起こる。寅年は何かあるというが長く生きると本当に色んなことが起きるものだ。もちろん2020年2月11日に彩衣に出会ってからすぐにコロナでロックダウンされ、しばらく彩衣は働けない、収入がない、キャバを転々とするなど暗黒の時代を過ごして2021年からやっと今のコンカフェメルトアスリープを見つけて道が開けた。それもつかの間、メルトでもいろいろな問題が起き始めた。

 もともとコンカフェはガルバみたいに立ったまま接客で、ただしツイッターをみるだけでSNSなどのやり取りは禁止などキャバよりソフトで時間も短く、何より制服がメイドみたいで可愛いなどの本人の憧れもあったが、現実はいろいろ厳しい。例えば客はだいたい推しと呼ばれる自分が推している子の店に通い、皆勤賞を全通と呼ぶなどお金にまつわるえぐい話がたくさんつきまとう。そうなると当然勘違い野郎も多く、というか勘違い野郎だらけで、中にはストーカーみたいな付きまといも出てくる。シモセセージはその中でもダントツにキモイモンスターで、私も手を焼いたくらいだ。私は仕事柄いろいろ総務的な対応もしてきたが、シモセセージはその上を行くモンスター。はじめは店に来ておとなしくしていたが、帰りのルートなどを聞き出すと同じ方向のJRであることをいいことに帰宅時間を狙って列車に乗り込んできた。それも一度や二度ではなく常習的で、本当にキモイので店に相談すると、店の人がついてきてくれ、それ以来ピタッと停まった。それもキモイが。そしたら今度は出待ちをするようになり、店前のドンキーの自動販売機の影とか秋葉原に行く道のUDXのエスカレーターの柱の影とか帰り道のどこかで出待ちする。

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