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アキバ地雷赤裸々日記  作者: KWHRJ
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アキバ地雷女子のアイドルコンカフェ奮闘記

20歳の彩衣が50歳のオジの家に転がり込んで結婚しながらアイドル、コンカフェ譲に奮闘する。

 彩衣と出会ったのは2020年2月11日の建国記念の日。旗日にたまたま新横のオフィスで退職までの残務整理をして帰ろうと思ったときに、こんな日にどこにも行かないのもつまらないので、探していると旗日にどの飲み屋も休みで仕方なく通りかかったキャバクラで店長に誘われて入った。エルミネは新横ではかなりの大型店で平日などは込み合ってなかなか相手してくれなさそうな店構えだが、今日は旗日ということでここ新横ならではの休日の静けさで客は誰もいない。オープンなので猶更だが、誰でもいいからと言うと店長がおもむろにこちらを見てから彩衣を連れてきた。今でも覚えているが不思議な幼顔と大人の入り混じった表情が明るいけど落ち着いている性格を表している。何せ週六で働いている大学生で大学はFランの産能、20歳と言われたが表情はまだあどけなく、でも話と受け答えは落ち着いている感じのアンバランスさが不思議だった。

 一方的に私の話をしているのをひたすら訊いている感じで、ペットボトルの水しか飲まない私にキャスドリで付き合ってくれた。そのうち店長が他の子も見てくださいとローテーションで回そうとするので面倒くさいからこのままで良いと言うと、こぼれおちそうな瞳を更に大きく開けて喜んでくれた。新横には鉄板焼きとか伊勢海老とかいろいろ美味しい店があるというと、ぜひ食べたいというので社交辞令かとも思ったが、週六の店以外は真っ白と手帳までみせる。店外もプラス三千以外は取らないというので鉄板焼きに誘ってみた。

 当日、と言っても2/13日曜日、オールでカラオケ後に来ると言って時間になると電話をかけてきて、どこにいるのというのでもう来てると言うとどうやら新横プリンスと間違えたようで迎えにいった。地雷は初めてみたが本当に少女と言う感じで20歳かどうかも怪しくなってきた。後で聞くと本当だったのだが。食べながら危うい周りの視線をよそにばくばくとよく食べる。ワインもよく飲む。ほろ酔いで帰りがけにパパ活ってどう思うか訊いてきた。別にお互い良ければいいんじゃないのというとまた目がこぼれるくらい大きくなって頷いた。なんだろう、誘ってんのかなと思って、天気いいし熱海でも行くって言うと、いや、いいですと三千円もって帰った。それから間もなく伊勢海老を食べに行くことになり、同伴してインターコンチに泊まった。でも部屋で安物ワインを飲みすぎて潰れてトイレで寝てしまった。それから結ばれるまでに何度か泊まったが、そのうちに新横の家に転がり込んできて、そのまま生まれ育った奥沢に引っ越した。

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