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セカンド  作者: ゑ☆、
9/37

9コンクリートと古代建築

エクレス商会兼自宅の建物を建てて半年、ハースト王国、今住んでる首都アシェットの役所から呼び出しがあった。

使者の騎士団団長ヴァンテーヌ卿が来られた。

騎士団団長カンパニー=ヴァンテーヌ卿とは、魔道具を研究していた魔法学校カルル=ヴァンテーヌ氏の付き合いからと卿のレアンナ夫人が、バスボムとシュガースクラブのお客様の関係から知り合いになった。

「宰相様からの呼び出しである 10月20日に、来られたし。建物の建材に付いての問い合わせなり。」巻物状の召喚状で読み上げる。

膝を付き恭しく頭を下げる。

フィル=ラガルド=ニコラ公爵様

お隣さんの屋敷の主である。

内々に、話しはあった。ちょうど建てている最中に、馬車から声が、かかり。

「初めて見る建物だのう、コレは何を使ってるのだ。」と諮問されたので、


コンクリートにて耐震性を持った建物を作っている。10階建てまでは、出来るのだと答えてたのだが。

その様な建物なら、役所に、説明を求めるやも知れ無いかもとか、言われたのだが。



その後、地下室を広げる際、一部事故で岩盤を突き抜け温泉を掘り当て。

この温泉を隣の公爵家にも引いてあげた。その縁で、呼ばれたりした。

公爵家三男坊は、中々魔術に才能があり時々教えたり交流がある。


アシェットの役所に、行く。

途中馬車で、徒然考えてた-乗り心地悪いかな。サスペンションにコイルバネとショックアブソーバー、車軸にベアリングを付け、馬に回復魔道具を付ければ。

空間収納からノートとペンを出しウィルさんに指示書を書いた。

ショックアブソーバーには、中のグリースを10w30〜40の粘度にする方法を考える。


役所に着くと職員に巻物を渡し応接室に通された。

やがて、宰相のフィル=ラガルド=ニコラ公爵が、

「実は、貴殿の建物。最近、古代の遺跡から発掘された建物に似ておると。」


風呂敷からセメントの製法とH鋼や型枠やら鉄筋製法、建物の造り方等々のや接着剤やコンクリート製法の書類を提出。少しボロボロの建物の写真集も渡す。写真集に、接着剤の製法が書いてあった。

「実は、この様な物を手に入れました。何でも古代の書物だそうで研究の末に解読しコンクリートを作ることに成功しました。」と、

実際、召喚魔法で異空間召喚したら写真集が出て来たのだけど。コレで稲穂を手に入れた。ハハハ

「流石は、商人。」

「これは、秘匿する物でない。お国の為にお役立て下さい。」

「うむ。」

褒美まで、貰ってしまった。

古代遺跡の調査協力もお願いされた。


日本人、この世界に居たんだな。



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