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セカンド  作者: ゑ☆、
11/37

11従業員2


細やかな宴。

厨房に入り食事の用意をする。

ジャガイモ、ニンジン、卵、オークの肉、香菜、小麦粉、バター、チーズ、トマト、ブロッコリー、キャベツ、パン、オリーブオイル、食用の菜種に似た植物の油。

香辛料ーコリアンダー、シナモン、生姜、クミン、

ハーブ.-

先ずは、カレーを作ってみた。

クルクミン、コリアンダー、レッドチリ、ターメリックニンニク、玉葱、トマト。鶏肉の代わりに、魔物オークで。

西方の国にあるらしく香辛料は全て揃った。

奇跡。

まだ、米が無いので小麦粉を練り大きさを出来る限り小さく粒になる様にクスクスみたいにして、茹でてカレーを掛けた。



スパゲティの麺は、デュラセルモナセリだけど、そんな品種は、無い。

小麦粉に水を加えて、練る。金属の丸い筒に2mmの穴を開け筒状にし、丸筒に練った麺を入れ木の丸棒を押し当て棒麺にする。乾麺は、麺を吊り下げ風魔法と火魔法を併用。

「ドライヤー」

やった〜乾麺出来た。

小麦粉にカンスイ、海の水を煮詰めて茶色の水がカンスイ代わりになる。

別に、麺を油で揚げてインスタントラーメンも出来上る。










ティアラ、レア、シュガー、イルム。

仲良くなった見たい。

女子会の様相。




奴隷商会のドレイク商会に、来て見た。

奴隷は、イムンド世界のハースト王国では法律で最低限の食事と衣服を与えられ借金奴隷も働き如何では、労働の対価。

例えば、雇用主と奴隷商の契約金1/10は、最低保証されている。その内の4/10は、支払い。5/10は、奴隷商へと。

鉱山送りの殺人の重罪人は、中々難しいが。

東区にある重厚感のある元貴族の館の門を潜り、カウンターに行く。


「いらっしゃいませ。」

上質の服を着た細いリボンタイの洒落た格好の男がカウンターの横に立っていた。

「ようこそドレイク商会に、来て頂きありがとうございます。当会の会頭をしておりますドレイクです。」両手を広げて柔かにようこそと。

「エクレスです。」

名前を名乗る。

「鍛治仕事と警備の出来る奴隷を探しているのですが」

「一通り、お見せ下さい。」

奴隷商が、鈴を鳴らすと執事風な男がファイルを持って来る。

「先ずは武に秀でた者を」

何人かの貫頭衣を着た女が、5人程来る。それぞれの目を見る。

「私は、こう見えて武術大会にて、10位以内に入った。主は、我を購入下され。」

アピールを各々が、する。

「失礼ですが、お客様にも依りますが、女性の場合夜の寝夜-同衾も出来る者達を出してます。お客様は、武の方も中々のものだと御聞々しております。」

取引相手の情報、性癖、好み迄何処から聴いたやら。ドレイク氏は。

残念だけど魔力探知には、闘気が引っかかる者は、居ない。

「次に鍛治師を」腕の筋肉、全体的雰囲気、目。いまいち響かない。

奥の方から、何故か気になる『気』が窺える。

「奥の方を見てみたいのですが」


「どうぞ、充分ご覧下さい。」


カーテンを開けて、暫く歩くと

饐えた匂いが、する。床から、水の痕が。

酷いことこの上無い。

垂れ流し。

片目で喉に傷がある片手が、無いドワーフが、爛々とした目で見てきた。


気の流れが感じる。隣の檻には、頭に酷い火傷をした口が火傷で塞がれた片足と手首の無いエルフ。

何故か、彼等からは輝き、魔力が流れている。



「この、2人にしたいのですが。」



「彼等で、宜しいのでしょうか?」リボンタイが、言う。

「彼のドワーフは、爆破事故と契約不履行で、奴隷に。以前は、名のある鍛冶師だったと聞き及んでます。エルフの方は、冒険者数人が連れて来た奴隷でして何でも迷宮で仲間を裏切って仕置きをされたとか、此方に来た時は、死に掛けて当商会で治療をしました。」

支払いは、20白金硬貨。


「当商会では、治療や薬を投与しましたが治らず。お客様に縋る思いでお渡しします。こちらとしては、治せれば、良き人材と考えたのですが」と

成る程、確かにカウンターで壁に人材派遣との文字と奴隷の契約金、本人達の特技が書いてる紙が貼ってある。

人材と書いてる。少なくとも人としては、扱われる。と考えて良いだろう。

暴れて、檻に入ってるのか。








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