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紫音の約束   作者: 吉田和司


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 禮子にとって何が信じられなかったかと言うと、どうしてこうもすんなりと何の抵抗も受けずに柏木家の一員になれたのかということである。この事実をどう受け止めたらいいのか、それだけでも何か不思議な運命に自分は支配されているのではないかと思いたいくらいだったのだ。『この家の人達は自分のことを何の警戒心も抱かずに暖かく迎え入れてくれたが、本当に自分のことを信じてくれているのだろうか』と、かえって彼女の方が疑ってしまうくらいだったのだ。そんな彼女でも、思ってもいなかったある事実に驚いていたのである。というのも今までの生活習慣がガラリと変わり、代り映えのしない生活を毎日きちんと時間通りに文句も言わずにこなしていく自分がまったく信じられなかったからだ。ここまで来ると、自分はとうとうまともな人間になったのだろうかと錯覚するくらいで、その反面このまま愚痴さえ誰にも言えないような生活がずっと続くのかと思うと、果たしてこれでよかったのだろうかと、さすがに彼女もちょっと後悔するのだった。しかし、そんなことは彼女にとってもはやどうでもいいことだったのだ。自分がこのまままともな人間になろうと、それとも地獄に落ちて嘆き叫ぼうと、それは結局同じことに思えたからである。ところが彼女にとっては、まるでこれから起ころうとしていることが、かつて起こるはずだったある状況とまるで同じように感じられたことなのだ。それは今まで止まっていた時間が場所を変えて、そのまま何事もなく動き出したと言ってもいいくらいだったからである。というのも、これから彼女と一緒に生活することになる面々が、かつて親密に係わり合って来た人達でもあったからだ。これはひょっとして時間が後戻りして、あの時中断して果たせなかった芝居の続きを、また新たな舞台で演じ直そうとしているようにも思えたからである。まるで人生を二度生きるみたいに、誰もがやろうと思ってもなし得ない現実がこれから始まろうとしているからである。

 この柏木家では毎日がどのような習慣に則って動いているのか、彼女にはそれが段々分かるようになって来たのだ。これはかなり大事なことで、その流れに順応していけば、それほどストレスもなく過ごして行かれるからである。朝は夫の母親がすべてを仕切っていたので、なるべく邪魔にならないように自分の仕事を要領よくこなしていく必要があったわけである。禮子にしてみれば、まずこの義母の眼鏡に叶うことが何よりも一番大事なことだったからだ。しかし禮子にとって、そんなことは別に悩むほどのことではなかったので、義母との軋轢など起こすこともなくすべてそつなくこなしてしまったというわけだ。その義母だが、彼女は彼女で禮子のことをなかば抗しがたい存在として見ていたようで、というのも彼女と初めて顔を合わした日に、なぜか息子の話を思い出して内心笑ってしまったということがあったからだ。この事実はこの母親の心理にかなり逆説的に作用したものと考えられ、そこに皮肉めいたものなどは少しもなかったのである。つまり、あまりにも息子の話が彼女のその容姿とピッタリ合ってしまったからで、確かに彼女は息子にとってとてもこんな人とは結婚は無理だと言ったその言葉通りの人であったからだ。なぜかそのことが母親にはとても受けたのである。しかしこの母親にしてみれば、恐らくそうでも思わなければ、とてもこの女を受け入れることなど出来なかったのかも知れない。つまり息子がそこまで覚悟して結婚した女を受け入れないわけにはいかなかったということだ。ところが、そういう心理の奥にはもう一つ重要な意味が隠れていたわけで、それは彼女を自分の嫁として扱うことで、おばあさんとの間に一線を引いて置きたかったからである。というのもこれ以上自分の立場を軽んじられたくなかったからで、つまりおばあさんの手に落ちた紫音の二の舞を踏みたくなかったからである。禮子はもちろん、そんな義母の思惑など知るよしもなく、ただ彼女としてはこの義母に嫌われないように従順な嫁を一生懸命演じていたというわけである。そうしたお互いのそれぞれ違った事情がうまく合致したのかどうかはよく分からないが、この二人はよく一緒に外出したのだ。最初のうちはまだ遠慮があり二人とも気を遣って話しをするにもどこかぎこちなかったのだが、そのうち客商売で培った禮子のお喋りがその本領を発揮して、二人の間にあったぎこちなさもすっかり解消させることに成功したのである。そのうち禮子が運転する車で隣町の大きなスーパーに二人で買い物に行ったりするようになり、それがいつの間にか仲良くドライブするまで二人の仲が発展していったというわけである。これこそ事情を知らない家族にしてみれば、思ってもいなかった一番の椿事だと言って騒ぎ立てても決して不思議ではなかったわけで、とくに亮がそういう禮子の行動にさっそく反応して、このことをいち早く橘氏に連絡するのだった。橘氏も待ってましたとばかりにその話しに飛び付いて、こうした禮子の行動をさっそく分析して見せるのだった。それによると彼女はまず夫の母親を自分の味方に引き入れることによって、この家での自由を確保しようとしたのではないかと推理したのだ。つまりそうすることで夫からの信頼度も増していき、ますます自分の立場も優位に働くようになるからである。彼はこれからもどんなに些細なことでもいいから、忘れずに連絡して欲しいと亮にお願いするのだった。禮子の動きを正確に知るには、どんなつまらないことでも見逃すわけにはいかなかったからである。

 このところ休みも取れないほど仕事が忙しかった亮は、久しぶりに有給を取って遅めの朝食を済ますと誰もいないリビングで一人ゆったりと過ごすのだった。彼はそのとき兄の結婚式を思い出していたのだが、あの兄貴が実際に彼女と結婚をしたという事実をどう考えればいいのかと今以てその答えが出せないでいたのである。というのもこの結婚がとても現実とは思えなかったからである。二人の取り合わせを考えてもそれは当然で、いったい彼女は何を思ってこんな結婚をしたのかとどうしても思ってしまうからである。しかしそんなことを言っても実際に二人は結婚したわけで、その影響は確実にこれから出て来るわけなのだ。というわけで、彼はこの時橘氏が話してくれたことを改めて思い出すのだった。『あの木戸専務が禮子といったい何を連絡し合っているというのだ。そもそも二人は何を企んでいるのだろう』と、彼も次第にこの二人のことを怪しみだ出したのである。するといきなり、『ひょっとして彼女はあの専務の愛人だったんじゃないだろうか……』という、とんでもない考えが頭に浮かんで来たのだ。ところがそれがあまりに突拍子もない考えだったのでさすがの彼も苦笑してしまい、『おれもずいぶん変なことを考えるもんだな。あの堅物の専務が禮子のような女とそんな関係になんかなるわけがないだろう』と、バッサリ否定すると彼も頭を切り替え、『そんなバカなことを考えているようじゃ、あの男とこれから自分の地位を懸けて渡り合うことなんか、とてもじゃないが出来ないぞ』と気を引き締め直すのだった。『いや、あの専務はなかなか一筋縄ではいかない御仁だってことはよく分っているのだ。あの男さえいなければもっと楽に勝てるんだが。それにしても、こっちはあまりパッとしない連中が揃っておれを支持してくれたのはいいが、いったいどこまで頼りにしたらいいんだろうか。あの部長の坂本にしろ、篠田にしろ何か覚悟が決まっていないように感じられるんだがな。もしこの派閥争いに敗れたら自分たちはいったいどうなるんだろうなんて、きっと心配しているに違いないのだ。いくら会社の業績悪化を理由に社長を追い込もうとしても、こっちに覚悟が出来ていなければとても成功など覚束ないんだ。いくら正しいことを言っても、それが簡単に通らないのが日本の社会なんだからな。理屈より情に縛られやすいのがわが国民性だってことをもっとよく認識していないといけないんだ。一旦そういう空気に支配されてみろ、それこそあっという間に思考停止となり、そのまま押し切られるのは目に見えているんだ。この会社は先代が亡くなってからというもの、なんか気が緩んでいるようにしか思えないんだが、しかしまあ社長があれだから仕方がないと言えば仕方がないのだが、でも、もうそんな甘い雰囲気にいつまでも浸かっている場合ではないってことくらい上層部の連中に分かってないはずがないんだがなあ……』

 こうして彼がリビングで眉間に皺を寄せながら考えに耽っていると、そこにふらりと禮子が現れて彼に挨拶するわけでもなく、そのままはす向かいのソファーに腰を下ろすと、テーブルの上にあった雑誌を手に取り黙って読み始めるのだった。今までだって、こうした場面はよくあったのだが、なぜかこの時ばかりは、彼女が専務の愛人だったのではないかという考えが再び蘇って来てしまい、単なる邪推でしかないものを、もし本当だったらどうしようなんて思いながら彼女をチラチラと盗み見するのだった。彼女はもはや以前のような派手なメイクなどしなくなり、ごく普通の奥さんが着るような地味な服装で過ごすことが多かったのだが、それでも家庭の奥さんといった印象はどこにもなく、まるで世を捨てた尼さんのような超然とした風格がそこから感じられるのだった。 

 しかし、そうしたものはやはり彼女の持って生まれた資質から来るものだろうから、いくら毎日所帯じみたことに専念していても隠しようがないわけで、どうしたってその態度に出てしまうものなのかも知れない。もちろん、彼女にしてみれば、そんなことは少しも意識などしてないわけで、他人がどう思おうと自分は自分だと思っているに違いないのだ。この時も、別に亮とこうして黙って過ごしていることに何の遠慮もないようだったのだ。彼女にしてみれば、何も彼に気を遣うほど知らない仲ではないという意識があったのかも知れない。それともまるで犬のように、この家では誰が一番偉いのか本能的に嗅ぎ分けているとでも言うのだろうか。もしそうだとしたら、亮はおそらく一番遠慮のいらないどうでもいい人間だったのかも知れない。

 そのどうでもいい人間だった亮が、彼女を監視する役目を負ったわけだが、それがまったく何の兆候も見えないまま毎日が過ぎていってたわけで、そうなるとなぜかこっちから彼女を挑発してみようかなんて思う時もあるわけなのだ。彼も一度そうしたことを仕掛けてみたのだが、すぐさま彼女の鋭い突っ込みに遭って、呆気なく撃沈してしまうというへまをやらかしてしまったことがあったのだ。それ以来、彼女と話しをする時は、なぜかとてもギクシャクしてしまうという後遺症に悩むようになってしまったのだが、しかし、彼としてもいつまでもそんな体たらくでは、自分の使命が果たせないとでも思ったのか、もう一度彼女の本音を探って見ようかという無謀な誘惑に駆られるのだった。

「ところで禮子さん。どうですか最近は。いや別に何が聞きたいというわけではないのですが、ただ最近のあなたを見てますと、なんかとても不思議な感じを受けてしまうからなんですよ。いや、あなたの過去を知っている身としては、よくぞここまで変われるもんかと正直驚いているからです。何も皮肉めいたことを言いたいわけではありませんからね。そこは間違わないで下さいよ。というのも、ぼくもね、あなたのように変わりたいと思っている人間だからです。いや誰だって生きていれば何もしなくても色々と変わっては行くのですが、それでは、ただ自然の流れに従っているだけですからね。そこに人間として誇るべきものなど何もないのですよ。人間とはやはり歳をただ取るだけではダメで、そこに成熟していく何かがなければならないと思うからです。そういう意味であなたを見ていますと何か人として一皮むけたのではないかとぼくには思えたわけなんです。実際のところ誰が見ても一段と美しくなったと、それだけは間違いなく言えますからね。別にお世辞が言いたいわけではありません。ただそれは本当のことなんだと、こっちが何度でも指摘してやらなければ、あなたはいつまでたってもそのことを認めたがらないと思うからです。だって以前のあなたは、そりゃ化粧も派手で、こりゃ失礼、衣装だってなかなか奇抜なものが多かったですからね。それが今のあなたはどうでしょう。いやはや変われば変わるもんです。他に言葉が見付かりません。しかし、ここが大事なんですが、そこまで素になったあなたが、どうしてそんなに光り輝いて見えるのでしょうか。いったい何が原因でそこまで変わってしまったのか、そういう疑問を持っても別に不思議でもなんでもないと思うんですがね。で、ぼくはそんなあなたに前から聞いて見たいことがあったんです。いいですか禮子さん。あなたが今回の結婚をどのように思っているのか知りませんが、ぼくとしては、よくぞこんな窮屈で縛りの多い家に、あなたのような自由を愛する人が嫁ごうとしたのか、それが一番の疑問だったからです。あなたの今回の結婚は、誰が見たって実にミステリアスだと思うに違いないからです。現にそうした話は結婚当初から誰がというわけではないがぼくの知っている人からもよく聞かされましたよ。いや、ぼくだって同じでして、確かにあなたとこうして同じ屋根の下で暮らすことになろうとは思ってもいませんでしたからね。実に不思議なことだとずっと考えているわけなんです」こうして亮は、この間と同じような疑問を、何とか地雷だけは踏まないよう細心の注意を払いながら性懲りもなく再び問い質すのだった。

「確か、この間も似たようなことをおっしゃっていませんでしたか?あなたも、よっぽど気になっているのかも知れませんね。でも、そういうことはたとえ話したとしても、他人にはあまり理解できないと思いますよ。そんなものではないでしょうか結婚などというものは。それじゃ、もしあたしが、どうして今の奥さんと結婚されたんですかって、あなたに聞いてすぐにお答えできますかしら。そんなわけですから、あたしとしてもどうお答えしていいのかよく分かりませんの。でも、その他のことならお答えできるかも知れませんよ。あたしが変わったことに驚いているようですが、それは見た目のことをおっしゃっているのだとすれば簡単にお答えできます。そんなことは当たり前だからです。いくら何でもこの家にホステス時代の習慣など持ち込めませんからね。そのくらいの常識はあたしにだってありますから、そういうことを察してもらえれば何も驚くようなことではないと思うのですがね。でもそういうあなただって、あたしからすればずいぶんとお変わりになったように思えるのですが。あの方と結婚されてやはり正解だったのかも知れませんものね。何ですか聞いたところによりますと、あなたもずいぶんと出世されたそうじゃありませんか。奥様もさぞかしお喜びになったことでしょうね。その奥様ですが、何か知らないうちにずいぶんと雰囲気が変わってしまいましたね。やはり女は結婚するとあそこまで変わるということなんでしょうか。ずいぶんと女らしくなられて。それにしても、あなたも柄にもなく、いや失礼、ずいぶんとお世辞がお上手になりましたね。本当に驚いてしまいましたわ。だって、あなたがそんな風にあたしを見ていたなんて思ってもいなかったんですもの。どちらかというと、あたしのような女にはまったく関心がなかったと思ってましたからね」

「いや、これは驚きました。このぼくが、あなたにまったく関心がなかったですって?いったいどうして、そんなおかしなことをおっしゃるんです?どうも変ですね。だって、このぼくが本当に関心がなかったら、恐らくもっと違ったことになっていたと思いますよ。いったい、二人の間にどれほどのことがあったか、よもやお忘れになったとは言わせませんからね。もっとも、あんな嫌な思い出など忘れたいと思っているなら、まあ、それも仕方がありませんがね」

「あら、そういうことではありませんのよ。でもまあ、人生とはやはり思い通りにならないことばかりですからね」

「ですが、どう見たって思い通りに生きて来たとしかぼくには見えないんですがね。まあ、ご自分ではそうではなかったと思っているのかも知れませんが、それでも他人から見れば、あなたの生き方は自由そのものだと言えるのではないでしょうか」

「自由というより、勝手気ままかも知れませんわ」

「まあ、そうおっしゃりたいのなら別に否定はしませんがね。でも、あなただってこの家に来て、そんな勝手気ままな態度では、とてもじゃないがやって行けないって思ったんじゃありませんか?嫁姑問題は女にとって永遠の課題ですからね。実際のところ、どうなんです?うちの母親とは本当にうまくやって行けてるんですか?」

「もちろん、うまくやって行けてますわ。あたしもこの家に嫁いである意味正解だったと思っているくらいで、お義母さまには色々と教えて頂きましたし、これからもますます二人が協力してこの家を盛り立てて行こうと、どういうわけか意気投合したくらいなんですから」

「なるほど、どうやらこの家にも派閥のようなものが出来たのかも知れませんね。いや、まあ、そういうことなら、ぼくも安心して母親をあなたに任せられるというものです。なるべくならあなたも、この家のことだけに専念して頂ければ、ぼくとしても安心して会社に専念できるというわけですからね」

「ああ、そうそう。この間、卓さんから聞いたのですが、どうも会社の経営があまりよろしくないようで、何でも今度の株主総会で問題になるかも知れないっておっしゃってましたが、本当にそんなに悪いのでしょうか?」

「えっ、兄貴がそんなことをあなたに話したんですか?」

「ええ、何か問題でも……」

「いや、別に何の問題もありませんが、でも、珍しいですねそんなことを兄貴が話すなんて」

「そうですか?でも夫婦というものは、いわば一心同体であり、何でも打ち明けてくれればくれるほど二人は緊密な関係になって行くのではないでしょうか?あなたのところはどうなんです?奥様に何でも打ち明けておりますか?女はね、どんなことでも打ち明けてくれればそれだけで嬉しいもんですよ。女は何も色恋だけで男と結婚するわけではありませんからね。一番大事なのは男の態度なんだと思うのですが。その人の生きる態度、姿勢とでも言えばいいのでしょうか。そういうものがあっての愛情なので、最初から愛情だけを求めても仕方がないじゃありませんか。もちろん、若い人は別かも知れませんが、それでも、基本は変わらないので、やはり若い人は勘違いしてしまうのでしょうね。若い人同士に最初から信頼を求めても無理でしょうからね。その点、あたしは卓さんをとても信頼しておりますから、あの方のおっしゃることなら、何でも親身になって耳を傾けようと思っておりますの」

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