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OP

「おい、誰か立食パーティとか興味ねぇか」


 ある日の放課後、西野隆弘が疲れた様子で呟いた。横にいたテオが首をかしげる。

 

「どうしたんだいきなり」


 隆弘はハァ、と重いため息をつき気怠げに頭を掻く。

 

「いや、お袋がお気に入りのデザイナーが今『ハニーガール』ってブランドで仕事してんだけどよ。そこのファッションショーなんだよ」


「じゃあお前のお袋がいくのがスジじゃないのか?」


「いつもならそうなんだが、実家に帰る用事が重なっちまって行けねぇんだ。親父は仕事でニューヨークだし、いけませんってのもカッコがつかねぇってんで俺に白羽の矢が立ったんだよ」


「それは……気の毒でござる……『ハニーガール』って女性ファッションブランドだろ……」


「おうよ……だから、できれば大人数で行ってお茶濁して帰りてぇなと思ってよ」


「いいのかそれは。あちらさんに迷惑じゃないか?」


「いいんだよ。なるべく大人数で来てくれっていってたぜ。宣伝になれば万々歳とでも思ってるんじゃねぇのか」


 隆弘がまた深いため息をつき天井を仰ぐ。

 

「だから、とりあえず興味のあるやつは連絡くれ。来週の日曜日、午後の3時から、駅前のロイヤルホテルでやるそうだぜ」

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