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異世界転移─国造り─  作者: ルク
第1章 村造り
2/5

できた~!

修正:村人の神無の呼び名を変更

    神無様→カンナ様

─………さま


─か……さま、おき………さい


ん?


─かんなさま、起きてください


誰かに肩を揺らされ、俺は目を開ける。

そこには西洋風の女性がいた。



俺は辺りに視線をやってみると沢山の人に囲まれているのが分かった。

その人たちは皆美形だった。

男は体格の良い者が多く、力仕事が得意そうだ。

女性は見事にボン!キュ!ボン!な素晴らしい体つきだった。


よく見てみると若干女性の方が多いみたいだ。

そこらへんもふまえて、女性に聞いてみた。


「さっきも名前を読んでたから、知ってるとは思うけど、俺は神無。君は何て言うのかな?」


自己紹介をしながら、相手のことも聞いてみる。


「私はレリーと言います、カンナ様。」


「そうか。レリー、様付けはやめてもらえないかな?慣れなくてね」


レリーに様付けされたときに、何て言うのかな?痒い感じがしたんだ。

なので早急に直してもらいたい。


「いえ、カンナ様は私たちの王なのです。そのような方を気軽に呼ぶようなことはできません。ご容赦ください」


「分かったよ。では、王として聞きたいんだけど、現在の民について教えて貰えるかな?」


「はい、喜んで。まずは男女比からですね…………」




レリーから聞いたことを纏めると


──────────────────

○男女比


・男性


20代:15

10代:20

それ以下:10


・女性


20代:15

10代:30

それ以下:10


合計100人


──────────────────


10代で少し女性が多いみたいだ。

20代は全員結婚しており、各家庭に1~2人の子供がいる。

その他にはその子供が入っている。


次に職業だ。


──────────────────


農民─ほぼ全員

狩人─5人

鍛冶士─2人

料理人─女性全般

騎士─男女1人

冒険者─男女3人

商人─5人

木こり─男10人


──────────────────


と、大人は何かしらの職業を得ていた。

10代では、数人といったところだろうか?

まぁ、大人の手伝いをさせればそのうち手に入ると思われるが。



さぁ、確認は終わった。

まずは村を造る為に土地を確保しなきゃいけないな。


「木こりの職業を持っている人中心で、木を伐り、土地を確保するよ」


指示をし、アイテムの中にあった斧を取りだし、男たちに配っていく。

勿論俺も参加するつもりだ。

女性と子供には焚き火をするための枝や、食べれそうな木の実等を探してもらっている。

森の奥に行くと危険そうなので、俺らが木を切っている付近でお願いしている。


三時間程たって、ようやく周囲の木をある程度切り倒した。

木は俺が触れて、収納と唱えると消え、アイテム欄に木が増えていた。

作業が終わる頃には100本弱の木が集まった。



木を切り倒して、土地を広げたのには訳がある。

先程アイテムを確認した時に、スキルのボーナスポイントシステムについて見てみたんだが、


─────────────────

ボーナスポイント(VP)

VP:100


・初期の村 100p

・鍛冶屋  50p

・宿屋   50p

・城壁   500p

・城    1500p

  ・

  ・

  ・

  ・



自己強化

・スキル取得

剣術 10p

槍術 10p

斧術 10p

鎚術 10p

棒術 10p

杖術 10p

 ・

 ・

 ・

 ・


──────────────────


どうやら施設もポイントで建てれるようだった。

やり方は、建てるものを決める→建てる場所を決める→建てるの行程らしい。

先程はこの建てる場所を決めるで、土地の面積が狭かったらしく、建てられなかった。


自己強化の方には、何やら戦闘系が多いように思えるが、生産系や政治系などのスキルもあった。

どうやら職業だけは得られないらしい。

だけど、ヘルプを見た感じだと自分の行動によって職業は入手できるみたいなので、色々なことをしてみるつもりだ。


っと、ボーナスポイントシステムについての説明は以上だ。

それでは村を造るとしよう。


俺はボーナスポイントシステムから、初期の村を選択し、範囲をここら一帯─半径100mほどの円形─に指定して決定。

周りにが光だし、徐々にだが建物を形作っていく。


皆がその神秘的な光景を見守るなか光はひっそりと消えていき、あとには建物が残っていた。




昔の日本の家のようだ。

壁は木ででき、屋根は茅葺き。

そのような家が、30棟ぐらいあり、村の中心には広場がある。

広場の近くには井戸があり、中を覗いてみると、透き通った水が太陽の光を反射していた。



村の南側がそうした住宅地となっていて、北には大きな一軒家がドン!と建っていた。

勿論そこは俺の家だ。

一階建てだが、広く裏手には庭がある。

少し高くなった丘の上にあるので、村を一望できる。



東と西は今はまだ建設していないが、職人街と商店街を造る予定だ。


さぁ、これが今の構想となっている。


国の発展度は50%と、まだ100%にはなっていなかった。

これから、村人に教育したり、畑を作って作物を育てたり、周辺の情報収集をしたりと大忙しだ。


それが終わったら、少し自己鍛練をしようと思う。








今回のステータス


◇◆◇◆◇◆◇◆

名前:神無かんな

種族:人間

Lv.1

職業:王Lv.1、木こりLv.1

スキル

《前世の知識》《自動翻訳》《ボーナスポイントシステム》

【武術】【魔法】


◇◆◇◆◇◆◇◆




※説明※


神無─この話の主人公。日本から異世界に送られた高校二年生。黒髪を目にかかるまで伸ばしており、右目は完全に隠れている。背は170と一般的。運動神経は悪くはないが、良くもない。


女の人─【狭間の世界】にいた女性。神無を日本から呼び寄せ、異世界に送った張本人。容姿は銀髪を腰まで伸ばした美女。


レリー─神無の国の民である女性。銀髪を肩にかかるぐらいに伸ばした人。顔つきは神無いわく西洋風。体型はよく、出るとこは出て、しまっているところはしまっている女性にとって理想の体型の持ち主。年齢は10代後半。


※用語説明※


・Lv.(レベル)─これが上がることにより、交渉や戦闘で優位に立てることが多くなる。主にステータス上昇に関与する。


・ボーナスポイントシステム─初期値として100pポイントあり、そこからは色々なことをすることで増えていく。

例えば、民のレベルがあがる。職業が増えるなどがある。


・職業─行動によって増える。

例えば、木を斧で切り倒すと〈木こり〉。

料理を作り、他者に振る舞うことで〈料理人〉を獲得できる。


・職業Lv.(レベル)─職によって異なるが、職に関係する行動をとると上昇する。レベルの上昇により、筋力の強化など体が強化されていく。



スキル─その者に先天的、或いは後天的に備わった力のこと。その者の能力が昇華してスキルとなることもある。



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