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ヒスティマ~ゼロ~  作者: 長谷川 レン
第一章 白銀の少女
3/31

お金? 呪文? よくわからない♪

「雪は白く、白銀の世界へ誘い込む……」


私ことカナは初めて村の外に出た。

長年の夢だった事もあり、とても胸が踊っている。


だからか自然と村に伝わる伝承の歌を自然と口に出してしまう。


「白銀の世界は凍結した世界……。静かなる世界……。すべてを凍結させる世界は……やがて人をも凍らせる……でも――」


とまで言ったところで声が聞こえた。


「助けて!! お願い!!」

「?」


声が聞こえる。


「だれか~。いるの~?」


辺りを見渡す。

だがこの木々に覆われた場所で、しかも夕時では視界が悪く、人がいるかどうかもわからない。

だからとりあえず、私は呼んでみる。


「襲われてるの!! お願い! 助けて!!」


私の声は聞こえたようだ。

そして場所も分かったので女の子と怖い顔の男の人の間に入る。


「そっか~♪ たいへんだね~♪」

「「!?」」


二人が驚いて後ろに下がった。

そしてじっくりと観察してくる。

何かしたかな?

普通(・・)に走って来ただけなのに……。

観察し終わったのか、男の人が私に声をかけてくる。


「嬢ちゃんよ~。金出せや。痛いのは嫌だろ?」

「お金? お金って何?」


人にあったら出さなきゃいけないものかな?


「え!?」


女の子が目を丸くしてまたも驚いている。

男の人はバカにしたように笑った。


「ハハハ! バカか嬢ちゃんよ。そんなんじゃ嘘にもならねぇよ」


嘘?

私嘘吐いてないのにな~。

私の村にお金(?)みたいな物は無かったし……。


「まぁいい。出さねぇなら動けなくさせて借りて借りてくだけだ。

 我が名はルーガ!

  いでよ〝炎剣〟!

   全部炭にする!」

「ダッサ!! ()ぶための呪文ダッサ!!」

「うっせぇ! 呪文は選べねぇんだよ!!」


呪文?

呪文って何?

この人達の言ってる意味がわからないので聞いてみることとする。


「呪文って何?」


人差し指を頬に当てて、首を傾げる。


「え!? 呪文も知らないの!?」

「こいつぁとんだ田舎もんだな~。だが好都合。死ねや!!」


剣を逆手に持ち、切っ先を私に向けて突き出してきた。

私はそれを見て一言。


「そんな持ち方でやったって避けられるのがオチなのに……。てか遅すぎ♪」


彼の剣をへし折る。

そらもう綺麗に折れた。

そんなに魔力を込めていないのに簡単にポキッて折れた。


「んなぁ!? 俺の剣が!?」

「とりあえず……うるさいから少しおねんねして♪」


トス――


手刀で彼の首に入れ、意識を奪った。


「い……一瞬……。私より下っぽいのに……」


うん?

私を呼んだの……この人かな?

声も似てるし……。

よし!

決めた!


「名前なんていうの~♪」

「え? 私はぁ……。真陽って言いますぅ」

「そっか~♪ 私の名前は嘩来(かな)って言うの♪ 漢字で書くとよく間違われるからひらがなでいいよ♪ これからよろしくね♪ 真陽ちゃん♪」

「へぇ? う……うん」


よし!

首を縦に振ったから肯定だよね♪

じゃあ……。


「ところで真陽ちゃん!」

「ハ、ハイ!」

「おなかすいちゃった♪ 食べ物ない?」

「……お、お(うち)に招待するですぅ……」

「よろしく♪」


よし♪

今夜の食糧確保♪

いや~♪

村から何も持ってきてなかったんだよね♪

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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