表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
言の葉考  作者: 想 詩拓
67/91

2012年12月30日 『はだしのゲン』が語ること

 今年は世事に疎い筆者でも知っている名のある方々の訃報が多かった。25日に訃報を報じられた中沢啓治氏もその一人だ。

 中沢氏の代表作である『はだしのゲン』は、原爆投下を6歳のときに経験した作者が、原爆が引き起こした数々の生々しい悲劇と、それにたくましく立ち向かい、ゲンの成長を描いている作品だ。漫画の発行部数で言えば、現在の人気漫画には遠く及ばないだろうが、読んだことがあるという人はおそらくどの漫画よりも多いのではないだろうか。

 しかし、その評価は賛否両論といったところだ。昭和天皇に戦争責任があると批判しているからだ。これが左寄りの人に受け、右寄りの人には好ましく思われていない。

 だが、中沢氏は左右の思想を意識してこの作品を書いただろうか。少なくとも筆者が感じたのは、戦争と、戦争を推進する思想への率直な批判を感じただけだ。


 「踏まれても踏まれても真っ直ぐ伸びる麦のように強くなれ」。ゲンの父親から伝えられ、ゲン自身も何度も振り返る名言だ。つまるところ、中沢氏が伝えたかったのはこの心ではないだろうか。間違っていると思うことにはどんなに周りの風当たりがきつくても毅然と立ち向かえる、そんな強い心を持て、と。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ