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言の葉考  作者: 想 詩拓
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2012年04月15日 カリスマの継承

 著名人が己の半生を振り返る日経新聞の人気コラム「私の履歴書」。先月は大和ハウス工業会長兼CEO・樋口武男が担当していた。モーレツ経営者の成功物語としては痛快であり、いつになく楽しんで読めた。

 彼の原稿に頻出したのが同社の創業者である石橋信夫である。樋口が常に経営の苦しい部署に回された裏では必ず石橋の理不尽とも思える指令があった。それでも樋口は頑張って立て直しては、「あれはこういう事を教えて下さっていたのだ」と顧みる。石橋は「それに気づく奴と気付かん奴がおる」と答えた。


 カリスマ経営者の一番の難問は後継者の育成である。ただ教育するだけではリーダーシップに必要なカリスマは育たない。

 石橋の場合は樋口を選び、数々の難問に当たらせることで彼を鍛えた。同時に武勇伝を作らせ、カリスマをも備えさせたのだ。

 カリスマとはつまり実績だ。ゼロから大企業を作った功績こそが石橋ら創業者が備えたカリスマであり、人々を惹き付けていたのである。


 樋口の原稿は彼の主観であるため、石橋の真の意図は測りようがない。だが今の樋口を支えるのは彼自身が築いてきた実績への信頼であることは間違いない。

 石橋信夫はカリスマの継承に成功したのだ。

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