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ハイドリヒに踊る(歯車の僕たち)

作者: 新風航

ラインハルト・ハイドリヒ

悪名高きナチスの闇を担っていた高官です。

占領地の統治やゲシュタポなどの秘密警察、

アーリア人以外の民族の虐殺をしていました。

ゆっくり実況のアイザックさんが投稿している

ゲームにも中核として出てきますが、

あの冷酷でありながら隠しきれない人間味が

好きなんです。おすすめですよ。

ハイドリヒの言葉、神のオルガンに〜というフレーズを歌のイメージにしました。

哲学的テーマとメンヘラな恋愛歌の融合です。


神のオルガンに合わせ

稼働する現世

組み込まれた歯車

その歯車の歯

それが私たちだとしたら

運命を信じますか?



切った手首から流れる血には

あぁ痛い

苦しいのだと

安心を求めて

夜道をほつきまわる矛盾

吐きそうなようで

胸が締め付き

だったらこんな世界は



消えたほうが楽って

安直な考えですか?

実際僕らにできることは

泣きじゃくって

地面に座ったまま

動けないよoh

駅前凍えるようah ahh

僕らは神様には

すごく手に余る?

溢れ堕ちた

奈落の底

出来損ないの

アダムとイヴ

ねぇ 手 手つないで

一緒なら

こわくないでしょ?




昨夜のことを忘れてもいないよ

寝て起きたらほら

いつもどうりだって

頭のどこかで受け入れずにいる

この今を

眠って覚めなかったら

いいのって



摘んだ花から

落ちた夜

永遠に沈むあだごころ

ベッドに月が光る

吐息がかかって

二人なのに虚しくなる

だったらこんな世界は



実在に値しない

虚構だと思いますか?

実際僕らにできることは

泣きじゃくって

抱擁をしたまま

動けないよoh

動きたくない温もり

僕らは神様には

厳罰に処される?

溢れ堕ちた

奈落の底

出来損ないの

アダムとイヴ

ねぇ 顔 顔寄せて

一緒なら

死んでもいいでしょ?




僕たちを鈍重にした

肉体さえ霞む

この心と

背負わされた業に宿命

なおのこと愛おしい

君を



僕ら

消えたほうが楽って

安直な考えですか?

実際僕らにできることは

泣きじゃくって

地面に座ったまま

動けないよoh

駅前凍えるようah ahh

僕らは神様には

すごく手に余る?

溢れ堕ちた

奈落の底

出来損ないの

アダムとイヴ

ねぇ 手 手つないで

一緒なら

こわくないでしょ?


駆け落ちの夜

キリギリスが鳴いて

風になびく僕らに

あやす月

組み込まれた

歯車みたいにさ

オルガンに踊る定めなら

手を離さず

死んでもいいでしょ?





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