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アトマスからの知らせ

今回は早く出来ました!

「うん。これなら退院しても問題無さそうだね。クドウ君」

「はい!ありがとうございました!」


シリカ達が帰った後、両親も見舞いに来てくれて、シオを助けられなかった事を話すも父母からは「リュウキだけでも無事で良かった!」と大泣きされてしまった。それを宥めるのが大変だったが、俺は無事に退院して家に帰る事ができた。幸いにも家は無事に残っていて。扉を開くと両親がささやかな退院祝いの料理を用意してくれていた。だが、シオのいない家はやはり違和感があった。そうして食後に自分の部屋に帰りベッドに横たわると携帯が鳴った。

電話の相手はアトマス アデルフェア。


「アトマスさん?何だろ...」

「もしもし、クドウです」

「ああ、クドウ君か、まずは退院おめでとう。身体の方はどうだい?」

「グルノー先生のおかげで何とか生活できるようにはなりました」

「そうか、それは何よりだ。それで本題なんだが、我々人類側はエリディアンと正式に同盟関係を結ぶ事にしたんだ。それで4日後に宇宙政府首都のラハブル星で彼らと今後についての会談交渉が行われる事になってね。それでエリディアン側がその場に君の同席を求めてきたんだ」


ラハブル星は太陽系からフトゥールム宙域に広がる宇宙政府の勢力下の中でも最大の発展を遂げ首都と呼ばれる星のことだ。


「え?なぜですか?」

「それは分からないが向こう側の代表は君を助けたアラデスク皇太子らしいんだ。皇太子たっての頼みと言う事でこちらも断りづらくてね。どうか出席してくれないだろうか?」

「僕で良ければ、参加させていただきます。アラデスクさんには助けてもらったお礼も言いたいので...」

「そうか!参加してくれるか。ではそのように伝えておくよ。ラハブルまでの宇宙船のチケット等はこちらで用意するから安心してくれ、君は着替えぐらい用意してもらえれば大丈夫だ。準備出来次第また連絡するよ。それではまた」


そうして電話が切れた直後にまた電話が掛かってくる。


「今度は誰だ?...シリカ?どうしたんだろ」


そう呟き電話に出る。


「もしもしシリカ?どうしたの?」

「あ、リュウキ君?その...えっと......退院おめでとうっ!!!」

突然声が大きくなり若干驚きながらも俺は返事をする。

「あ、ああ...ありがとう。お陰様で無事に退院できたよ」

「そうなんだ。病院に居た時より元気そうで良かったわ。本当に」

「シリカ達のおかげだよ。本当にありがとう。でもあの平手打ちホントに痛かったよ」

「な!そ、それはあんたが約束守らないからでしょうが!」

「ははは、悪かったよ」

「うん。本当に元気そうで良かった。あ、そうだシラヌイ先生からの伝言でね。学校の今後について説明するから4日後に一度登校してね。

「4日後......ごめん、俺行けないわ」

「えっ!なんで?」


そうして俺はエリディアンとの交渉の件をシリカに伝えた」

「そんな事が地球外生命体との交渉の話はニュースで流れてたけど、まさかリュウキ君がそれに参加するなんて...」

「俺もびっくりしたけどエリディアン側が俺の同席を求めてきたらしいんだ」

「そうなんだ。大変なんだね。分かったわ!私が先生には伝えておくから、人類代表として頑張って来なさいよ!」

「ああ!頑張ってくるよ!」


俺は当日に向けて準備を進める事にした。



同時刻、スヴァールクス本拠地

惑星ソラリス


「メルターよ...例の件はどうなっている?順調に進んでいるのか?」

「順調と言いたいところだが予定よりも遅れそうだ。身体改造は無理矢理進められるが、精神面は厳しい、被験者は激しく拒絶をしている。故に戦闘本能の統括は人間部分にするが意識と思考は強化ウイルスで無理矢理捻じ曲げる事にした」

「ふむ、理想通りには行かないか。そうなれば何かしらのイレギュラーで無理矢理スヴァールクスの意識から解放される危険があるが、それはどう対処する?」

「...今の所は時間をかけてゆっくり定着させるしかないな...」

「精神の破壊が進まなければ制御無しに王として君臨する事は不可能であろう」

「何か良い方法を見つける必要があろう、オロニアルよ、俺はそれを考える」

「いいだろう。急げよ...エリディアン共の聖地イルメグ攻略までには使えるようには間に合わせろ」

「了解した」







たまに今までの話を見てこの表現伝わるかなって所があるんですよね。直すべきか悩みます。

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