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Space Liberator  作者: ツインタニア
銀氷のアリゲーター

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背水の一撃

ザメルのソーラーレーザーは再びオメガインフェストを焼き尽くす。


最初に比べれば目に見えて再生能力が落ちていた。


「ハァァ!」


ユウゴとロドメルは同じように囮作戦を実行していた。


(どうするべきだ......あいつの目の奥を狙う方法......俺のブリンクでは、あいつの警戒を掻い潜るのは無理だろう......しかし、目以外からでは硬い皮膚に阻まれちまう......)


ロドメルは戦闘をしながらオメガインフェストの核を破壊する方法を考え続けた。


その時、ザメルのレーザーを受けたオメガインフェストは再び捕食を行い、それを見たロドメルは倒す手段を閃く。


(そうか!......これならば......行けるかもしれない......だが、余りにも危険だ......失敗したら無事では済まないだろう......)


その時、囮になっていたユウゴが角で吹き飛ばされてしまう。


「うわあぁぁぁぁ!」


ユウゴは叫び声を上げながら近くの建物の壁に叩きつけられた。


「おい!大丈夫か!?」


「ユウゴさん!無事ですか!?」


「大丈夫ですか!?」


ロドメルはユウゴに駆け寄り、ルインとザメルも無線で呼び掛けた。


「ああ......受け身は取ったからな......大丈夫だ......」


しかし、ユウゴは立ち上がった後も少しふらついていた。


(駄目だ......このままじゃ......俺だけじゃなくユウゴまで犠牲にしちまうかもしれねえ......やるしかない!絶対に成功させてやる!」


ロドメルは奮起して走り出しながらザメルとルインに無線を送る。


「ルインさん!ザメル!次にレーザーを撃つ時教えてくれ!」


「......分かりました。後30秒ほどで次を撃ちます。備えて下さい」


ルインはロドメルが何かを思い付いたのだと判断して、返事をした。


「ユウゴ!こいつが捕食しそうだと思ったら教えてくれ!」


「何!?......分かった!お前を信じるぞ!」


2人は次のレーザーが来るまで敵の攻撃を耐え続けた。


「よし!レーザーを撃ちます!2人とも気を付けて下さい!」


ルインの言葉のすぐ後に、再びレーザーがオメガインフェストを焼いた。


その攻撃による傷の治りは遅く、オメガインフェストは周りに捕食する対象が居るか目をキョロキョロ動かした。


「ロドメル!こいつまた捕食するぞ!」


それに気付いたユウゴはロドメルに伝えた。


「了解だ!」


そうしてオメガインフェストは再び捕食の為に移動を始めた。


彼の移動先には再び数匹のスモリストが居た。


硬い皮膚を持っているのを良い事に2人に背を向けて捕食しようと口を開けた。


(今だっ!)


ロドメルはそれを好機と見て、ブリンクをして捕食され掛けて怯えたスモリストの前に立つ。


一瞬、目の前の巨大な口に恐怖を抱くもののすぐに気を持ち直して剣を構える。


「喰らえ!化け物!」


ロドメルは大きく口を開けたオメガインフェストに剣を突き刺して口内から核を狙った。


予想外の攻撃にオメガインフェストは対処する事が出来ず、核をロドメルの剣で貫かれて叫び声をあげながら倒れた。


「ハァ....ハァ....やった......やったぜ!」


「おい!ロドメル大丈夫か!?」


ユウゴは走ってロドメルの元に向かって行った。


「なんて危険な事を......一歩間違えれば、君が喰われていたんだぞ!」


ユウゴは友としての怒りの気持ちをロドメルにぶつけた。


「ああ......すまねえ......自分でも......覚悟を決めたはずなのに......ブリンクした直後は怖くてたまらなかったよ......」


ロドメルは俯きながら、口を動かした。


「でもよ、俺を信じて囮になってくれた。お前が吹き飛ばされたのを思い出して......絶対に倒さなきゃって......思ったんだ」


ロドメルはユウゴの目を真っ直ぐに見つめて力強く言葉を並べた。


「そうか......だが......あんな無茶はもう辞めてくれ......俺だってお前が死ぬような所は見たくないんだ」


「ああ......すまねえ......まだ、戦いは終わっていない。絶対に勝つぞ!」


「ふん、当然だ」


2人は立ち上がり、互いの光剣を重ね合いながら見つめ合った。


その時、救助者の介抱を終えたリュウキとシリカが2人の元に駆け寄る。


「すげえな。お前らこんなでかいのを倒したのか?」


「2人とも大丈夫?怪我はない?」


リュウキとシリカは倒れたオメガインフェストを見て、それぞれ声を掛けた。


「ああ、問題ない。俺達は大丈夫だ。それより、あの人達は?」


「とりあえず陣地の近くまで案内してきたよ」


「そうか......陣地ならばとりあえずは安全だな」


「それで、あの兵士達の仲間がこの辺に沢山居るらしいんだ。だから、とりあえず彼らを助けよう!」


リュウキは頼まれた事を2人に伝え、無線を介してルインにもそれを共有した。


「承知しました。では、私とザメルで上空から探していきます。見つけ次第連絡しますので、皆さんは地上の敵の掃討をお願いします」


「分かりました!」


そうして彼らは救助者の捜索を開始した。








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