表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

地獄と化した街

難しいですねー小説を書くのは、それはともかく、4話です!分かりにくいかもしれませんが楽しんでいただけたら幸いです♪

フトゥールム宙域より30光年ほど離れたとある宇宙船内 2541年5月30日 


「アラデスク皇太子殿下いよいよ明日、スヴァールクスのオロニアルによる人類への第二の攻撃が開始される見込みです。場所については人類が惑星ダラスと呼んでいる所です。」

「ありがとう、カラシコフ、もう明日の出撃準備は終わっているから、後は休んでくれて構わないぞ」

「いえ、私は皇帝陛下より皇太子殿下に付き従うよう命じられておりますので結構であります」

「そうか、ならお前は人類についてどう思う?」

「人類の観測業務に軽く触れたことがありますが、まだ宇宙へ踏み出しただけの下等で未発達な生物という意見が一般的ですな、ですが私個人の意見であれば将来的に見て我らと接触する見込みがあると思われますので見守っていくべきかと」

「では、この出撃の目的は知っておるか?」

「オロニアルの人類への寄生を阻止すること...それが主目的であると認識しています」

「うむ、人類が微量ながらもマインドエネルギーを有していることを、オロニアルが見抜いてしまったのだ」

「奴らは我らと同じく神から作られた片方の種族にも関わらずもう片方の我らエリディアンと違いマインドエネルギーを持たぬ。恐らくオロニアルの目的は人類にスヴァールクスのウイルスを寄生させ、支配して、そのマインドエネルギーを取り込む事だろう

「オロニアルはマインドエネルギーを持つ強力な手駒、そしてスヴァールクスを継ぐ自身の後継者を見つける事を悲願としていた」

「我らが介入しなければ、人類は壊滅的な打撃を受ける。無垢な民を餌にするわけにはいかん」

「はは!皇太子殿下のお気持ちしかと肝に銘じました!」

「そうか、もういい、下がれ少し1人にしてくれ仮眠したい」

「し...しかし!」

「命令だ!」

「はは!失礼いたします」

1人になった私は背もたれに身を任せ身体の力を抜く「やれやれ、忠誠心が高すぎるというのも考えものだ」そう呟きながら私は瞼を閉じた。



2541年5月31日 惑星ダラス 惑星都グランコ


基地を抜け出した俺は別世界と化した住み慣れた街を見て呆然とした。上空では飛行型の化け物と軍の戦闘機集団が交戦していてそこら中で銃声が聞こえる。今日の朝まで見た光景と同じ場所とはとても信じられないほど荒廃していた。


「いや、こんなことしてる場合じゃない、シオを見つけないと」


そう俺は呟くとサクヤに教えられた公園に走り出した。その公園はかなり大きく森と言われても疑わないくらい木が生い茂っており、家の近くだったこともあり、小さい頃はシオと2人でよく遊びに行っていた。

その時に2人で入り口が植物のツルで非常に分かりづらくなっている洞窟を発見して秘密基地にしていた。


「あの洞窟は公園で隠れんぼした時、唯の一度もバレなかった所だ。隠れるならあそこしかないだろ、シオ」と俺は呟いた。その時車の走行音が聞こえ急いで物陰に身を隠す。するとすぐに兵士の護衛を引き連れた戦車が通っていた。


「化け物に見つかったらまずいけど、軍に見つかっても抜け出したことがバレて連れ戻されちまうな」とりあえず銃声が聞こえる所は避けながら進んで行こうと思い先に進む。道中、死体を見るたびにシオの無事を願う気持ちは強くなった。


そうして俺は、まず公園近くの自宅の様子を見たが誰もいる気配はなく、すぐさまその場を後にして瓦礫を掻き分けながら公園へ向かった。


「ようやく着いた...シオ...無事でいてくれよ」


そう呟きながら俺は公園の中に入った。






如何でしたか?感想等あればお待ちしています!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ