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詩歌集2

忘れられたい、のに




 忘れてほしい

 私がいたことを

 私との記憶を

 忘れてほしい

 みんなの記憶から

 綺麗さっぱり消してほしい

 死んだとあとは

 覚えていてほしくなくて

 忘れてほしくて

 この地球ほしに私がいた証を

 残したくなくて


 ……のに

 なのに

 私は、詩や小説を書いている

 小説家になろうとしている

 小説家になろうものなら

 作品が

 形が

 私の生きた証が

 死後もしっかり

 残ってしまうのに

 

 私はどうしたいのでしょうね

 忘れられたいのか

 それとも

 覚えていてほしいのか

 矛盾する私のこころよ……



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