短編~過ち
「過ち」とは誰しも起こしてしまうかも可能性がある。
罪の重さは大きなものから小さなものまで様々であるが、どれ一つとして、消すことができる罪すなわち過ちは存在しない。
ここで一番やっていけないことは、過ちを過ちと認めずに、正しいことであると修正液で過ちをあたかも正しいことのように書き換えたり正当化したりすることである。
これこそ大きな過ちであり、これを繰り返していくと重大な犯罪も何のためらいもなく行ってしまう可能性がある。
すなわち、「少しだけならば大丈夫」という軽はずみさが、大きな過ちを招くのである。
今述べてきたことをふまえて考えたときに、大げさな表現であると思われるのかもしれない。
なぜならば、生まれてから現在に至るまで、全ての行動を法律で裁くことができるとしたら、世界中の多くの人に法律違反という結果になってしまう可能性があるからである。
例えば、蚊やハエを殺虫剤で殺した、10円玉を拾って自分のものにした、ケンカで殴り合いをした、嘘をついてしまった、など。
小さな罪を誰しも起こしていると考える。
「後悔先に立たず」という言葉があるように、過ぎてしまったことは変更することはできない。
だから、次に行動するときに、同じ過ちまたは、他の過ちを犯さないために、「注意して行動する」ことが求められるのではないかと考える。
このとき、前の文章でも述べているように「少しだけなら大丈夫」と軽く考えずに、行動の一つ一つに責任が伴ってくることを覚えておき常に注意する必要がある。