予想外っぽい
カナリヤside
突然だがこの世界には神様が大量にいる。
かなり失礼な言い方だけど。
その神様たちは交代で世界を見ていて気に入ったものに加護を与えるらしい。
今私を見ている神様はきっと、私のことが気に入らないのだろう。
魔力欠乏症で軽い貧血や脱水症状に似ためまいをやりすごしながらふとそう思った。
『安心しな愛し子。愛し子もリンクスもほかのガキ共もみんな私が守ってやるよ。』
『やや子を救ってくれた礼だ。指一本触れさせまい。』
頼もしく告げながら二人が私達の前に立って目の前の空間を睨み付ける。
リュコス様もリンクスさんも私を支えつつ、すぐに動けるようにしていた。
そして光は徐々に強まり、セツリッカの時よりも強く輝いた。
『…ねむい…すぅ……』
『ねえ、起きて。起きてったら』
『離してっ離してーっ』
…予想外。うん、まさに予想外。
現れたのは首元のもふもふした毛が魅力的な九尾の狐と嫌がる羊の上に乗っかって寝ているハリネズミだった。
ええええ…。
「これは…」
「なんとも気が抜けるな」
『あほっ気抜いてんじゃないよ。あいつら羊以外はみんな私より格上、凍える土地の同胞とどっこいどっこいさね』
『我らの見立てでは魔法陣の通れるものはあと2枠しかいなかった。しかし召喚できる最低級とはいえ無理やり枠を広げたあいつらは油断できん』
ネコ科二匹はすでに臨戦態勢。
それにならって二人も鋭く前の三人組を睨みつけた。
『離してっセツリッカたちがいるよう!食べられちゃうよっお家に帰してー!!!!』
『やだよぉ…あったかぁい、ベットだもん……すぅ』
『ほら、前の人たち警戒してるよ。外もなんかうるさいし。戦うの?』
『戦わないよ!帰して!返してええ!!』
『んー、条件しだい?…とりあえず今寝るの……ぐぅ 』
…羊さん哀れ。
さて、これからもふもふはどんなのを出しましょうかねぇ!




