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悪役令嬢の憂鬱  作者: くるくるもふもふ
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ピューマ=お母さん?ぽい

ピューマさんはティティさんと言うらしい。

彼女は私を愛おしそうに見つめ、それからあちこちに出来た傷に気付くと、リンクスさんとカフィルを恐ろしい形相で睨んだ。


『山猫ぼうや。今回は何も言わないが、いくら契約主だとしても愛し子に怪我をさせたらただじゃあおかないからね』

「ぐっ、わーってるよ。」


ふわふわのすべすべの尻尾が優しく?リンクスさんをどつき、意外に柔らかい真っ黒な肉球が、私の頬をむにむに押しながら鼻ちゅーをかましてくれた。

…とても可愛いんだがこの猫さんどうしてくれよう。


愛し子なんてめんどくさそうな単語私知らない。

悪役令嬢ってだけでも面倒臭いのにさらにチートフラグなんて知らないったら知らない。


『それからヒャハ坊主、今回は見逃すが…次愛し子に攻撃をくわえたら。そのニヤけた面、もっと笑えるように引き裂いてから、喉を噛みみちぎってやるからね』


見せつけるように剥き出した牙がとても素敵でした。

…訂正、猫さんはとても可愛いけど怖いです。

でも攻撃を受けた愛し子ってダレだろ…


「はいはい…猫ちゃん、精霊の躾くらいちゃんとしろよなぁ」

『今すぐ引き裂いても、構わないが?』


ジャキンっと爪を構えながら優しく言うティティさん。


…目が笑ってません。(がくぶる)


「おおっと、ぼくもーいくねー」


睨まれていたカフィルは逃げるように、いや明らかに逃げた。


『怪我が痛むだろう、可哀想に』


出ていくカフィルに目もくれずにリンクスさんからピューマさんが私を取り戻し?手足の拘束を文字通りその鋭い爪で掻き切ってくれた。


『ったく、愛し子に、吸魔の縄を使うなんてあのボケ共八つ裂きにしてやろうか。』

「吸魔の縄?」

『そこの魚が入った坊主と同じ物さ。縛った相手の魔力を奪うもの。魔力は枯渇すると体調にも影響が出る。だからあの坊主もぐったりしてるだろう?』

「え、でも私はなんともないですよ…?」


リュコス様を尻尾でさし示しながらなんでもないようにティティさんは言った。


『それは愛し子だからさ、愛し子には魔力が人外な程強い者が多いんだ。それよりもこの傷だ。ほら、こっちを向きな。』


そして蹴られたお腹や顔をペロペロすりすりしてくれる。


『愛し子、私達の力に癒しがある。私は戦闘や守ることに特化してるせいかあんまり効かないが、気休めになるだろう?ほら、連れていかれた愛し子の連れは気になるだろうけどまずは身体を治すんだよ』


柔らかな木の肌や月を思わせる色味の瞳に、暖かな言葉。

なんだろうこの無条件な安心感。



…お母さん?

自分のキャラの名前が覚えられないとか言えない…そして小説の構成を書いてたメモを落としてしまった…

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