表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トリニティ・ガイスト:亡霊と少女と軍神の航跡  作者: ベルシア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/24

第二十二話:入港

五日目の朝は、通信音で始まった。

ドック・ホテルの薄い壁の向こうでは、いつも通り自由港が動いている。搬送レールの低い振動。

遠くで外装板を打つ乾いた音。通路を急ぐ足音。

だが、そのどれもが今朝は少し遠く感じられた。

簡易テーブルの上の端末が短く点灯し、アドミラルの声が静かに響く。


『本艦、自由港外縁待機位置へ到達』


『誘導可能だ』


カインがベッドの端に座ったまま、短く息を吐いた。


「来たか」


 向かいでは、アイリスが毛布を握ったまま目を開けていた。

寝起きのまま数秒遅れて、その言葉の意味を飲み込む。


「……来たの……?」


『ああ』


 アドミラルの声はいつも通り落ち着いている。


『偽装外装、灯火抑制、熱源散逸、排気拡散。

 すべて維持中』


『ノクスの誘導があれば、そのまま大ドック6番へ進入できる』


 ミラはすでに身支度を終え、小型端末を開いていた。


「本日の行動予定を確認します」


 アイリスも身体を起こし、毛布を膝へ引き寄せたまま頷く。


「……うん」


「一、クロン・ワークスで最終確認」


「二、ノクスで自由港外縁へ移動」


「三、エーテルガイストを誘導し、アウターリング・ドライドック6へ搬入」


「四、押さえていた物資の引き取り」


「五、宿を引き払い、生活拠点をエーテルガイストへ移行します」


アイリスがその最後だけ、小さく繰り返した。


「……生活拠点……」


 宿ではない。ノクスでもない。自分たちの艦エーテルガイストだ。カインが立ち上がる。


「飯を食って動く」


朝食は、いつもより少しだけ良い物にした。

ホテルを出たところで、アイリスが通路の先の屋台を見て小さく言う。


「……あそこ、ちょっと違う匂いする……」


通路脇に出ていた屋台は、他より広く、鉄板の火も強い。焼ける油の匂いに、香草とスープの匂いが混じっている。カインが一度だけ看板を見上げた。


「今日はこっちにする」


 アイリスが少し目を丸くする。


「……珍しい……」


「大事な日だ」


それだけ言って、カインは三人分を頼んだ。

 出てきたのは、包み焼きより少し手の込んだ朝食だった。香辛料で下味を付けた薄切り肉を挟んだ焼きサンド。表面は強めに焼かれ、内側のソースは少し甘辛い。脇には焼いた根菜と、細かく刻んだ香味野菜。さらに小さな器に、魚介の出汁が利いた透明なスープ。飲み物は濃いめの茶。

アイリスが受け取った皿を見て、素直に顔をほころばせる。


「……ちょっと豪華……」


「朝から動くなら、このくらい入れとけ」


カインはそう言って、自分のサンドを一口かじった。肉の脂と香草の匂いが広がる。味は濃いが、嫌な重さではない。ミラも静かに着席し、同じように皿へ手を伸ばした。まずはサンドを一口。次にスープを少し。それから根菜へ視線を落とし、落ち着いた声で言う。


「本日の朝食は、かなり良好です」


アイリスがすぐに反応する。


「……また始まった……」


ミラは気にせず続けた。


「焼きサンドの表面温度は高めですが、内部の油分とソース量が適切です」


「薄切り肉は加工蛋白主体ですが、香草処理により単調さが抑えられています」


「特にこの甘辛いソースは、朝の覚醒に対する刺激として有効です」


カインが茶を飲みながら言う。


「要するに」


「うまいです」


 ミラは即答した。


 アイリスが思わず吹き出す。


「……そこは分かりやすいんだ……」


 ミラは次に透明なスープを一口飲んだ。


「こちらも優秀です」


「塩分はやや高めですが、魚介抽出成分と香味油の量が安定しています」


「起床直後の胃負担を抑えながら、体温上昇と塩分補給を兼ねています」


 アイリスがスープを飲み、目を少し見開く。


「……あ、おいしい……」


「…思ったよりちゃんとしてる……」


『有益だ』


アドミラルが通信越しに言った。


『記録を継続しろ』


「…提督まで当然みたいに言わないで……」


 アイリスが少し笑いながら言う。


 ミラは焼き根菜も一つ口に運んだ。


「付け合わせも合理的です」


「表面の焼き目に対して内部水分が残っています。咀嚼負担が軽く、携行食より満足度が高い」


 

「艦の朝食候補として、類似構成は再現価値があります」


カインがサンドを食べ終えながら言った。


「じゃあ記録しとけ」


「すでに記録しています」


ミラは穏やかに答える。

アイリスが少しだけ嬉しそうに皿を見た。


「……なんか、こういうのいいね……」


「何がだ」


カインが聞く。


「……今日は大きい日だけど、ちゃんとごはん食べてから行くの、なんか……いい」


「ちょっと落ち着く」


 カインは短く頷いた。


「それでいい」


通信越しに、アドミラルが落ち着いた声で言う。


『本日行うのは大型艦搬入だ』


『空腹で臨む合理性はない』


「うん……それはそう……」


 アイリスは小さく笑い、もう一口サンドをかじった。

屋台の湯気の向こうでは、自由港がいつも通り動いている。だが三人の朝だけは、いつもよりほんの少し丁寧だった。今日は、エーテルガイストがこの街へ入る日なのだから。

 

「……なんか、変な感じ……」


「何がだ」


 カインが聞く。


「……ずっと隠してたのに、今日、ほんとにこの街の中に入るんだなって……」


「……エーテルガイストが」


カインは短く答える。


「入れる場所を作ったからな」


ミラが静かに補足する。


「自由港側の導線は完成しています」


「視線誘導、補修搬入名目、記録処理。いずれも予定通りです」


通信越しに、アドミラルが落ち着いた声で言う。


『本艦は見られる』


『だが、見られても“補修対象の大型船”と認識されれば十分だ』


アイリスは茶をひと口飲み、少しだけ頷いた。


「……うん」


クロン・ワークスに入ると、ノクスは三番枠に静かに係留されている。補修を終えた小型艦は、もうこの工房の風景の一部みたいに馴染んでいた。

クロンは工具義肢を腰に当てたまま、三人を見る。


「来たか」


「ああ」


カインが答える。


「外は」


「流してある」


クロンは即答した。


「ドック6周りには補修資材の搬入予定を重ねた。

関係ない連中の目も少し外してある」


「完璧には隠れん。だが、“でかい補修対象が入る”くらいには見せられる」


ミラが確認する。


「ロイ側は」


「管理番号処理まで済ませてる」


クロンは鼻を鳴らす。


「お前らのデカブツは“補修対象 6-A”だと」


アイリスが少しだけ笑った。


「……ほんとに名前いらないんだ……」


「この街じゃ、名前がある方が面倒なこともある」


クロンはそう言ってノクスを顎でしゃくった。


「行くなら今だ」


 カインが短く頷く。


「出すぞ」


 ノクスは工房三番枠を離れ、工房街の船用通路を滑るように抜けた。ミラが操縦席。カインは主席。アイリスはその横で、何度も前方と端末表示を見比べている。自由港の中を出ていくノクスは、もう“よそ者の急造船”には見えなかった。工房に出入りする、少し癖のある流れ者の船。そういう顔だ。外縁へ抜ける補助航路へ入り、視界がひらける。巨大なリング都市の外壁。その向こうの黒い宇宙。点々と動く輸送艇、補給シャトル、作業灯。そして、そのさらに外。最初は、影にしか見えなかった。巨大な、沈黙した塊。灯火を抑えた鈍い船体。補修板を貼られ、外観を崩した巨艦。傷んだ大型輸送艦。そう見えるように偽装されている。だが、ノクスが近づくにつれて、その輪郭が少しずつ正体を浮かび上がらせる。

エーテルガイスト。約四百メートルの艦体は、いくら偽装してもその存在の圧までは消せない。

アイリスが息を呑む。


「……あ……」


その声は、ほとんど漏れた吐息みたいだった。


「……ほんとに、来た……」


カインは無言でその姿を見上げる。逃げる時に見た艦。隠し続けてきた艦。それが今、自分たちの作った道の先にいる。


『ノクスを確認』


アドミラルの声が、今度は艦橋の通信のように近く響いた。


『誘導を要求する』


カインが短く返す。


「ついて来い」


『了解』


ノクスが先に立ち、エーテルガイストをアウターリングドライドック6番へ引いていく。

自由港の外縁では、すでに補修用コンテナがいくつも動いていた。資材搬送ドローン。外装板。作業アームの展開。補修灯の点灯。クロンとロイが作った“補修搬入”の空気が、確かにそこにある。

視線はある。だが、その視線は一隻の巨大艦だけには集まらない。誰かにとっては、またどこかの訳あり大型船が入ってきた。それだけだ。

アウターリングドライドックの巨大開口部が開いている。普段は閉じられている重装甲ハッチが左右へ引かれ、内部の補修灯が白く奥まで伸びていた。ドック内壁のガイドラインが青く点灯し、誘導灯が進入角を示している。待機している支持アームは六基。磁気固定クランプはすでに展開準備済み。床面のビーコンも起動していた。ミラが静かに読み上げる。


「進入角、適正」


「速度、許容範囲内」


「ドック内支持アーム、同期待機確認」


アイリスが息を詰める。


「……ほんとに、入る……」


ノクスがドック開口部の脇を抜け、先導位置から外れる。その後ろを、エーテルガイストの巨体がゆっくりと滑り込んでくる。艦体側面の補修板が白い光を受ける。偽装外装の継ぎ目。傷んだ輸送艦に見せるための仮装甲。それでも内部に隠し切れない、流線型の戦艦めいた骨格。開口部との間隔は広くない。巨大艦だからこそ、わずかなズレが目立つ。だがエーテルガイストは揺れず、迷わず、静かに前進した。


『ドック進入開始』


アドミラルの声が落ちる。


『右舷側クリアランス、維持』


『左舷側クリアランス、許容範囲』


『前進継続』


支持アームが順番に伸びる。まず艦首側。次に中央。最後に艦尾。磁気固定クランプが船体外板へ接触し、低い接続音が響いた。ドック全体が、ほんのわずかに震える。アイリスが思わず小さく声を漏らす。


「……すごい……」


最後に艦尾がドック内へ収まり、開口部の外に残る影が消える。


『固定開始』


アドミラルの声が静かに響く。


『磁気固定、問題なし』


『外部ライン接続開始』


『補修ドック接続確認』


カインはそこでようやく息を吐いた。


「入ったな」


「……うん……」


アイリスの声は少し震えていた。怖さではない。

張り詰めていたものが、少しだけ解けた震えだった。ドック内ではクロンとロイが待っていた。

クロンはエーテルガイストの巨体を見上げ、さすがに数秒黙った。それから工具義肢を軽く鳴らす。


「……でかいな」


ロイも端末を片手に、その全長を一度眺めた。


「ホエール未満、か」


カインは表情を変えない。


「嘘じゃない」


ロイは鼻を鳴らした。


「まあいい。枠には収まってる」


「契約違反じゃないなら、それで十分だ」


そこで、ドック内のスピーカーを通してアドミラルの声が初めて直接響いた。


『受け入れに感謝する』


クロンとロイの目が、わずかに動く。


先に口を開いたのはクロンだった。


「……コイツが艦のAIか」


工具義肢を軽く鳴らしながら、エーテルガイストの外壁を見上げる。


「喋るとは聞いてたが、ずいぶん堂々としてるな」


ロイも端末を片手に、艦体の上部を一度見回した。


「艦載AI自体は珍しくない」


アイリスは少しだけ緊張が解けたのか、小さく息を吐いた。


「……ちゃんと、挨拶した……」


ミラが静かに補足する。


「アドミラルは礼節プロトコルを重視します」


「搬入に協力した対象には、初回の謝意表明を優先します」


『私は本艦の統合管理知性体、アドミラル』


『本艦の運用、管理、戦術判断、生活補助を担う』


クロンが小さく鼻を鳴らす。


「アドミラル、ね」


「大層な名だ」


ロイも口元だけ少し動かした。


「珍しくないが、提督とはまた大きく出たな」


『本艦の役割に照らし、適切な呼称だと判断している』


その返答に、クロンがわずかに口元を歪める。


「はっきり言う」


「嫌いじゃない」


カインが短く言う。


「こいつはそういう奴だ」


ロイが端末を閉じた。


「礼を言うAIか」


「それなら話は早い」


「こっちも契約通りに枠を用意した。そっちも契約通り、面倒を起こすな」


『了解した』


『本艦は自由港内において、契約範囲を逸脱する武力行使を行わない』


クロンが艦体の補修板を見上げながら言う。


「補修対象に見せる偽装も悪くない」


「近くで見れば無理があるが、遠目にはそれっぽい」


『評価感謝する』


『偽装外装は短期運用を前提に最適化した』

 

ロイがそこでカインへ視線を向ける。


「よく仕込まれてる」


「船も、AIもな」


カインは短く返す。


「そういう艦だ」

 

アイリスが少しだけ笑う。


「……うん……そういう艦……」


クロンは最後に工具義肢を軽く鳴らした。


「まあいい」


「でかい。喋る。提督気取り。面白い艦だ」


「ちゃんと枠に収まって、ちゃんと金を払うなら文句はねぇ。なぁロイ」


 ロイも頷く。


「同感だ」


「正体を聞く気はない。だが、契約の中で動くなら歓迎するここは自由港だからな」


『本艦も、協力関係の継続を希望する』


クロンが鼻で笑った。


「そこはまず、働きぶりを見てからだな」


 ロイが続ける。


「ギアハンドは口だけの相手には長く付き合わん」


『異論はない』

 

アドミラルの声は変わらず静かだった。


『結果で示す』


 その返答に、クロンはわずかに目を細める。


「やっぱり嫌いじゃねぇな、そういうの」


『以後もよろしく頼む』


クロンとロイはそれ以上深く聞かなかった。

聞かない方が、この街では賢い。



 搬入が終わると、次は押さえていた荷の引き取りだった。ノクスでジャンク・バザールへ向かい、スクラップ・フィストの店先に立つと、ヴェラは相変わらず椅子にもたれて義眼を細めた。


「……来たか」


「ああ」


カインが言う。


「引き取りだ」


 ヴェラは端末を見もせず、店の奥を顎でしゃくる。


「払いは済んでる。持ってきな」


 店の奥から、押さえていたコンテナが運び出される。主砲回りの改修用部材一式。 冷却導管。収束ライナー。補助部品。そして別枠で固定されたハルバード 6本。


アイリスがそれを見て小さく言う。


「……ほんとに全部、うちのになるんだね……」


「置き場ができたなら、そうなる」


 ヴェラはあっさり答えた。


「でかい物ってのは、買う前より、置けるようになった後の方が現実味が出るものさ」


カインは軽く手を上げた。


「世話になった」


「また来な」


ヴェラは椅子から動かずに言う。


「今度は、もっと面白い物を見せてやる」


宿へ戻ったのは、その後だった。宿の部屋は、来た時よりもさらに狭く見えた。仮の寝床。それ以上でも以下でもない。荷物は多くなかった。衣類。端末。細かな携行品。フロントに降りると、最初の日に部屋を取った女主人が端末を叩いていた。顔を上げて、三人を見る。


「チェックアウトかい」


「ああ」


カインが答える。


「今日で出る」


女主人は端末を叩き、部屋番号を確認する。


「B-12。最初に一泊分だけ払ってたね」


アイリスが小さく言う。


「……残り、4日分……」


「そうだよ」


女主人は肩をすくめた。


「残りは 1200ソル」


ミラが即座に支払い処理を済ませる。認証表示が灯る。


「受領確認」


女主人は頷いた。


「これで終わりだ」


「案外短かったね」


アイリスが少しだけ笑う。


「……うん」


ミラが続ける


「助かりました」


女主人は鼻を鳴らす。


「この辺は寝るだけの場所だ。役に立ったならそれでいい」


カインが短く言う。


「世話になった」


「また泊まりたくなったら来な」


女主人は端末に視線を戻した。


「ただし次は、もう少し静かな顔で入っておいで」


アイリスが少しだけ目を丸くする。


「……そんなに分かりやすかった……?」


「最初の日はね」


女主人は笑いもしないで言った。


「今は少し、この街の顔になってるよ」


それを聞いて、アイリスは小さく息を吐いた。


「……そっか……」


 エーテルガイストへ戻ると、空気そのものが違った。広い。自由港に比べて静かだ。艦内の照明はまだ控えめだが、宿の狭さに慣れた身体には、それだけで十分すぎた。ドック6の中にあるというだけで、もうこの艦は逃げるためだけの場所ではない。自由港の中に置かれた、彼らの拠点だった。ミラが静かに言う。


「生活区画、再稼働を開始します」


アイリスが通路を見回し、小さく息を吐く。


「……帰ってきた……」


カインは何も言わずに艦内を見渡した。

ドック。工房街との線。ノクス。ヴェラの部材。ロイの契約。クロンの工房枠。全部が、ようやく一つに繋がった。今度は通信越しではなく、艦そのものから響くような近さでアドミラルの声が落ちる。


『エーテルガイスト、これより自由港拠点化フェーズへ移行する』


アイリスが少しだけ笑う。


「……なんか、提督、ちょっと嬉しそう」


『気のせいだ』


その夜、三人は宿のテーブルではなく、エーテルガイストの艦内で端末を広げた。ミラが要点を静かに整理する。


「本日の結果です」


「一、エーテルガイスト、搬入成功」


「二、事前支払い済みの部材一式、引き取り完了」


「三、ハルバード 6本、搬入完了」


「四、宿のチェックアウト完了」


「五、生活拠点をエーテルガイストへ移行」


アイリスがゆっくり息を吐いた。


「……やっと、ちゃんと落ち着ける……」


「まだ終わっちゃいない」


カインが言う。


「でも、隠れるだけの段階は終わった」


ミラが頷く。


「はい」


『その通りだ』


アドミラルの声が艦内に響く。


『本艦はもはや、逃走用の艦ではない』


『自由港における拠点だ』


アイリスはその言葉を聞いて、少しだけ目を伏せた。


「……うん」


「ここから、また始まるんだね……」


「ああ」


 カインは短く答えた。


「ここからだ」


 エーテルガイストは、逃げるために身を潜める艦から、自由港で活動するための本拠地へ変わった。それは、ようやく手に入れた“置ける場所”であり、そしてこれから先、さらに多くのものを引き寄せる始まりでもあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ