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8話 説明をする

さっき私たちが通った道通り、露店がたくさん並んでいる道だ。

「キャー。助けてー。。。」「馬車がこっちに来るぞ、逃げろー」「この人、血が流れえてる」「騎士団を呼べー」

悲痛な叫びが、こだまする。



突然、大きな積み荷を背負っている馬車が、露店で人がたくさんいる道の中に、突っ込んできた。突然の出来事と多くの人がいるため、唖然とするもの、逃げようとしても動けないもの。いる場所によって思うことは違う。しかし、馬車が通った道の上にいた国民は全員、身体から血を流し、動いているか動いてないかだった。


跳ね飛ばされ地面にたたきつけら人は、

「う、、ううぅ」

「あーああーい、た、い」

「はぁーぁ、ははぁ」

と声を出して、微かに動いてはいるが、口も身体も動かない。

敷かれた人は、

「痛い。。いたい。助けてくれ。血がこんなに・・」

「足が、、足が・・お、折れて・・」

「・・・・・・」

痛みを訴える者もいれば、しゃべることができない者と様々だ。


その様子を見ていた人は

「誰か、誰かーこの子を、」

「兄上。しっかりしてください」

「おい、しっかりしろ」

「医者を、誰か医者をー」


王子達の生誕祭で賑わっていた王都の町は、一瞬にして悲劇の1日に変わった。



はっっ。目を見開き、先に見た映像?を理解し、身体が震えだす。どうしよう、どうしよう。今、走っているのは王城に近い道のため、露店がある道ほど人はいない。私はもう一度窓を眺めていると、フウドをかぶった二人組の子供が露店のあるほうに進んで歩いていた。


あの子たちは。。。


「止めてくださいー。」


大きな声で叫ぶ。馬車が急停止する。私は馬車を降り、先ほどのフウドをかぶった二人組の子供へ向かう。息を切らせながら二人組の前に回り込む。そして


「露店があるほうに行ってはダメです。はぁーはぁー」

息を切らせながら、行かないようにと叫ぶ。


「何言ってんだお前は、兄上、ほっといていきましょう」



と弟が兄にさっさと行こうと手を引っ張る。


「なぜ行ってはダメなのですか?その恰好から察するに貴族の令嬢ですか?今日は王子の誕生祭があるため王城に向かっているのでしょう?」

兄のほうは私の話を聞いてくれようとする。

「はーはー。はい」


息を整え、

「しばらくしない間に、露店が並ぶ道に馬車が乱入してきます。そして多くのものが乱入してきた馬車にひかれ、怪我をします。だから行ってはなりません」

フウドをかぶる兄のほうと眼が合う。


「しばらくしない間とはどれくらいですか?」

「え?えっと。」

「どれくらいですか?」


そう言われ、私は頭を働かす。子供が歩いて露店が並ぶあの通りまで行くには歩く時間。。。

「30分から1時間の間だと思います」



「わかりました、戻りますよ」


と今度は兄が弟の腕を引っ張り、王城がある方角へ走っていった。



馬車のほうに戻ろうと思ったが、戻ってもどうにもならない、魔眼のことは両親には話していない。ここで話したとしても、信じてもられえるかわからないし。私の足は自然と露店がある道のほうに走り出していた。








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