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18話 看破の魔眼

今までは、国王陛下にしか、視線がいっていなかったが、その発言で今度は王子達に視線がいく。

「あの、国王陛下、婚約者とは?」


「私の息子たちと婚約しないかということだ。意味は分かるだろう」

「あ、いえ、意味は分かるのですが、突然だったので、驚いてしまって」

「アストライア公爵から聞いていると思うが、3日前の誕生祭は二人の王子達の婚約者を見つけるということも兼ねていていたんだよ」

あぁー、そういえば、お父様が3日前に馬車の中で言っていたような?

んっ?何で、私?


「まずはアトラン、自己紹介を」



第一王子のが優雅に立ち上がり一礼する。

「はい父上、ユースティア王国の第一王子のアトラン・フォン・ユースティアです。ルセリア嬢、、会うのは3日ぶりですね。また、君に会えてうれしいよ」

「3日前は、王子と知らず、ご無礼な、態度をとってしましました。申し訳ありません」

「いや気にしていないよ」



3日前の初対面の時と雰囲気が同じだ。優しい笑顔で私をみてくる。

「あの私から質問してもよろしいでしょうか?なぜあの時、私の言葉を信じてくれたのですか?令嬢といっても私はまだ子供です。馬車の襲撃など普通なら信じれないのではないですか?」



「それは、ぼくが君と同じで魔眼を持っているからだよ」


「ま・が・ん?」

「看破の魔眼だ。そのものが嘘をついていないか、みることができる魔眼だ」

そういえば、王子達は二人とも魔眼を持っているという話だったなぁ。

「君の話を聞いたとき、僕は魔眼で君をみたんだ。その時、嘘はついていないことがわかり、あの露店が並ぶ道に騎士団を派遣したんだ」

「そうだったのですね。あの時は本当にありがとうございました、第一王子殿下」

改めて、私はお礼を言う。

「名前で呼んでくれて構わない。君には名前で呼んでもらいたいから」

「は、はい!アトラン様」

私が名前を言うと、アトラン様は微笑まれる。もし私の精神年齢が王子達と一緒なら、今の微笑みでイチコロだったかもしれない。



「次に、ロベルト、自己紹介を」


第二王子が少しすねたように立ち上がり一礼する。


「ユースティア王国の第二王子のロベルト・フォン・ユースティアだ。俺のことも名前で呼んでいいからなぁ」

口調は、少し乱暴だが名前で呼ぶことを許可される。

「ありがとうございます。ロベルト様。」



「あの時は、悪かったな、お前の話を無視しようとした。本当にすまなかった」



流石、子供でも王族ね。間違っていることに間違っていると言える。自分の非を認めきちんと謝れる。それこそが信頼や人望に繋がっていくのだから。

「いえ、私のほうこそ、無礼な態度をとってしまったことを、謝罪いたします」

お互いに謝り、少しおかしい気持ちになる。





「お父様、私も自己紹介してもいですか?」

第一王女のエクリシアが手を挙げる

「ああ、かまわんかな。ルセリア嬢、?」

「はい」

「第一王女のエクリシア・フォン・ユースティアです、。これから仲良くしてください。ルセリアお姉様」

かわいいい笑顔で自己紹介される。‘かわいい‘と心の中で思う。が、

「え、お姉様って?」

「だって、お姉様はお兄様たちと結婚されるのでしょう。でしたら将来は、私のお姉様になるのですから間違った呼び方ではないですよね」


わくわくした笑顔を向けられる。

左右を見ると、私の両親はとてもうれしそうにしているが。申し訳ないです。


「すいません、国王陛下、私はまだ婚約するつもりはありません」

と頭を下げる。‘少なくとも12歳で、婚約は無理です‘と前世の世界観がある私は心の中で思った。

書いていると、だんだん腰が痛くなってきます。皆様のコメントや評価が痛みの緩和になります。ぜひ、コメントや評価を。いろいろな人にぜひ進めてみてください。よろしくお願いいたします。('ω')ノ

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