二重スリット実験とオカルト、霊能者同士で食い違う話
二重スリット実験に関してはみなさんの方が詳しいかもしれない。
光は粒子なのか波なのかを確認するための実験で
二重スリットのどちらを光子が通ったか調べない場合は波の特徴を示す結果になり
二重スリットのどちらを光子が通ったか確認しようとしたら粒子の特徴を示す結果になる。
人間が観測するかどうかが実験結果に影響する。
これは本来あり得ない話だった。
人間が観測するかしないかに関わり無くリンゴは木から落ちるし地球は太陽を回る。
でも量子力学では人間が観測するかしないかで結果が変わる。
何故だろうか。
ひょっとしたら次元の違いで説明が付くのかもしれない。
三次元の物体を二次元で表す時、二次元には高さがないので完全な形では表現出来ない。
缶コーヒーを二次元に写しとるときに
真横から見れば長方形だが真上から見れば円形だ。
斜めから見ればまた違った形にもなる。
二次元世界の住人が三次元の缶コーヒーを見るときは
見る角度によって同じ缶コーヒーがまったく別の形に見えるようになる。
二重スリット実験の結果が観測方法によって変わるのはそれが原因なのかもしれない。
量子のような極小の世界が四次元世界の入り口なのかもしれないし
光子自体が四次元由来のものなのかもしれない。
見る角度によって違うものが見える
というのは霊能者の話にも当てはまるように思う。
霊能者はみんな自称霊能者のペテン師だから
と考えるのもアリだが実績があり本物っぽい人の間でも意見が違うことことは珍しくない。
むしろ同じことの方が珍しいくらいだ。
また前回書いた宗教同士の教義の違いも『見る角度』が違うことから生じる矛盾なのかもしれない。
三次元の人間が四次元の存在を見る時、それを見た人は見た時の角度によって同じものが全く違うものに見えてしまう。
それがオカルト現象の科学的な分析に決定的な障害になっているのではないだろうか。