直ぐそばにあるのに見えない世界
一次元の直線の存在は横方向にズレた平行して走る二次元の存在、横方向にズレた直線を見えない。
というのは前回書いた。
具体的にどれくらいズレたら見えないのか?
1センチ1ミリ1ミクロンズレたとしても見えない。
横方向の軸が一次元の住人にとっては『存在しないから』だ。
見えるとしたら横軸の線が自分達の線に交差する一瞬だけで
交差した地点に突如現れた点として見えることだろう。
きっと一次元の存在にとっては不意に現れて別の場所に瞬間移動する幽霊やUFOのように見える筈。
二次元の存在も同じように縦方向にズレた三次元の存在は
その高さが1センチ1ミリ1ミクロンであっても見えない。
上下方向の軸は二次元の住人にとっては『存在しないから』だ。
二次元の存在の上を歩く人間がいたとしたら二次元の存在に見えるのは
靴底が接触してる面だけで、それが転々と続く足跡として
幽霊やUFOのように現れては消える、瞬間移動してるように見えることだろう。
三次元の私達には四つ目の軸がどんなものかは分からないが
それが僅か1センチ1ミリ1ミクロンの近さに存在していても見えないし感じられない。
私達にとっては四つ目の空間軸は『存在しないから』だ。
しかし、三次元の私達と四次元の存在が交差した瞬間なら見ることが出来るだろうし
一次元が点、二次元が面として見ることが出来るのだから
立体の存在として見ることが出来る筈だと予測出来る。
やはり幽霊やUFOのようなオカルト的な存在が四次元世界の存在なのだろうか?
これは荒唐無稽な馬鹿馬鹿しい話だろうか?
目には見えなくても直ぐ近くにあり、どんな時にも、世界全体にあまねく、普遍的に存在する何か。
そんな存在を誰しも聞いたことがあるのではなかろうか?