egg baby cafeで目玉焼きトーストを:御徒町
先日は拙作、『マメーとちっこいの 〜 魔女見習いの少女は鉢植えを手にとことこ歩く』が発売されたのである。
となると秋葉原に足を伸ばすのだ。以前も書いたが大体において秋葉原に行くのは自分や友人の本を買うためである。
無論、今の時代書籍を購入するならばAmazonなどで買えばいいし、電子書籍でも良い。それでもわざわざ大きな書店に足を運ぶのは、自分や友の本が平積みにされているのを見るのが嬉しいからに他ならない。
『マメーとちっこいの』が書泉ブックタワーにどんと平積みされているのを確認し、ついでに一冊購入してから外に。
時刻は午後2時過ぎ。さて、飯の時間である。
秋葉原近辺では以前も『じゃんがららぁめん』や『渡橋米線』を紹介しているし、他にも浅草橋方面に好きなラーメン屋などあるのだが、その日はあまり麺や中華という気分ではなかった。そこで作家仲間の友人に声をかけてみたのだ。
『秋葉原近辺でオススメか偵察してこいという店ない?』
偵察というのは気になっているけど行ったことはない店があるなら行ってくるよということである。すると一人が何軒か店の名前をあげてくれたのであるが、その中の一軒が今回紹介する『egg baby cafe』だ。
紹介してくれた彼女は硬めの四角いプリンが気になるんだよねということであった。看板メニューなのであろう。
実際、私も昭和レトロ系硬めのプリンが好みであることは以前の『伯爵』回にも記したことである。確かに惹かれるものがある、だがここに決めたのはそれ以外のメニューが決め手であった。
目玉焼きである。
私が見たのは艶やかな目玉焼きが2つパンの上に載っている写真だ。いわゆるジブリ飯である。ジブリ飯とはスタジオジブリの映画に登場する食べ物で、鑑賞者が食べたいなと強く思うものを指す。
そのランキングの一位二位といえば、『ハウルの動く城』のベーコンエッグか『天空の城のラピュタ』の目玉焼きトーストである。
そう、目玉焼きといえばファンタジーなのだ。
また偶然にも『マメーとちっこいの』の発売記念SSをなろうにあげていたが、マメーが目玉焼きを作る話であった。
これは行かざるを得まい。
場所は御徒町の南、高架下である。北側はアメ横として発展したが、南側は私が子供の頃は工場と倉庫、飲み屋しかないイメージだったが、今は再開発が進んでいる。それでも高架はそのまま残っているし、北側に比べればずっと人通りも少ないのだ。
2018年の開業で、開店当初は列もできすぐに売り切れていたというが、今は落ち着いているようである。平日の昼下がりであったが、広い店内にはそれなりに客が入っていた。
内装はコンクリートの打ちっぱなし。倉庫を改築した風のアメリカンスタイルは御徒町という町にもあっているだろう。
注文したのは目玉焼きトーストとプリン、それにコーヒー。もちろんプリンも頼むのである。
さて、目玉焼きトーストである。皿にはフレンチフライが盛られ、その上にトースト、ベーコンエッグである。
下の写真を見て貰えばわかるが、見た段階で美味いとわかるだろう。炭水化物と油、塩。つまり最強! そう言いたくなる。
ナイフとフォークもついているが、これはかぶりつくのが正解だろう。ガブりといくのだ。
美味い。
見た目を裏切らぬ美味さである。
卵の黄身がとろりと垂れる。だが問題ない。皿にはフレンチフライが盛られているのだから、それに吸わせておけばいい。行儀良く食べるようなものではないだろう。そんなフレンチフライをつまみながら店の雰囲気を眺めるているのもまた良いものである。
ただ、そのあたり気になるのであるなら、もう一つの看板メニューである半熟卵のサンドイッチの方が良かろう。次に来たらそちらも頼みたいものである。
もちろんプリンも美味い。ビタースウィートなカラメルがかかった硬めのプリンは好みの中心にある。
食後、トーストを食べたとは思えぬ腹の重さであった。パンにフレンチフライ、卵2個にプリンだからな……当然であろう。
明日からはちと節制しよう。だがそう思いながらも私はケーキを買いに向かったのである。今日はマメーの出版記念だからな!
egg baby cafe
目玉焼きトーストとプリンとマメー
目玉焼きトースト接写
ぷりん!
つまり『マメーとちっこいの』買ってね!ってことである。
よろしくお願いします!








