0006. 転生完了!こんにちは、戦国時代の日本
初投稿になります。プロローグ(6話)は、毎日更新します。
それ以降は、3月末までは週2回更新(月木AM7時予定)をしていきます。次話から通常更新になりますので、次話は1月9日7時です。
暖かい目で見てもらえればと思います。
定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてもらえると嬉しいです。
1話1話は、短めかもしれないですが、慣れてきたら、少しづつ長くしていきたいと思ってます。
あと、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!
「おぉい、待ちな。まだ最後の確認してへんやろ。内容見て、問題ないんやったら、サインしてな。あと、残りの時間でスキルの練習せな、向こうでスキルを簡単に発動できへんで」
経歴書のような転生書類に、私の戦国時代への転生条件(転生先家庭、名前、年齢、年代、職業、スキル、能力等)が記載されていた。その下に、契約条項のようにやる事とやってはいけない事が記載され、1番下にサインするところがあった。
【転生の書】
名前: 里見 ✕✕
※転生したら、わかるのでお楽しみ
転生先: 里見氏
年代: 1500年代
年齢: 0歳
職業: 陰陽師Lv0
[陰陽五行Lv0、式神Lv0、鑑定眼Lv0
易占術Lv0、厄祓術Lv0]
スキル: 身体強化Lv0
料理Lv0
錬成Lv0
アイテムボックスLv0
顕現(幻獣):狐火ちゃん(常時顕現)
※能力は、転生したら確認するのよ
※名前も変えてね
おぉ、ちゃんと狐火ちゃんがいる。それも常時顕現で。ウェ~イ、ウェ~イ!もうこれで心残りはないわ!あぁ~、常時顕現だと、他の人にも見れちゃうのかな?見られると、鬼子に思われて、殺されちゃう。ヒェ~(;´∩`;)
それとスキルが結構あって、これだけでもかなりのチートね。あれ、でも、能力が見れない。またあとで見えるようになるのかな。
「あっ、あのぉ~、常時顕現だと、私以外の人も視えちゃいますか?視られて、私、殺されないですか?」
「うふふ、あはは。そんな事、気になったの。大丈夫よ~、神格があれば、ほとんどの人は視れないわ。視れる人は、相当霊感が強い人で悪い人は居ないから安心して♡
あと、自分のステータスは、ゲームみたいにステータスオープンって、思えば目の前に見えるようなるから。これは他の人には視えないから、見るときは、注意してね♡」
あぁ~、良かった、安心して狐火ちゃんと生活出来る。それにしても、また、口調が変わった!4人目?
どうなってるんだろう?まぁ、気になるが、安定のスルー一択で。
「その前に、エネルギーの消費をどちらの方法で覚える?最初にそ・ち・らを覚えてから、サインしてね♡♡」
「覚えるのは、もう決めてます。簡単な方法でお願いします。でも、どうやって覚えるんですか?」
「あは、簡単な方法にするのねぇ~、覚えるのは簡単よ~。頭に、ちょこっとインストールするだけだから♡♡ 直ぐに終わるわよ。ちょっと痛みがあるから、ガマンしてね、チュッ♡」
そう言うと、卑弥呼様は、私の額に軽くキスすると、両手で、私の頭を抑えた。
その瞬間、体に電気が流れたる感じがした。
「ぇ、ぁ、あばぁ〜〜〜、ぁっ、ぁっ、ぁっ、あぁ~〜」
あまりの痛みに、痛い〜とかの声にならない。声にならない声にしかならない。もう考えることすらできない、いつになったら、終わるのか。
ーーーー2分後ーーーー
やっと終わった。人として、見せてはいけない状態だった気がするが、そこは横に置いて、卑弥呼様に抗議をしないと。
このスキルを覚えるときだけ、体に電気が流れる感じで痛みがあるんだ?別のスキルのときは、何も無かったのに、遊ばれたなぁ(´Д`)ハァ…
「卑弥呼様、なんでこんなに痛いんですか!どう見ても人として、見せてはいけない姿だったじゃないですか!これは補償を求めてもいい気がします!いや、補償をすべきです!しないといけないです!する責任があります!」
「あらぁ、ごめんなさいねぇ♡でも、ここに居られる時間もう2時間ぐらいよ〜♡それに多少無理して、覚えたからスキルもちゃんと取れてるでしょ♡まぁ、謝罪も込めてオマケも付けておいたから、あとで確認してねぇ♡」
そう言われたのでスキル欄を見ると、確かに
『スキル: 神威顕現Lv0』
が載っていた。でも、オマケが見当たらない。
「オマケが見当たらないんですけど!どこにあるんですか!」
「向こうに着いたら、わかるわよ。今後のお楽しみね♡サインはしてねぇ♡♡」
ちっ、なかなか主導権が取れないけど、しょうがない。
そう思っていると、卑弥呼様の雰囲気がまた変わる。
「サインとスキル覚えるの終わったな。ほな、スキルの練習していこか。まずは、身体強化からや。身体強化のスキルは、エネルギーを感じるところからや。ほな、いくで。おりゃ」
「おりゃ」って、なんやねんと思ってたら、体の中に何か動いてる気がする、血液?いや、そんな感じじゃない。リンパ液が動いてるような感じに近いかな。
「なんか、体の中をゾワゾワって動いてる変な感覚があるんですけど、なにか変なことしました?」
「おっ、早速、感じてるやん。ええ感じや。それがエネルギーや。それを使って、体が強くなるイメージができればOKや。まぁ、あとは、向こう行ってから、練習しいや。時間もないしな。ほな、次、行こか」
まただ、また変わった。これは、アレで確定だな。
「次は、料理と錬成なのじゃ。どちらも、スキルの使い方の方向は、一緒なのじゃ、一緒にやって時間短縮をするのかのぉ、では、キッチンに行くかぇ」
料理と錬成は、のじゃ姫(仮)が担当で、さっきの身体強化がエセ関西人(仮)で、神威顕現がおねぇ様(仮)だとすると、陰陽師は、本命卑弥呼様って感じかな。
「……シ、ヌシ、ちゃんと聞いてるのかぇ。ボーっとしていると、どこぞの5才児に叱られるのじゃ。ヌシは、そういう趣味の持ち主かぇ。
もう一度言うが、エネルギーを感じたら、料理スキルをイメージするのじゃ。そうすると、その食材の切り方がイメージで視えるのじゃ、あと、食材にエネルギーを旨味を注ぐ感じで行うと、旨味等が染み込み美味しくなるのじゃ。他にもあるが、向こうで試すのじゃ」
まさか料理スキルに調味料機能付きとは、これは、どんな調味料が作れるか、挑戦せねば。
「錬成は、もっと簡単なのじゃ。食材じゃない素材にさっきと同じように、エネルギーを注ぎ、錬成をイメージすれば、終わりなのじゃ。これも向こうで試すといいのぉ。適当なゴミでまずは試すのがいいのじゃ。ポイントは、元の素材と近いモノの錬成をイメージすることかぇ」
おぉ、まさかの錬成はゴミ処理機能、当面はゴミ焼却場か!
「最後は、陰陽師のスキルね。陰陽師のジョブは、いろいろとできるから、いろいろと試してみてね。それでは、教えるわねっと言いたいところだけど、時間切れみたいね。
ジョブスキルの練習方法は、あなたのアイテムボックスに入れておくから、向こうで見てね。赤ちゃんのうちは、アイテムボックスから直接、見れるようにしておくから、ステータスのところから見るのよ」
話を聞いてる途中から、私の足元が光り、体が透明になっていく。
「あぁ~、1つ言い忘れたけど、ステータスの中に、称号欄があるからね~、起きたら、ちゃんと確認するのよ~。いろんな加護が付いてるから、楽しみにしてね。
ステータスの見方は、『ステータスオープン』って思えば、あなたしか見えないほぼ透明のプレートが出現するから、それで確認するのよ~」
「えぇ~、今、言います~、そういうのは、早……く……言って……」
最後は、言葉にならず、私の意識は沈んでいった。