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0058. 閑話・【八百幻】ギルドで読書タイム

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

 買い物を終え、一旦、荷物を部屋に持ち帰り、ギルドに行く準備をする。

「若菜さん、こんにちは。スキルを確認したりしたいんですけど、どうすれば良いですか?攻撃系のスキルとか魔法を使うわけじゃないので、訓練場じゃなくていいのかなとも思ってますが」


「琴音さん、こんにちは。確認したいスキルを小声で教えて。それによって、対応が変わってくるから」


「そんな、周りを気にするようなスキルは持ってないですよ。まぁ、確認したいのは、幻獣理解、幻獣料理、魔導具製作、採集、調合の5つです」


「よかったわ。そのスキルなら、問題無いわね。どれも、2階にある図書室でスキルを説明した本があるから、読むといいわよ。

 料理と調合のレシピ本、採集できる植物などの本も何冊か置いてあるから。レシピ本とかは、受付でも売ってるわよ。何か気になる本があったら、買ってちょうだい」


「そうなんだ。本も買えるんですね。ちなみに、本はいくらぐらいですか」


「そうね。簡単な本なら、銅貨2枚くらいかな。少しレベルが上がると銅貨4-5枚から銀貨1枚くらいまでよ。ここで売ってるのはここまでね。

 もっと上のレベルが欲しければ、それぞれの専用店に行くしかないわ。ただ、金額はかなり跳ね上がって、金貨1枚から大金貨数枚まであるらしいわよ」


「説明ありがとうございます。とりあえず、図書室に行って読んできます。欲しい本があれば、買いたいですが、今日と明日の宿泊代を考えると、1冊買えるかどうかなので、無理かもです」


「あら、昨日、銀貨稼いだのにもう無いの?まぁ、このあとでも、依頼を受けたら、まだゴミ処理も残ってるわよ」


「ちょっと、狐火ちゃん用の料理をしたくて、食材を買ったら、お金が少し心細くなってしまって。それと今日は、時間がないので依頼は受けずで、明日に依頼を受けようかなと。明日もゴミ処理があれば、依頼を受けますね」


「そうなのね、ゴミ処理はたぶん、明日も残ってると思うわよ。人気無いからね、あまり進んでないみたい。でも、明後日とか明明後日には無くなると思うから、早めに受けてね」


「わかりました。残ってたら、明日、受けさせてもらいます。図書室はそこの階段を登っていけば、大丈夫ですか。利用のルールはありますか」


「そうよ。そこの階段を登って、右側にあるわよ。ルールそんな無いけど、持ち出し禁止ね。一応、持ち出せないように魔導具が着いてるから、無理だとは思うけど、あとは、静かに中のテーブルで読んでください」


「わかりました。ありがとうございます。それじゃぁ、本を読みに行ってきます」

 さて、本を早めに読んで料理しちゃいましょう。時間を見たら、もう現実時間で45分ぐらい経ってしまっているので、頑張ってもあと現実で1時間くらいしかいられないな。


 図書室は高校の教室2つ分くらいしか無い大きさだったけど、このサイズなら探しやすいから、よかったわ。さて、お目当ての本を探しますかね。料理を優先的に調合と採集、魔導具製作の順かな。幻獣理解って、何か本があるのかな?

 入口付近に本の検索機(魔導具なのかな?)があったので、5つ全部検索して、場所を確認した。料理と採集、調合は、何冊もあったので、初心者、初級レベルの本だけ選んだおいた。また、時間を見つけて本を読みに来なければ。

 さてと、まずはスキル説明本からね。一応、現実時間で30分、いや、20分だけ読むことにしよう。


 読んでみると、想定通りのスキルと読んで良かったのとあるが、簡単にまとめるとこんな感じに書かれていた。


幻獣理解:

 スキルレベルが上がれば、アイコンタクト、念話等ができるようになるが、同じ幻獣種族でも、当然個々に性格・資質が異なるので、明確な体系化が出来ていない。

 幻獣本を読むことで、レベルが上がりやすくなることだけは、証明されているので、積極的に本を読むように。


幻獣料理:

 幻獣向けの料理を作るときに品質に上方補正が付いたり、料理の手際がよくなり、時間短縮ができるスキル。

 ただし、同じ幻獣種族でも、当然個々に味の好みが異なるので、どこまでこのスキルの品質上方補正の影響なのか、明確に立証は出来ていない。

 幻獣理解と合わせて活用すると本獣の好みで作ることができるので、スキルが上がりやすい。手際よくやるには、数をこなすしかない。


魔導具製作:

 PC(プレイヤー)用と幻獣用、対魔獣・魔物向けの3つに大きく分かれる。それぞれ上位スキルが分かれるため、どの道を究めるかは、本人の志向次第。すべての上位スキルを究めるとさらなる最上位スキルの道が拓かれると言われているが、その道に立ったものは未だいない。


採集:

 森などで採集する際に、採集するものを見つけやすくなったり、採集するときにキレイに採集できる補正がはいる。スキルレベルが上がると、採集ポイントがわかりやすくなるが、そのためには、採集知識が必要となる。千里の道も一歩から。


調合:

 原材料を使用して、新たなものを生成する。調合した者同士をさらに複数回利用して、上位製品を作製することも可能。初心者、初級レベルであれば、レシピ通りの作業手順で、ほぼ失敗はしない。何度も失敗する場合は、才能が無いので、諦めたほうがよい。


 スキル本に時間が取られたので、料理レシピ本だけ読むことにして、早めに寮に戻って料理をしなくては。

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