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0046. 思い出十 下 新たな交易船造り

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!


皆様に評価いただき、2月27日夜の日間ランキングで31位にランキングされてました。

ブックマーク、☆評価していただきました方々、ありがとうございます。

 さてと、少し想定とは違う形にはなったけど、湊街をどこにするかは決まりそうだね。あとは、そこに行くまでの船をどう作るかだよね。外洋航海ができるレベルには将来的にしていきたいけど、今はまだまだそんな技術もないだろうし、船大工がまずはいるのかを確認するところからだね。

 それと、どのような船を作るかだよね。なんとなく聞いたことがある船の種類は多いんだけど(※大〇〇時代とか言うゲームの話をおじいちゃんから聞いたことがあるのだ)どんな船なのか、まったくわからないから、これは、チート情報を使わせてもらうしか無い。久々にアイテムボックスに入っている本を読んでみますかね~。船の本はありますように。


 本を探して読んだ結果、戦国時代で作れそうな船はダウ、ベルガンティン、ナオ、スループ、軽ガレー、キャラック、ガレオン、ジーベック、ジャンク、ガレアス、安宅船、関船、シップ、フリゲート、鉄甲船、合の子船と10数種類あるのがわかった。

 一応、船のイラストとサイズ表記もあったので、なんとなくは絵図を描いて渡せそうだけど、材料を切り出して乾燥させるところが大変そうだな~。細かい設計図は作れないと思うから、最後は船大工さんの勘と経験と度胸にお任せするしかない。

 とはいえ、外洋航海までは今回はしないし、出来ないからね、天測航海術を船乗りさん達ができないからね。

 あと船は全部描いても、船大工さん達、困るだろうから、お勧めを2、3渡すことにして、技術力が上がってきたら、全部渡すことにしよう。

 まずはどれから渡すかだね。用途としては交易に使うんだから、積載量が大きいモノが良いよね、それと操船するのに少ない人数で出来るのも必須だと思うんだよね。

 本に書いてあった内容を元に考えると量だと、ナオ、キャラック、ガレオン、ジーベック、ジャンク、ガレアス、安宅船、フリゲート、シップ、鉄甲船になるのかな。それと必要人数は、軽ガレー、スループ、関船、合の子船が少なくて、その次に安宅船、フリゲートね。安宅船の方は外洋に出れないから、ここはフリゲートがいいかな。

 量と人数の両方で考えると、フリゲートを基本にして、大きさでどうにかするかを船大工さんにぶん投げよう。

 あとは、合の子船とジーベックが交易に使われていて良いらしい。フリゲートが難しそうなら、合の子船とジーベックにしよう。それでも無理なら安宅船にするか。

 それじゃぁ、4つの絵図を準備しますかね。父上に話をすれば、絵図の準備をしてほしいと言われるのは間違い無いし、初めから持っていったほうが時間の短縮になるのよね。光賀に確認した結果を父上から聞くまでに用意しておこうっと。



ーーーー

「琴、今日は呼び立ててしまってすまぬな。先日、話を聞いた交易のことを光賀に聞いてみたのでな」


「父上、確認ありがとうございまする。早速ではございまするが、して、光賀はいかように、お答えになりましたか」


「光賀に確認したが、琴、そなたの言う通りであった。こちらからの船を出すにあたって、近場の敵のところに行くよりは、少し遠い府中や大湊のほうが良いとのことじゃ。

 湊の大きさ、商いのしやすさは、大湊のほうが良いらしいが、こちらから行くには、いくつもの湊に寄らねばならず、津料が多くなるので、あまり利は出ないであろうと、であるならば、府中で商いするのが、利になろうと言っておったわ」


「そうですか、光賀がそう言うなら、まことに府中のほうが商いになるのでしょう。それでは府中とこの安房の商いを推し進めましょう。

 それで、府中に船を出すにしても、光賀が言う通り、いくつもの湊に寄っていたら、商いになりませぬ、そこで宇迦之御魂神様に交易ができる船について、御神託いただけないか、御祈念を致しました。

 すると、後日、願いを聞き入れていただけ、新たな船をいくつか教えていただけました」


「おぉ~、そなたは、そこまで姫御子としての才があったのであるか、それでは御神託でお聞きした船を作れば、商いがうまく行くであろう。

 して、その船の絵図は作れそうであるか、我が里見家の領内には数がそこまでおらぬが、船大工がおるし、社を作るために畿内より宮大工を募って移住もしてもらって来ておる。人手は少ないがどうにかなるであろう」


「すでに御神託の船の絵図は準備しておりまする。この絵図で船を作れるのか、船大工に確認をお願い致しまする。絵図は四つ、松一つ、竹二つ、梅一つにございます。

 今の船とはだいぶ違いまするので、1年、2年ぐらいの時間がかかると思いくださいなまし」


「絵図の準備、ありがとう。これを船大工の棟梁に渡しておくが、絵図に関して、なんらしかの質問があろう。そなたの姿を明かすわけにいかぬゆえ、どのようにしてやり取りをするか考えるが後日、質問に答えてほしい」


「承知致しました。どのようにしてやり取りできるか、わかりませぬが、船大工と絵図について話をしておきまする」


 このときは、気軽に船大工さんとやり取りをすると言ってしまったが、後日、あんなことになるなんて、まぁ、予定よりも早くジーベック、合の子船と安宅船ができたので、文句は言えないのだが。さすがにフリゲートはまだ無理だった。

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