表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/324

0040. 思い出八 結 初召喚!✕✕にきめた

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

 もうすぐ3歳になる。あと1週間くらいかな。みんな、私の誕生日を心待ちにしているのか、ソワソワした感じがある。3歳の誕生日までには、神威顕現出来るといいなぁと地道にやってきたけど、まさかまだ出来てないとは想定していなかった。

 本を読んで、しっかりと方法わかった状態で8ヶ月近く何も進まないとは、恐るべし神々の時間感覚。

 とはいえ、なんか出来そうな感覚はあるんだよね、最近は。もう少しトンネル穴を拡げるイメージしたり、もうちょっと圧縮濃度を上げたり、魔素量を増やしたりすれば………って感じ、何か一つキッカケがあれば何だよな~。

 ひっかかりがあり、モヤッとしているのだ。気分転換で最近、やってなかったことを神威顕現の発動時にやってみるか。

 そうだなぁ。最近は、属性イメージして無かったし、何か属性をイメージしながらしてみるか。何がいいかなぁ、ひきこもりモフモフを考えると、水とか木があると便利よね。

 水も木も狐火ちゃんの火とのあまり相性良くないけど、八百幻では、3人組として仲が良かったんだよね、不思議と。なので、顕現させるなら、どちらか顕現出来そうな方で、まずはしたいなと思う。


 で、まずは木の方だね。アラクネとかドライアドのようなのをイメージするか、花妖精のようなのをイメージするかだけど。まぁ、ここはKawaiiが正義なので、八百幻で一緒に居た花妖精をイメージするしか無いでしょう。これで顕現が何度も失敗するようなら、別の手段を考えてみるわ。

 水の方は、ウンディーネがパッと思いつくけど、木の方を女のコでイメージしたから、水の方は、やっぱり男の子でしょ。そうなると、水妖とか河童とかしか思いつかないけど、こっちも八百幻のときのコロポックルのような妖精?をイメージしようっと。これで属性イメージは、大丈夫かな。

 狐火ちゃんを顕現させてもらうときに八百幻の話をしているので、他の幻獣も考えてくれてるだろうと勝手に期待しておこう。

 じゃあ、実際に試すのは、みんなの寝静まった夜か、明け方かな。起きてる可能性を考えると、夜がいいけど、花ってことを考えると、朝の開花って、イメージがし易いから、いい気がするんだよね。まぁ、明け方やって失敗したら、夜やってみるでいいかなぁ。



ーーーー

 さて、まだたき達は、起きていないわね。いつもより一刻くらい早く起きているから、たぶん、大丈夫かなとは思うけど。神威顕現をする場所は、庭先でやるか。

 ホントはもう少し広いところか林のそばでやりたいのだけど、移動して、探されると大騒ぎになりそうだしね。今回は、庭先でいいでしょう。

 ふぅ~、いつもと同じように魔素を圧縮して、体内濃度を上げている。緊張しているのか、いつもより時間がかかっているが圧縮そのモノはできている。

 圧縮した魔素を使った花の咲くイメージは、やはり桜満開百花繚乱がいいかしらね。桜満開でさくら吹雪が舞う顕現トンネルを意識して、Kawaii花妖精が飛び込んで来るイメージをする。

 徐々にトンネルを大きく、さくら吹雪も大きく舞っているとイメージを拡大していると、カチッと何かがハマった気がする。イケる、このタイミングなら、顕現できそうな気がするわ。


「来て、Kawaii花妖精。私と一緒に花で遊びましょう。神威顕現!」

 無詠唱でも良かったが、無意識で声を出していた。

 言い終わると、体内の魔素がゴソッと指先から無くなっていき、私の目の前がモヤがかかった状態で徐々に明るくなる。

 きたぁ~~。モヤが晴れると足元にハワイアンダンスの花かんむりとレイをしたノルウェージャンフォレストキャットのような仔猫がいる。

 尻尾が3本あるから、猫又?になっているが、【八百幻】のときに一緒に居た『花梨ちゃん』の気がするわ。相変わらず属性過多な気もするが、Kawaii良いし、問題無い。それに顕現に初めて成功した。


 うぉ~、良かったぞぉ~。感情が込み上げてきて、涙で前が見えなくなる。

 少し時間が経つと落ち着いてきた。今でも体から魔素が少しづつ抜けている感覚があったからだ。これが、幻獣への魔素供給ってことなのかな、次は常時顕現に向けて頑張るしかないわね。

 こんなKawaii子に常時会えないなんてもったいないわ。それとホントに『花梨ちゃん』か確認しないとね。


「ねぇ、あなた。あなたは、もしかして、花梨ちゃんかしら、私と一緒に冒険していたあの花梨ちゃんなの」

 そう言うと、仔猫は私の方に来て体をこすりつけてきた。やっぱり、花梨ちゃんで間違いないようだ。

 こうして、狐火ちゃんに続き、八百幻で一緒に居た花梨ちゃんをこちらの世界に呼ぶことが出来たのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ