0320. 消化不良の連携確認
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それぞれの攻撃があたったところで、魔物を倒した。
「おつかれ~、連携も問題無い感じだったねぇ。実際どうだった?」
「あんな弱い敵なんだから、連携もあったもんじゃないわ。練習にも、確認にもならなかったわよ」
「まぁ、久しぶりにみんなと戦闘して楽しかったけど、紫翔の言う通り、連携するまでもないくらいの魔物だったから、もっと試してみないと、わからないかな」
「楽しかったけど、あっさりしすぎちゃったかな。もっと強くても大丈夫だし、数がいてもいいと思うよ」
「まぁ、そんなもんだよね。後衛から見ていても、オーバーキル過ぎるんじゃないかなと思ったしね。それじゃ、このまま単体を探して戦闘しても、意味無いだろうから、数体、2-3体の魔物のグループを探して戦闘してみますかね」
「そうよ。単体なんかこのメンバーなら問題ないわよ、最初から複数体を狙えば良かったのに」
「まぁ、そうだけど最初からここまであっさり勝てるとは思って…………いました。すみません。」
紫翔ちゃんが楽過ぎて、ちょっと拗ねているので言い訳しようと思って喋り始めたら、眼つきがヤンデレっぽい冷たい視線を感じたので、つい素直に謝ってしまった。
「まぁまぁ、琴ちゃんが失敗しないように、気を使ってくれたのは、紫翔だって、わかってるでしょ」
桂華くんが私のことをフォローしてくれてる。ありがとぉ~~
「……そっ、それはわかるけど……」
「はいはい、これはもうおしまいにして、次行こう、次。そこでストレス発散すればいいんじゃない」
「もぉ~、わかってるわよ。琴ちゃん、次行くわよ、もうわかったんだから、次は2-3体じゃなくて、4-5体でも大丈夫だからね」
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その後、6層で何度か戦闘をしたが、大体2体、1回だけ3体の魔物のグループにしか会わず、連携もそんなに必要が無かったので、若干消化不良気味になりながら、7層に降りる階段のところまで来てしまった。
「もう7層のところまで来ちゃったわね。戻る時間もあるし、今日はこれぐらいで終わりにして、本格的な連携の確認はしょうがないけど、明日以降にしましょう」
「えっ、えぇ~、こんな状態で終わりにしちゃうの?もう中途半端よ、モヤモヤっとして気持ち悪いわ。スッキリするまで連携の確認しましょうよ~」
紫翔ちゃんがはっきりと反対の意見を言ってくる。私としても中途半端感がすごいこの状態で終わりたくはないけど、これ以上攻略していたら、時間オーバーで、また氏兼達が心配するし、たき達にお小言をもらうことになってしまうので、それだけは避けたい。
「紫翔ちゃん、私も中途半端だなとは思ってるし、先に進みたいけど、時間オーバーだからさ。このまま進んじゃうと、氏兼達に心配かけて、怒られちゃう。この間、心配かけすぎたから、当分自重しておかないといけなくて。明日以降でしっかりと連携確認しましょう」
「もぉ~、わかったわよ。それと明日以降じゃなくて、明日よ。明日。ダンジョンに来るのは、それで手を打つわ」
「はいはい、わかってるわ。明日ね。みんなもそれでいいかしら」
「うん、それでいいよ」
代表して水蓮くんが答えてくれた。
「じゃぁ、今日はここまで、お疲れ様〜」
こうして、消化不良でみんなの連携確認は終わりにした。まぁ、桂華くんと紫翔ちゃんの顕現が出来たので、私としては十分なんだけどねさて、戻ったら、氏兼達に報告しておかないとダメかな。
みんな見えないとはいえ、たきとか一部の人はなんとなく感じ取れるんだから。
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