0318. 2人目顕現!どんな子だ!!
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「何も聞いてないけど、たぶん、大丈夫だよ~~。今回来たことで、琴ちゃんの匂いとか諸々わかったから、今度来る時は、それを辿って来れると思うよ。何度も来てれば、そのうち、しっかりと道ができると思うから、頻繁にこっちに呼んでね。待ってるよ~」
「そうなんだ。大丈夫。ダンジョンに来れば、必ずみんなを顕現させてるから。じゃぁ、ちょっとみんなと話をしてて、紫翔ちゃんも顕現させちゃうから」
「うん、わかった。紫翔は居るって聞いてたけど、向こうで会うこと無かったから、楽しみだよ。それじゃ、狐火達と待ってるよ~、じゃぁねぇ~」
軽い感じで狐火ちゃん達のところに行く。結構なんだかんだで、会うのが嬉しそうだ。
さてと、桂華くんも向こうに行ったから、紫翔ちゃんを顕現させますかね。
桂華くんと同じように順調に顕現トンネルを作っていく。桂華くんと同じぐらいになったので、これで十分だろう。
よしっ、紫翔ちゃんをイメージしてと、紫翔ちゃんは避けタンク陽動の鳥系だね。八百幻の時と同じ姿をイメージでいいかぁ。たぶん、顕現されてくる姿とは違うだろうけど、みんな違ってるからね。そこまで影響ないでしょ。
そんな感じでイメージして、紫翔ちゃんのイメージがしっかりと固まった瞬間、カチッとしたハマった感じがした。
「紫翔ちゃん、また敵を翻弄して倒してね、顕現!!」
顕現のスキルを発動させると、少し離れたところに先ほど、光が差し込む円形の魔法陣が現れた。桂華くんのときと同じだね。そして、魔法陣も回転し始め、風も出来てきた。ここまで来れば、もう失敗はないでしょ。そう思ってると、バッと光りが明るくなり、目を閉じてしまった。
少し経って、目をゆっくりと開けると、 魔法陣の中から影が現れた。
「やっと会えたねぇ。もうずっと待ってたんだからぁ。もっと早く呼びなさいよね。もうぉ琴ちゃんったらぁ」
うんうん、紫翔ちゃんだね。姿は予想通り変わっているけど、雰囲気は変わらないわ。
「紫翔ちゃん、久しぶり。変わらないわね。会えて嬉しいっ。また紫翔ちゃんのすばしっこい戦いを見せて。見るの楽しみにしてるんだから」
「まっかせなさいよ。向こうの時と同じようにやってやるんだからね。狐火も花梨も安心して見てなさいよ」
相変わらずだなと思う、狐火ちゃんと花梨ちゃんのことを可愛い妹のように扱うこの感じ。 これで狐火ちゃん、花梨ちゃん、水蓮くん、桂華くん、紫翔ちゃんで5人ね。あと1人はまだこちらに来て無いようだから、もう少し先かな、会えるのは。でも、最後の1人の情報を何か知ってるかもしれないから、2人に聞いてみるかな。
「うん、紫翔ちゃんには期待してるよ。みんなのこと、お願いね。それと輝凜ちゃんのことは何か知らない?花梨ちゃんと水蓮くんからは、まだこっちの世界に来てないんじゃないかっては聞いたけど」
「輝凜は、まだ来てないわよ。あの子だけ何故か、準備が出来てないって言われて、八百幻の世界に残ってるわよ。私がこっちに来る時に最後に会ったけど、寂しそうにしてたわ。神様もかわいそうなことをするわ。あの子以外、全員こっちに来ているのに」
「えっ、そうなの。輝凜ちゃん以外全員来てるの?じゃぁ、なんで輝凜ちゃんだけ来れてないの?」
「それはよくわからないけど、たぶん、特殊個体の影響もあるんじゃない。まぁ、それ以外は考えられないと思うけど。この辺の話は桂華はしなかったの、あのバカタレ」
「桂華くんからは何も聞いてないよ。さっき言った通り、花梨ちゃんと水蓮くんに聞いたぐらい」
「それよりも、私と桂華も顕現できるようになったんだから、ダンジョンの攻略をガンガン進めて、私達も常時顕現出来るようにしなさいよ」
うぅ~、やっぱりかぁ。常時顕現させるにはダンジョンの攻略を進めないとダメかぁ~。
「わかってるわよ!私もみんなとこっちの世界でずっと一緒に居たいから、少しずつ頑張るわよ」
「そうよ。その意気でお願いねっで、今日はどうするのこれから」
「今日?今日は顕現することしか考えてなかったけど、順調に顕現出来たから、少しみんなでダンジョン探索をしましょうかね。まぁ、初日だから、6、7層辺りでどう?」
「いいんじゃない。それじゃぁ、あっちで話をしている4人を呼んでいきましょう」
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