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0317. 1人目の顕現!新たな子はどんな子だ!!

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

ーーーー

 この飴で顕現がうまくいきますように。神々が準備してくれたものだけど、若干の不安は隠せない。まぁ、失敗したら失敗したで、何か改めて救済アイテムなり、救済措置をしてくれるだろうから、気にしすぎなのかもしれないけど。


「じゃぁ、桂華くん達を顕現をさせるよ」

 気合いを入れて、桂華くん達を顕現させようとすると、狐火ちゃんから声がかかった。んっ、どうしたんだろう。


「ちょっと待って。顕現はどっちから先にするの?」


「あぁ~、そうねぇ。決めてなかったわね。う~ん、どっちがいいかなぁ。………。……うん、桂華くんからにするよ。同時に呼べばいいかなとも思ったけど、まだ花梨ちゃん、水蓮くんでも同時顕現は出来てないから、今回は八百幻の時の順番にします。この先どこかでみんなを同時顕現できるように頑張るわ」


「桂華くんね。久しぶりに会えるのが楽しみだよ」


「そうね。私と狐火ちゃんはこっちの世界に来てから、桂華くんと紫翔ちゃんに会えてないもんね。私も会える楽しみだよじゃぁ、今度こそ、桂華くんを顕現させるね」

 そう言って、顕現を始める。ここは、4層の中でも少し拓けた広場のような感じになっているから、顕現させるには十分だろう。


 花梨ちゃん達を顕現させる感じで、いつも通り魔素を使って、顕現トンネルを作っていく。がっちりとしたトンネルを、いつも以上にイメージを強くして作っていく。

 よっし、今のところ、問題は無い。順調に顕現が出来る準備が整っている。トンネルはこのぐらいで十分だろう。次に桂華くんをイメージする。物理タンクのクマ系、八百幻の時と同じ姿をイメージしていく。


 桂華くんのイメージがしっかりと固まった瞬間、カチッとしたハマった感じがした。よっしゃぁ、これはいける、行ける気がしてきた。いやっ、いける気しかない。このタイミングじゃぁ〜〜〜。


「桂華くん、また私のことを守って、顕現!!」

 顕現のスキルを発動させると、少し離れたところで、光が差し込む円形の魔法陣が現れた。光は徐々に強くなり、だいぶ眩しくなってきた。

 そういえば、この光って氏兼達も見えるのかな。って、ちょっと関係ないことを考えてしまった。大丈夫かな。今ので失敗とかしないかな。

 光が最も強く光ると、魔法陣が回転し始めた。あれっ、今まで回転することなんてなかったよ〜、なんなの、もぉ~。

 さらに回転が速くなると、魔法陣の周辺に風が吹き始めて、そのうち、風が当たって来たので、目を細めた。ここまでして、顕現されなかったら、クレームものだよね。ガツンと神々に言ってやる。


 花梨ちゃん達の最初の顕現よりも時間がかかっている気がする。でも、徐々に魔法陣から何かが出て来ているように見える。そう思った瞬間、バッと光りが明るくなり、目を閉じてしまった。

 10数秒くらい経ったか、目を閉じた瞼から光をあまり感じなくなったので、目をゆっくりと開けてみる。 魔法陣の中から大きな影が現れた。


「琴ちゃ〜ん、久しぶり〜〜、会いたかったよぉ~。やっと会えたよぉ~~。……………って、何止まっているの?」

 目を開けた私の目の前に、クマ?が居た。この喋り方、この態度、間違いなく桂華くんだと思う?いやっ、桂華くんだろう?、桂華くんで決まりじゃない?

 八百幻の時とちょっと、ほんのちょっ〜〜と、違うから、戸惑ってしまった。


「……桂華くん……だよね……」


「そうに決まっているじゃない。どこからどう見たって、一緒に冒険していた。桂華くんどぅぇ〜す」

 いやっ、軽い、軽すぎると言えるぐらい軽い。体格は大きく重いのに、行動と発言が軽い。体格の反動かって言うの。あぁ~、こんな適当な突っ込みも懐かしい。


「うん、そうだよね。その軽さは桂華くんだね。間違いないよ。でも、狐火ちゃん達もそうだけど、八百幻の時とは、姿が変わってるね。みんなもスキルまで変わってたけど、桂華くんもそんな感じなのかな」


「そうだね~、結構見た目変わっちゃったけど、中は変わってないから大丈夫だよ~~。スキルもそうだね、変わってるけど、これは狐火達と同じ感じじゃない。って、狐火〜、そんなに離れてなくても、ひっさしぶり~、元気にしてたぁ~。一応、花梨と水蓮には聞いてたけど、変わりなさそうだね」

 若干、狐火ちゃんが引いている。まぁ、八百幻の時と変わらずな性格だし、あっちの時は、それなりに仲が良かったから、大丈夫でしょう。


「まぁ、でも無事にこっちに顕現できて良かったよ。この間は失敗しちゃったからね。でも、飴もう無いけど、次もちゃんと顕現できるのかな。桂華くん、そのへんのことは何か聞いてない?」

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