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0314. 氏兼達とすり合わせ

ーーーー

 昼ご飯も食べ終わり、少しだけ休憩をしたあと、みんなで集まっている。

 さっきダンジョン前で氏兼と話をしたことについて、認識のすり合わせをすることにしていたからね。

 10層のボスをクリアしたあと、11層以降で転移陣が何層毎に登録できるようになるか、仕様がはっきりと分かってないから、迂闊に今までと同じように午前中には、遅くともお昼過ぎには戻ってこれるとは言えないのよね。

 とはいえ、それを素直に言ってしまうと、心配して、しまうだろうからねぇ~。

 11層以降が初級者ダンジョンだとしたら、それなりに転移陣は短い間隔であると思うんだよね。まぁ、八百幻の初級者ダンジョンも複数あって、それぞれのダンジョンで、転移陣の間隔が違っていたから、確実に何層毎と分からないかな。

 そうだっ、後でこれも花梨ちゃん達に確認してもらおう。


「それじゃ、さっきの話の続きをしましょうか。今後の鍛錬についてだっけ」


「はい、そうでございます。今後の鍛錬が進んでいきますと、戻りになられるのが遅くなるのでしょうか」


「う~ん、正直言うと、どうなるのか。私もわからないんだよね。今よりも奥に行くことになるのは間違いなんだけど、かえりが遅くならないかもしれないんだよね」


「奥に行くのに、遅くならぬことがあるのでございましょうか。某には理解できませぬ」


「いやっ、氏兼達もまさに使っているじゃない。氏兼達が採取や採掘に使っている出入り口って、私が使っている天堂の出入り口からすると、だいぶ遠いところにあるんだよね。だから、奥の方まで行くのに、別の出入り口ができたりしたら、行くまでの時間もかからないし、戻ってくるのにも時間がかからないからさ。なので、どうなるのか、わからないが今の回答になるかな」


「確かに琴音様のおっしゃるとおりでございますな。我らが採取している場所には、琴音様も天堂の中から、来られておりましたな。それを考えれば、奥の方まで行っても、早く戻ってこられることも、また道理でございますな。とはいえ、琴音様の鍛錬がいつまで続くのか次第でございませぬか」


「まぁ、そうだね。私の鍛錬がいつまで続くかもわからないけど、まだまだ数年は続くんじゃない。この前も言ったけど、まだ初伝しか習って無いんだし、中伝、奥伝、皆伝、極伝とまだまだ先はあるからさ。まぁ、どこまで教えてもらえるかって言うのはあるけど、せめて、中伝くらいは身につけたいかなとは思ってるよ」


「そうでございますか。承知いたしました。もし別の出入り口を作る事になられましたら、お伝えいただきたく、よろしくお願い致しまする」


「うん、わかったわ。また別の入口を作るって聞いたら、早めに教えるよ」

 まぁ、転移陣は私しか使えないだろうから、天堂と呼んでいるダンジョンの入口にしか繋がらないだろう。なので、氏兼達が使うような別の入口は作らないと思うけどね。


「あっ、それとこの間話をしていた御使い様が増えるかもしれない件だけど、もう少ししたらになりそうだよ。まだいつからって日程とかは決まってないけど。もう少しじゃないかってさ。まぁ、氏兼達が見えることはまだないから、影響はないと思うけど」


「そうでございますか。それは良うございました。琴音様の鍛錬がこれでより良くなると言うものでございますな」


「まぁ、そんな感じだからさ。鍛錬をしながら臨機応変に生活をしていくしか無いと思うよ。できる限り早めに帰ってぅるようにするけどさ」

……


ーーーー

 氏兼達との話をしてから1週間くらい経った。今日は10層ボス戦に挑んでクリアを目指そうと思う。

 えっ、9層の探索はどうしたかって。それはサクッと終わっちゃいましたよ。まぁ、マッピングしながらだけど、どこに宝箱があるのかは知ってたしね。それに今まで以上に狐火ちゃん達に頑張ってもらえたからね。大きな障害も無く、あっけなくアイテムをゲットすることができたのだ。

 ちなみに9層アイテムで桂華くんと紫翔ちゃんのどちらかを顕現させなかったのは、同時に呼びたいと思ってるからだ。ちなみに9層アイテムでは、たぶん紫翔ちゃんを顕現できるようになると思う。


 さぁ、頑張って10層ボス戦を攻略して、桂華くんと紫翔ちゃんを顕現させよう。おぉ~〜〜。


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