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0308. みんなに前フリだけしておこう

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

ーーーー2週間後

 この間2人のことをより思い出してから、少しずつ、顕現が出来そうになってきた。そろそろ、2人を顕現出来るんじゃないかな。花梨ちゃんと水蓮くんを顕現させた時にだいぶ近い感じがある。

 急に顕現させて、大丈夫かな。氏兼達に先に言っておいたほうがいいかな。たきとか何となくだけど、花梨ちゃんたちのことが感じ取れてるんだし、急に2人も増えたら、驚くかもしれないな。

 一応、まだ顕現できてないけど、前フリだけでもしておくか。お昼に奥之院に帰ったら、言っておこう。


「たき、昼餉の後の休憩中に悪いんだけど、氏兼達を呼んできてもらえるかな。すっかり天堂からの帰りに話したいことがあるって伝えるのを忘れちゃって」

 マンションで思ってた事、すっかりダンジョン出たら、忘れて、普通に昼ご飯を食べて、まったりとしてしまった。早めに言っておきたいので、みんなを呼んでもらうことにした。



ーーーー

 四半刻もせず、みんなが集まってくれた。他の予定もあったかもしれないのに、ありがたい。最近、報連相が出来てない気がする。みんなに悪いな。今度から早めに言うことにしよう。また、忘れちゃうかもしれないけど。こういう気持ちが大切だよね。まずは気持ちから。


「氏兼、みんな。ごめんね。予定があったかもしれないけど、集まってくれてありがとう。さっき戻って来る前に言っとけばよかったんだけど、すっかり忘れちゃってて。それでみんなに集まってもらったのは、1つ共有したいことがあってね」


「琴音様、お気になさらず、前にもお伝えしましたが、琴音様からの話が第一優先でございますれば、いついかなる時でもお呼び立てくださって問題ありませぬして、どのようなご用件でしょうか」


「まぁ、そう言ってくれるのはありがたいけど、人としてね。予定を変えさせるのであれば、気にするのは当然でしょ。まぁ、今日はそれは置いておいて。用件ってほどじゃないけど、単純に情報共有で、ほらっ、みんなの中にも御使い様のことを少し感じられるじゃない。その数が急に増えたら、びっくりするかなと思ってね」


「えっ、……どういうことでございますか……」


「うん、だから今言った通りで、御使い様が増えるかもしれないってこと」


「御使い様が増える?そのような事があるのでしょうか」

 何、氏兼、今さら驚いてるんだ。花梨ちゃんと水蓮くんだって、増えたじゃない。


「氏兼、何今さらなことを言ってるの。この大聖宮に来る前だって、御使い様は増えていたでしょ。前に義実と真里を連れて、泉に行ったじゃない」

 すっかり氏兼は、忘れてるな。あんなに派手にやらかしたのに、忘れるなんて、どうしようもない無いな。


「あぁ~、そうでございましたな。そのようなこともございました。こちらに来て、それ以上の驚きが多すぎて、すっかり忘れておりました。それで、あの時と同じように御使い様がお越しになられるというわけでございますか」


「うん、まだ正式に決まったわけじゃないけど、お二方が来られるようになるかもしれないのよ。まぁ、見えることないから、そんなにみんなに影響はないと思うけど、一応ね。感じられる人もいるから、共有しておこうかなと」


「そうでございますか。ありがとうございまする。某は未だ感じ取れてはおりませぬが、たきなどは、天堂の中に入るようになってから、より一層強く感じられるようになったようなので、事前に言っていただいて良うございました」


「あっ、そうなんだ。たきとかより感じられるようなったんだ。もぉ~、たき。そうならそうと言ってよぉ~。それと氏兼はまだなんだね。……、頑張れ。何を頑張れがいいのか、わからないけど、頑張れ」


「はっ、頑張りまする。それでいつ頃から御使い様がお越しになられるのでしょうか」


「それは、ちょっとわからないかな。私の鍛錬の状況次第らしいよ。なので時期は未定ってこと。ただそろそろって感じだから、御使い様達も今回の話をしてくれたんだと思うよ」


「そうでございますか。そうすると、鍛錬も次の段階に進まれるということでございましょうか」


「うん、たぶんそうだね。初伝が終わって、中伝になるんじゃないかな。詳しくは聞いてないから、わからないけど」


「それは良うございますな。中伝に進まれましたら、お祝いをしないとですな。今から楽しみでございます」


「わざわざ、いいよ、そんなことをしなくても。氏兼が美味しい物食べて、ただ騒ぎたいだけでしょ」


「そのようなことはございませぬ。沙門殿や筑馬殿も同じ考えだと思いまするが……」

 そう氏兼が言うと、沙門も筑馬も大きく頷いている。そりゃぁ、2人に聞いたら、その反応にしかならないよ。私の推し活をしている2人なんだから。参考にもならないよ。


「まぁ、その話は正式に決まったらにしましょう。あとで、後日にしましょう。今日は御使い様が増える可能性があるってことだけ、覚えておいてね、はい、以上です」


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