表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
299/324

0299. 理解できないと言葉が出ない

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

「まずは1つ目だけど、私がいくつかの種類の鋼のの塊を天堂から持って帰って来てるけど、そのうちの簡単な鋼の作り方を教えてくれるんだって。鋼の作り方の技術的な説明の本とか設計図とか、鋼を作るために必要な原材料の作り方とからしいよ。これが出来るようになると、自分達で自由に生産することが出来るでしょ」


「えっ、………えぇ~っと、どういうことでしょうか。おっしゃっている言葉はわかりますが、そのような事が………、我々で大丈夫でしょうか」


「うん、どうなんだろうね。たぶん、大丈夫なんじゃない。できないことは言ってこないと思うし、出来るからこそ、教えてくれるって言ってるんだと思うよ」


「そうでございますかぁ。そうであると良いのですが………、そのぉ……本や設計図?、絵図まで用意していただけると言うことは、その本や絵図は神の作りし神具、神の遺物と言うことになりませぬか。そのような物を我らが見たり、使ったりしてよいのでしょうか」

 あぁ~、そうなるね。神々が用意したものって、神の遺物と言っても過言ではないね、確かに。まぁ、でもいいんじゃない。そこまで気にしなくても。


「そうねぇ。確かにそうかもしれないけど、神々が私達にって言ってるんだから、そこまで気にしなくてもいいんじゃない。どうしても気になるなら、写本して、その写本を日々は使えばいいんじゃない」


「あぁ~、確かにそうでございますな。琴音様、ありがとうございまする。そのように致しまする」


「それでそれ以外は大丈夫。気になるところは無い?」


「はっ、大丈夫でございまする。あとはその神の遺物を見てから、何かあればお聞きさせていただきまする」


「そう、それならいいわ。まぁ、質問されても答えられるかわからないけど。じゃぁ、次に行きますかね。次は細かく言うと2つだけど、船や大八車などを人の力じゃない別の力、動力で動かすことが出来るようにするためのカラクリの設計図とそのカラクリを動かすための燃料、油を作る方法ね。それ以外にもいろいろな使い方があるみたいだから、それはまた別の機会で教えてくれるみたいよ」


「……………あっ、えっ、…………、えっと、………はっ、………はぁ~」

 あまりのことで全く理解できてないな。どうしたらいいかな。今、詳しく話しても理解が追いつかないから、まずは鋼が自分達で出来る様になってからでいいかな。今の氏兼達の様子を見ると。


「氏兼、氏兼。大丈夫?ちゃんと頭動いてる?それとたきや沙門達も大丈夫?」


「はぁ~、大丈夫でございます。頭は動いておりますが、ただ、琴音様が何をおっしゃったのか言葉の意味が全くわかりませぬ」


「まぁ、そうだよね。なかなか難しいよね。私もちゃんと理解しきれてないかな。とりあえず、そんなことも教えてもらえたよってことだけ認識していればいいよ。どちらにしろ、鋼が無いと作れないみたいだし」


「そうでございますか。それではそのようなことだったとだけ、記憶しておきまする。それと鋼無いとできないのであれば、我ら自身で鋼を作れるようになるまで、琴音様の天堂の中で預かっていただけないでしょうか」

 まぁ、そうだよね。使えないものを持っていたら、気が気でないよね。


「うん、わかったよ。別の動力を使って自動で動かすためのカラクリの設計図と動かすための油の作り方については、私の方で預かっておくね。必要になったら、渡すからしっかりと活用してね。それで最後だけど、このまま喋っちゃっていいかな」


「いやっ、少々お待ちを、聞いているだけで少し喉が渇きました。お茶のお代わりをいただいてもよろしいでしょうか」


「そう、それじゃ、みんなもお茶のおかわりを飲んでからにしようか。たき、悪いけど、まつに代わりのお茶を持って来るように頼んで」


「わかりました。代わりのお茶をお持ちしますね」

……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ