0297. 思った以上にご都合主義の回答
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「ついに来たのかぁ。待ってたよ。どんな感じなのか、教えてくれるかな」
「神々も琴ちゃんに前の人生と同じようなブラックな環境で生活をしてもらいたくはないってさ。だから、できる限り琴ちゃんの要望に答えるみたい。それで神々からの答えだけど、他の人達にスキルが使えるようにすることはできないけど、令和みたいに技術力を高めて自身でできるようにするのは問題ないってさ。
そのためにちょっとした技術向上出来るように今の戦国時代で理解できる本と船とかの設計図を準備してくれるって。準備するのにちょっと時間がかかるようだけど。
あとセルロースナノファイバーの加工は無理だけど、鋼加工ができるようにしたり、ウーツ鋼は無理だけど、令和の鋼ぐらいを作れるように高炉の設計図やコークスの製法は伝えてもいいみたいだよ」
おぉ~、これで鋼などの鉄鋼製品を1−2年ぐらいしたら、みんなに任せられるかも。あとは燃料機関を作れるようになるといいな。
「そこまでしてくれるんだ、ありがとう。これで鉄鋼製品関連は町の鍛冶師に任せられるようになるね。でも、1−2年ぐらい先になっちゃうかな。それとエンジンとかの内燃機関と駆動装置関連の設計図とかももらえるかな。一気に令和までは無理かもしれないけど、第一次産業革命期ぐらいまでは持っていきたいなと思ってね。そのうち、電気とか使えるようにして第二次産業革命期を実現したいかな。
まぁ、だいぶ先かもしれないけど」
「たぶん、琴ちゃんが思ってる通り、任せられると思うよ。鉄鋼製品ができるだけで、かなりの産業革命だと思うけどね。エンジンとか駆動装置の設計図もわかったよ。神々に言って用意してもらうにするけど、内燃機関を動かすためには、ガソリンが必要になるけど、大丈夫?」
あぁ~、そうだよぉ〜。ガソリンが無いと、エンジン動かないじゃん。どうしよぉ~。
「あっ、そうだね。すっかり忘れてたよ。ガソリンなんて、この周辺じゃ採れないし、どうしようかな~。何か無い、アイデア」
「まぁ、そうだね。木材から油を作るしか無いんじゃない。今、琴ちゃんが使える素材って木材か砂か鉱石系しか無いじゃない。そうすると、燃えるものって木材系しか無いから、それを利用するしか無いでしょ。バイオ燃料を作れるように技術本と設計図を追加してもらうね」
「ありがとう。まずは油を作ってもらって、そのうえでエンジンに利用できるかのテストだね。でも、それをするにしても、大聖宮に住んでいる人ならダンジョンに入れて、4層とか5層とかで伐採、採掘、採取が出来るようにならないと、結局、私のやることが減らないんじゃない。そっちの方は、神々は何か言ってなかった」
「そっちの方も、何か考えているようだよ。今の天堂って言っているダンジョンから4層とかのエリアに行くのは難しいけど、別の入口、裏口から行けるようにするにはできるみたいだよ。どこに住人のための入口を作るかは要相談だって、好きなところには作れないけど、希望はできる限り聞くって」
「おぉ~、そっちの方もそんなに優遇措置をしてくれるんだ。思っていた以上の回答だよ。場所については、氏兼達と話をしてから、答えるよ。それで入口はどれくらいで出来るのかな」
「あっ、時間についてしっかりと聞くの忘れたけど、そんなに時間はかからないようだよ。本とか設計図と同じタイミングで入口もできているんじゃない」
「そう、それならさっきの技術系の話とあわせて、氏兼達に話をしちゃって、色々と決めておくね」
「うん、それでお願いね」
いやっほぉ~、これで私の生産系の仕事も減るし、技術レベルが今の時代から300年ぐらいは進んじゃうと思うな。うんうん、良いことだ。
あとはどれくらいで今話したことが実現できるかだね。
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