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0287. 珍しく焦った姿を見た

『う~んと、そっちのスキルについては、まだ答えていいかの回答をちゃんともらえてないんだよね。まぁ、でも厄祓術ぐらいなら、良いかな。式神と易占術、それに錬成は戻ったときに神々に相談しておくよ』

 そうだよね~、やらかしを期待しているって言っても、いきなりはバ~ンって考えてないかぁ。試行錯誤をさせつつ、『あれっ、みんなが驚くモノが出来ちゃったよ~』っていう、てへペロ系、無自覚無双系を期待しているのか。

 もうここまで情報がバレてるんだから、そういうのは無理だと思うけどな。まぁ、ちょっとしたノリツッコミみたいに乗らないとダメかもしれないが。


「厄祓術以外はそれでお願いします。それで厄祓術はどうすればスキルレベルが上がるのかな。まぁ、なんとなくはわかってるけど」


『たぶん、その考えていることで合っていると思うよ。厄祓術は基本的に習熟度でスキルレベルがアップするのと、新たなスキルは智識を増やすことでスキルの種が育つんだよ』

 なんだ、スキルの種って。前半部分は思っていたことだから、齟齬は無いけど、スキルの種って、想定していなかったと言うか、何にが何だかわからないぞ。また、変な仕様というか設定が増えたなぁ。理解が追いつかない。


「水蓮くん。ちょっと待って、前半は想定通りで熟練度を上げればスキルレベルが上がるから、たくさん厄祓術を使っていけば良いってことだと思うんだけど、後半のスキルの種って何?」


『あっ、余計なこと言っちゃった。琴ちゃん、忘れて、忘れて。何も無かったことにしてぇ~~』

 あっ、聞いちゃいけないことだったんだ。まぁ、理解が追いつかないから、いいけどね。たぶんの予想を今度考えてみようっと。『スキルの種』って、言葉を忘れないようにしないとね。


「水蓮くん、大丈夫よ。言葉の意味が理解できなかったから、質問したんだから。水蓮からこれ以上の説明なかったら、何もできないよ」


『ほっ、よかったぁ。これもどこまで言っていいか聞いておくよ。とりあえず、僕からの話は以上だけど、これからどうする。ダンジョンに行ってレベルアップを頑張る?』


「そうねぇ。ダンジョンにも行きたいけど、その前に追加で質問しても良いかな」


『いいけど、持ち帰りになると思うよ』


「それは全然構わないよ。それで質問なんだけど、いくつかあって、まずはスキル関連だと、優先的に習得したり、スキルレベル上げた方が良いスキルってあるかな。さっきの回答を考えると、神々は陰陽五行を優先して欲しいのかとは思うけど。スキル関連は、さっきの易占術とかの質問とあわせて、これぐらいかな。

 スキル関連以外だと、常時顕現と普通の顕現との違いが何かあるのかな。たきや沙門達が水蓮くんと花梨ちゃんの存在をなんとなく感じられるのに、狐火ちゃんのことは感じられないようなんだよね。だから、常時顕現と普通の顕現で何か違うのかなって。あと水蓮くんと花梨ちゃんをそろそろ常時顕現させたいんだけど、どうすればいいかなって、ことぐらい」


『3つの質問とも持ち帰りかな。答えられる部分はあるけど、さっきみたいについ喋り過ぎちゃうと、怒られちゃうから。一応、確認してから答えるね。まぁ、すぐに答えられると思うよ。もうこれで終わりかな、質問は』


「……う~んと、そうねぇ。終わりかな。……あっ、ちょっと待って、あと1つ質問。これが1番重要、大切な質問だったかも。桂華くん達の顕現方法が知りたい!!さっきの陰陽五行のスキル練習の話でなんとなくはわかるけど、明確に顕現できる方法を教えて欲しいかな。早く会いたいから」


『それも今は答えられないかな。さすがに。でも、今言ってた通りのことがヒントじゃないかな』


「いくつも質問したけど、少しでも答えてもらえると助かるかな。それじゃ、時間が来るまで、レベルアップに向けて、ボス戦を頑張りますかね」


 水蓮くんとの話が終わったあと、何周かボス戦をしていつものダンジョンでの鍛錬を終わりにした。

 水蓮くんから回答もらったら、4層攻略を本格的に始めることにしようかな。神々も早めにクリアすることを望んでいるようだし、ゆっくりとし過ぎると、何をされるかわからないからね。時間感覚も違うから、いつまで待ってもらえるか………。

……

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