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0286. 質問の回答はもらったけど………

ーーーー

 いつも通り、ダンジョンに来て、ルーティンを終わらせた。さぁ、今日こそ水蓮くんの話を聞きますかね。じゃぁ、顕現っと。

 水蓮くんと花梨ちゃんが順番で呼んだ。そろそろ、常時顕現できるようになりたいが、どうしたらできるのか、よくわからない。これもあとで聞いてみよう。


「水蓮くん、昨日はごめんね。たきからの報告を聞いたあとに水蓮くんの話を聞こうと思ったんだけど、なんとなく水蓮くん達の存在を感じ取れるみたいだから、私が御使い様設定になっている二人を顕現させると大騒ぎになるかなと思って」 


『大丈夫。顕現しても良かったけど、琴ちゃんがそんな気にしてるなら、しょうがないよ。それじゃ、昨日話したかった話をしちゃっていいかな』


「うん、今日は話を聞いてからダンジョンに行こうって、考えてるから大丈夫だよ。それと追加で質問あるから持ち帰って欲しいな」


『うん、わかった。それじゃ、まずはこの間の回答からね。スキル練習のヒントについてだけど、少しなら大丈夫みたい。神々はもう少しいろんな事ができるようになって欲しい感じだったよ、まだ琴ちゃんはチュートリアルレベルで、初心者レベルになりかけぐらいだって。初心者レベル卒業までは、それなりにフォローしてってさ』

 あっ、怪しい、怪しすぎる。なんで今までそんなことは無かったのに、急にフォローがあるなんて。まだまだレベルが低く、初心者ダンジョンをクリアまではだいぶ時間がかかりそうだと考えてたんだよね。

 なのに、急に初心者レベル卒業ってこの初心者ダンジョンの10層をクリアするまで、フォローするって。怪しい以外に何も出てこない。何をさせたいんだ?


『琴ちゃん、険しい顔しているけど、どうしたの?大丈夫?』


「あっ、いやっ、大丈夫だよ。ただ神々が私のフォローをそれなりでもしていいよって言ってたのが、怪しいなって思ってね。どんな意図があるのかなと。私に何をさせたいのかなと考えてただけだよ」


『そんなに怪しまなくても大丈夫だよ。僕が神々と話をした印象だと、もっと琴ちゃんがスキルを習得したり、内政チートや生産チートをするって、思ってたみたいよ。神々は、琴ちゃんのチートで無双系のやらかしとかを観察して、女子会の話のネタや酒のつまみのネタでいろいろと楽しみたかったようだよ。でも、今はそこまでやらかしとかが無いから、面白味に欠ける部分があって、まだまだ一部のコア層しか観察の話ができないって、言ってたんだよね』

 なんじゃそれ。まぁ、ここに転生させられた経緯と理由を考えると、サーカスショーのピエロとか闘技場のグラディエーターみたいものだろうとは思っていたけど、もっとやらかしをして欲しいから、成長させようって、私はお笑い芸人とか、笑わせるためのエンターティナーでは無いんだけどね。


「あぁ~、そうなんだぁ〜。まぁ、ネタのために転生させられたとは思っていたけど、そうも直接的に言われると、思っていた以上にショックだね。そういう事なら、遠慮なく水蓮くん達に頼って、フォローしてもらおうかな」


『この間も言ったけど、質問にはできる限り答えるよ。神々からも言われたしね。それで、スキル練習を効率よく行う方法だけど、まぁ、気づいている部分も多いけど、始めのうちは、その属性が近くにある方がいいんだよね。水蓮くんを初めて顕現させるときに水辺の近くで試したように、例えば、水行だったら水の近く、火行だったら火の近くね。それ以外にそれぞれの属性と相性の良いアイテムを身に着けていたり、そばに置いてあるのもいいみたいだよ』

 まぁ、そうだよね。ここまでは、想定通りの回答。私でもすぐに思いつく内容だね。もう少しヒントが欲しいかな。それと陰陽五行以外のスキル練習についてのヒントも無いし、これだけでは、そこまで練習が効率よくならないかな。


「うん、ありがとうね。でも、これだけだと陰陽五行のスキルレベルを上げるためにはなるかもしれないけど、他のスキルは上がらないから、結果、そこまで効率よくならないよね。

 だから追加で質問したいけどいいかな。厄祓術と易占術、それと式神のスキルレベルを上げるためのヒントが欲しいかな。鑑定はたぶん、聞かなくても大丈夫かな。錬成もなんとなくわかっているから、大丈夫そうだけど、やっぱり聞いてもらえるかな」

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