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0271. ダンジョン探索の再開日決定

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

「氏兼、そんな話になっていたんだね。ありがとう、ちゃんと私の努力を見ていてくれて、その期待に答えられるように頑張るよ、無理をしない程度に」

 氏兼に少し頭を下げて、お礼を言い、たきの方を見て、たきに声をかける。


「そして、たき、心配してくれてありがとうね。私が天堂の中で鍛錬をするのは心配でどうしようもないと思わせちゃってるかなと思うけど、無事に毎回帰ってくるから、気苦労をかけて申し訳ないけど、しばらくはお願いね。もう少し鍛錬が進んで強くなれば、早めに帰って来れると思うし、安心して待ってられると思うんだよね。たきにそう思っていもらえるようにゆっくりと無茶せず頑張るから」

 たきは心配した顔をしつつも、もう天堂に行って鍛錬をすることを止められないと覚悟したのか、ため息をついている。


「琴音様、心配するなと言うことは無理でございますが、琴音様のお役目を考えると致し方ないかと思っております。ただ、まだまだお体は小そうございますので、本当に無理、無茶をせず無事にお戻りください。また、体の不調があったら、ゆっくりとお休みくださいね」

 まぁ、ほんとにたきは女官の取りまとめというよりかは、第二の母上だね。こんなに心配してくれるなんて、気持ちが温かくなるよ。


「うん、ありがとうね。もちろん、たきの言う通り、無理、無茶せず、体が疲れたらしっかりと休むよ。怪我したら元も子もないからね。御使い様にもちゃんと伝えておくよ。ゆっくりとでも成長して、姫御子としての役割を全うするのが第一優先だからね。神々も無茶することは望んでないと思うしね」

 たきとの話はこれぐらいでいいだろう。改めて、氏兼の方を向いて、ダンジョンへ行く日を決めよう。


「氏兼、それで天堂に行く日だけど、五日から七日後ぐらいにしようと考えているんだけど、どうかな。今日の明日はあまりにも早いかなと思ってね。みんなの準備はそこまで必要ないと思うけど、私ももう少し薙刀とこの胴具足を着けての動きに慣れたいからさ」


「思っておりました日より日数を取られるのですね。明後日には天堂に向かわれると沙門殿達と話しておりましたが、いやはや、遅くなる分には問題ございませぬ。その分、しっかりと準備できまするので。それと天堂に行かれる際は、先日、お持ち帰りになられた回復薬をお持ちくださいませ。我らが入れぬ天堂の中で、怪我された場合、少しでも治療、回復をされたほうがよろしいかと」

 あぁ~、回復薬ね。すっかり忘れていたよ。アイテムボックスに入れっぱなしだから、大丈夫だよと言えないし、行く日の朝にアイテムボックスから出して、持ってダンジョンに行くか。


「そうだね。それぐらいのことはしておいたほうがいいかもね。みんなの安心のためにも。でも、いいの?回復薬を私が使っちゃっても、氏兼や沙門達のほうが、怪我とかしやすいでしょ」


「琴音様、何を言うておられますか。前々からお伝えしておりますが、なにもまして大切なのは琴音様の安全でございます。そのために使うのが一番でございますれば、我らが使うなどということは考えておりませぬ」

 ぐわっとした顔をして、私の目の前まで顔を寄せてくる。相変わらず、怖いんだよ、そんな顔で寄ってこられると、大人の記憶を持ってなかったら、幼稚園児なんて、泣くぞ。泣きまくるぞ。私だからまだいいものを。何度注意しても、この動きを止めないんだから、もうクセなのかね。


「わかった、わかった。近いよ、顔が。怖すぎるよ、そんな顔して近づいてこられたら。今ある回復薬については、基本、私が天堂で鍛錬するときに持っていくようにするけど、御使い様にもっと貰えるようになったら、みんなも使うようにね。今回はここが妥協点だよ」


「わかり申した。それでお願い致しまする。それでは五日後を目処に天堂に行けるように、我らも準備致しまする」

 とりあえず、これで行く日は決まった。再開初日でいきなりダンジョン3層のボス戦は無茶だと思うから、再開初日には、のんびりと体慣らし程度にしておくかな。それと、時間のズレについても、検証、確認できるといいんだけどね。まだ時間もあるし、どんな検証すると原因がわかりそうか、ちょっと考えてみますかね。

 さぁ~、明日から準備を進めましょう。

……

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