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0027. 思い出三 下 魔素練習はまだまだ続く

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!


次話は2/6 7時になります。

 さらに2週間後。さてと、いつもの日課をやりますかねぇ~。最近は、ほんの少しだけど魔素を感じられるようになってきたのだ!ちょっと2週間前くらいにグチったのを神々(運営)が観察していて、チョビっとだけ難易度が下がったかしらねぇ。それと見られるのにも慣れてきて、練習するのに遠慮が無くなったということもあるかも。


 よっし、感じられている小さい魔素を少しづつ、体内で回していきますかね。まだまだ、薄い紙1枚くらいの厚さの大きさしか感じられないけどね。体内の魔素でこんな状態なので、外気にある魔素は全く感じられてないけど。

 でも、今日はなんかいつもより調子がいいなぁ~。どうしたんだろう~、ちょっと能力が上がってきたのかな?値としては上がってないし、まだ狐火ちゃんはしっかりと見えないけど、前よりはほんの少しだけ輪郭がハッキリしてきたので、能力が向上していると実感できているのだ。

 おぉ~、調子がよいせいか、狐火ちゃんがいつもに増して、私に近づいて来た。今までは近づこうとすると、逃げられていたんだよね。魔素をしっかりコントロール出来てないから、近づけないのかなと勝手に思ってるけどね~。それ以外の理由だと、ちょっとショックが大きい。

 

 ウワッと、狐火ちゃんがなんか飛ばしてきた!何してるのかな~、遊んでほしいのかな。私も遊びたいけど、寝返りぐらいしか動けないしねぇ~。飛ばしてきてるのが、何かわからないけど、受け止めてみよう。乳母?が、飛ばしてきたのに気づいてないってことは、魔素なのかな?

 まぁ、なんでもいいんだけどね。

 寝返りを打てば、届きそうなところに飛ばしてきたのが来たぁ~、おっし、ちょっと触って見るぞ~。

 寝返りを打って、手を伸ばそうとした瞬間、体が浮いた!えっ、えっ、えぇ〜〜。乳母?に持ち上げられ、元の位置に戻されてしまった、ハァ?

 せっかくのチャンスだったのに、乳母?めぇ~、とはいえ、まだ狐火ちゃんの投げてきた魔素?は、まだ残ってるから、次こそは、えぃっと、。

 おぉ~、触れたぞ。そのまま、すり抜けたけど、なんかスライムみたいに、ぷにゅぷにゅってした感じかな。触ったあと、消えてしまったけど。残念、狐火ちゃんに戻して、ボール遊びみたいなのが、出来るかなと思ったのに。

 でも、なんだろう、触った指先が少し暖かいというか、違和感を感じる。ウ~ン、この感じ、魔素のような、魔素じゃないような、小さいから、よくわからないな。よ〜ぅし、たくさん触れてみれば、どっちかわかるでしょ。

 狐火ちゃん、ヘイ、カモン。ドンドン投げてくれぇ~。

私は、腕を狐火ちゃんに振って、魔素ボールを投げてもらった!時々、乳母?に体を戻されながらも、50ぐらいは、触れたと思う。まるで、野球ってやつの千本ノックをしてる感じだったねぇ、疲れたから、今日のお昼寝はグッスリ寝れそうだわ。



ーーーー

 さらに1ヶ月後、練習を始めて、2ヶ月経ったけど、もうだいぶ、魔素を感じられるようになってきた。寝返りもスムーズに出来るようになったから、魔素ボールを取るのが、効率的に出来ているのだ!!

 触れば触るだけ、魔素を感じられるの。これはたぶん、魔素を体に取り込んでいると思うわ。まだまだ魔使力は、上がって無いけど、魔素を取り込んでいって、体満杯になれば、あのとき(転生時)の身体強化の感覚を得られるんじゃないかと思うわ。

 さぁ~、今日も今日とて、魔素の取り込みを頑張るわよ~、おぉ~。



ーーーー

 あれからさらに4ヶ月後、半年経って、ついに体内に魔素を感じられるようになったわ。まだまだ、体内魔素をリンパ液のように循環させることは出来ないけど、成長を実感できたのだ。

 どうやら、魔素は普通に生活していても、ちょっとだけ、消費しているよう。だって、今は狐火ちゃんの魔素ボールを朝10個くらい取り込んじゃうと、それ以上は取り込めないのよね。

 魔使力が上がれば、もっと取り込めるようになるだろうけど、まぁ、おかげで、取り込めなかった魔素ボールで、狐火ちゃんとボール遊びが出来るようになったから、超楽しくて、問題無いけどね~♡

 さて、遊び過ぎても、先に進まないから、身体強化も頑張りますかね。



ーーーー

 練習開始してから1年、1歳(数えで2歳)になった私は、身体強化をモノにして、もうトテトテと歩けるようになったのだ。まだまだ、狐火ちゃんをハッキリ見れないけど、もうモフモフしているのがわかるぐらいには、なってきたので、あともう少しね。最近は、追いかけっこしたりしているのだ。まだ触れないが、グスン……。

 魔使力は気づいたら、一つ上がって、【Oオー】になっていた。まだまだ先は長いが、まだ1歳、じっくりやるしかない。

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