0264. やらかした!ダンジョンにこもりすぎて心配MAX
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まだ少し眠い感じはするが、コーヒーでも飲んでシャキッとしますかね。甘い甘い、あまーいコーヒーだけど。
コーヒーの準備とお湯を沸かしている間に鑑定しちゃいますかね。っと、その前に時間を確認しよう。結構、2層での戦闘に時間かかったし、お風呂ものんびりと長めにはいっちゃったし。
おっ、あれっ、12時過ぎてる。寝すぎたかぁ~~、あぁ~〜〜、やばい、やばいよ、やばいよ。
これは完全に氏兼達に怒られる。いやっ、氏兼よりたきに怒られるわ。まるで八百幻の若菜さんのように怒るわ、きっと。
♪どうしよう♫、どうしよう♫、オーパッキャマラード♬、パッキャマラード♪♪、パオパオパパパ♪♫
って、幼児に戻ったからって、童謡歌ってどうしろって言うねん。
あぁ~、つまらないノリツッコミをしてしまったぁ~。
もぉ~、こんなので落ち込んでる暇はないわ。もう目がぱっちりと覚めてしまったので、ってコーヒーも飲まず、すぐに出れる準備をして、みんなの待っている広場に戻ろう。
とりあえず、宝箱にポーションとかドロップ品を仕舞って、これだけを持って帰りますかね。
ーーーー広場前
「氏兼、たき、みんな。少し遅くなってごめんね。心配させちゃったね」
急いでダンジョンから出て、みんなに声をかけるが、あれっ、氏兼とたきしか居ない。いつもいる沙門と筑馬と荷物運びを手伝ってくれている力士衆のメンバーが居ない。どうしたんだろう。それと二人ともなんか顔が白い、すごい疲れてる顔をしている、心配させすぎちゃったかな。でも、いつもより1時間から2時間ぐらい遅いだけだから、そこまでのことじゃないと思うんだけどな。
悪いのはこっちだから、まぁ、素直にしておくつもりだが。
「あれっ、沙門と筑馬達みんなはどうしちゃったの。何か用事でも出来たのかな。それと二人とも顔が白いよ。大丈夫?待たせて、心配させすぎちゃったかな。本当にごめんね」
「……………。………無事で………。本当に………無事で、………ようございました」
あれっ、氏兼が声につまらせながら、咽び泣くような感じで、私の無事を確認してる。
たきは驚いた顔をして、声にもならず、涙を流しているよ。んっ、何か認識の齟齬があるな。どういうことだ。
「二人とも、どうしちゃったのよ。そんな一刻ぐらい遅くなったからって、そんなになっていたら、もっと何かあったら、大変だよ。待ってられなくなっちゃうよ」
とりあえず、二人を落ち着かせて、話を聞かないとね。まぁ、この様子なら怒られはしないかもしれないね。それはそれでよかったけど。
「……、琴音様。一刻。……一刻ではございませぬ。我らは四日ほどお待ちしておりまする。琴音様が次の段階の鍛錬に進まれるかもしれないと仰って、天堂の中に入られて、今日で四日目でございます」
へっ、何言ってるの………。そんなことあるわけ無いじゃん。ちょっとウソだぁ~。ちょっと2層を探索して、戻って来て、ちょっとうたた寝したけど、それだって仮に寝すぎても1日ぐらいでしょう。うっ、そうだ。氏兼達は私が1日戻ってこないから、それで反省を促すために、日数を盛っているんだね。そうだ。そうに決まっている。もぉ~、そうならそうといえばいいのに。
「…氏兼……、本当に4日経っているのかな。本当は1日しか経ってないんでしょ。私が反省するように、少し大げさに言ってるだけなんでしょ。そんなこと言わなくても、大丈夫よ。私も戻ってくるのが遅れたことについては、わかってるし、反省しているからさ」
「琴音様、本当に四日目でございます。日数等そのような嘘を琴音様ニ言って、我らが何になるというのです。本当に四日、ここでお待ちしていたのです。二日目からは順番で交代しながら、琴音様がいつお戻りになられてもいいように待っておったのです」
うわぁ~、本気の顔をしているわぁ~。迫真の演技だね。そこまでしてまで、私の反省を促したいとは、やるな、氏兼もたきも。まぁ、ここで1日だ、4日だという問答をしていても、埒が明かないから、一旦、奥之院の広間に行きますかね。お腹も空いたし。
「わかった、わかった。日数の話はまた後でにして、お腹空いちゃったから、奥之院に戻って、ご飯食べてから、お茶しながら、ゆっくりと話をしましょう。私もみんなに話したいこともあるし。とりあえず、この荷物を持って帰ってもらえる。いつまでも持っているのが、つらいからさ」
「はっ、失礼しました。それではまた後ほど。まぁお話させてください。荷物は某が持ちまするゆえ、ご安心を」
はぁ~、これでご飯にありつける。とりあえず、この場で怒られなくてよかったよ。あとは戻ってから、怒られないように上手く言い訳を考えておかないと。まずは情報収集だね。だいぶ、認識の齟齬があるから、これを解消しつつ、言い訳と紐づけないと。