0259. まったりタイムと次への期待
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たきとのディスカッションをし終え、朝餉をしっかりと食べて、今はダンジョンに来ている。
今日は予定通り、2層に移動をしたいと思う。そして、2層で討伐をして、この世界に来て初めてのレベルアップをついにするんだ(2層から魔物の経験値をもらえて、レベルアップするものと思い込んでいる)。
「それじゃ、今日も鍛錬に勤しんでくるよ。順調に行けば、さっき、たきに話をしたけど、次の段階に行けるかもしれないから、いけたら御使い様に頼んで頑張ってくるよ」
ダンジョンに入る直前にそう言ったので、氏兼達は寝耳に水で、驚いた顔をしている。
「えっ、こっ琴音様、どういうことでしょうかぁ。せっ、説明をぉ~」
氏兼が、後ろで説明をして欲しいからか、声をかけてくるが、気にせずそのままダンジョンの中に入る。説明していたら、また、まだまだ早いのではと止めに来るのは目に見えているので、スルー1択だね。
ダンジョンに入り、いつものようにルーティンをして、みんなの使うものを作っておいたので、帰りにピックアップして帰ることにしよう。
さて、少し休憩してダンジョンに潜ることにしよう。今日は久しぶりにコーヒーでも飲もうかな。前世のときは、仕事中に何杯も飲んでたけど(飲まないと眠気で倒れそうなときが多かっただけだが)、こっちに来てからは、飲んでないんだよね。この部屋で作業はするけど、そこまで飲みたいって気分にならなかったし。
ポットでお湯ができるのを待つ間、部屋の外の天気を眺めてみる。今日はシトシト雨が降っているようだ。相変わらずの謎仕様だが、音は聞こえないので、どこかのタイミングで音も聞こえるようになってくれたらいいのになぁ~。バージョンアップを密かに希望しておこう。
そんなつまらないことを考えていたら、お湯が湧いたので、コーヒーを作る。久しぶりのコーヒー、匂い嗅ぐといいわね、懐かしいわぁ~、あまり仕事のことは思い出したくないけど。
ひと口ぐびっと飲んでみる。うわぁ~、めっちゃ苦い。コーヒーってこんな苦かったっけ。思っていた以上だよ、この苦さ。砂糖、砂糖。ミルク、ミルク。甘ったるくしないと、無理、無理。
舌が子供になっちゃって、苦味が苦すぎてもう我慢できないよ。
ふぅ~、だいぶ甘くなって飲めるようになった。カフェ・モカな感じで久しぶりに前世での思い出を思い出しながら、まったりとしてるわ。外は雨だし、のんびりと時間を過ごすのに最適だね。イヤな思い出も雨が洗い流してくれる。
はぁ~、久々のまったり感さいこぉ〜〜〜。今日はこのまま部屋でのんびりしちゃおうかな。たまにはそんな日があってもいいよね~って、いかんいかん、そんなこと考えてたら、先に進めないよ。冬のこたつのような魔力を感じたわ。
よっし、気合入れ直して、しっかりと2層に向けて行こう。少しでもレベルアップして、何があっても、モフモフ生活を邪魔されない強さを身につけておかないと。この生活だけは誰にも邪魔されたくない。
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部屋で過ごしたまったりとした空気感を潰して、今は2層に向けて1層の中を歩いている。今日は2層を目指すため、横道にそれたり、1層のマッピングのためにうろちょろしたりせず、今までわかっている道の埼玉県ルートを歩いている。
それと魔物との戦闘もできる限り回避して、休憩してまったりとした時間分をできる限り取り戻すために動いている。
よっし、これで、昨日までに来た地点まで戻ってきたぞ。今までのルートを考えると、あと30-40分ぐらい迷わず歩けば2層への階段がある場所に着くかな。今のところ、八百幻のときと1層地図に違いはない感じがする(細かい部分は思い出せないので、本当に一緒かの判断はできないが)。魔物との戦闘も今までの半分くらいに抑えられてるから、体力の余裕もあるし、このまま行けば、無事に2層に行けそうだな。
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その後も特に問題無く、2層への階段を見つた。なんか思った以上に拍子抜けの感じなので、階段が本物なのか、疑ってしまったし、神々がなんか変なことを企んでいるのではないかと穿った見方をしてしまい、階段の段差や階段の周辺を丹念に調べてしまった。
まぁ、結局、何も仕掛けも無く、ただの階段だったときは、あっけに取られてしまった。
まったくもぉ〜〜、仕掛けるなら、仕掛ける、仕掛けないならもと仕掛け無いってことをわかりやすくして欲しいわ。
それじゃ、2層に降りようかね。これでついにレベルアップ出来るようになるわ。もう楽しみでしょうがない。期待値しか無い。