表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
220/324

0220. 閑話・【八百幻】次のクエストはソロで何にしよう

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

 この間のチームクエストは、私の黒歴史の1ページになってしまったので、当分はチームクエストはやらないし、パーティメンバーを募集したり、参加したりしないでおこう。

 少し心を癒やしたいのだ。のんびりとソロでorz。

とはいえ、ソロでクエストをこなすにしても、討伐系は難しいし、クリアするのは、私の実力だと難しいかなと思うから、やっぱり採集系かな。町中依頼もいいけど、少し飽きてきたし、せっかくなら、町の外に出て気分転換もしたいかな。


 早速、ギルドに行って、若菜さんに相談してみるしかかな。何か良い依頼がないか。若菜さんも忙しいと思うけど、私の相談は気にせずしてねって、言ってくれてるしね。

まぁ、クラッガさんの件があるからだと思うけど。

 ギルドに着いて、中に入ると結構、混んでいた。特に依頼板の前が混んでいる。常設依頼の前はあまり混んではいないが。やっぱり常設依頼は旨味が少ないから、人気がないんだね。しょうがない、予定通り、若菜さんに相談するかな。

 そう思い、受付辺りを見回して見るが、若菜さんはいない。代わりにクラッガさんとユミルさんが、受付に居て、クエストの依頼を受理している。若菜さんはいないかぁ~、しょうがない、ユミルさんに相談するか。

 そう考えながら、ユミルさんの列に並ぼうとしたら、クラッガさんと目が合っちゃたよ。クラッガさんは、初対面の時の件があって、若菜さんからこってり怒られて絞られたから、私に対しての態度が良くないのよね~。今も目が合っただけなのに、睨んだ目をしてるし、何がしたいのかな~、ホントこの人は。まぁ、無視してユミルさんの列に並ぶけどね。


 しばらく列に並んで待っていると私の番になったので、ユミルさんに声をかける。


「ユミルさん、お疲れ様です。何かいいクエスト無いか、相談から始めたいんですけど、良いですか」


「いらっしゃい、琴音さん。先日はクエストありがとうございます。勇なる者も琴音さんも疲れていたようだから、だいぶ大変だったでしょ。それに後片付けとかで無償対応だったから、余計に」

 orz。もう忘れたいことなのに、遠慮なくぶち込んでくるとは、もしかして天然系か、それとも空気が読めない系か、わざとか。まぁ、この話はしたくないから、さらっと流して、早く相談に移ろう。


「そうですね。ちょっと失敗しちゃったので、お金が厳しいので、早くクエスト受注したいので、相談良いですか」

 ちょっと睨みをきかせた感じの目で、ユミルさんを見る。


「あっ、あぁ~、そうだよね。ごめんね。でっ、クエストだっけ。申し訳ないけど、この窓口は、依頼の受理をする窓口だから、相談は別窓口何だよね。左手の奥に窓口があるから、そっちで相談してもらえるかな。若菜さんが居ると思うから」


「えぇ、そうなの。いつも若菜さんに相談しながら受理してもらってた気がするけど、違うの」


「うん、本当は、若菜さんのやり方は、違うんだけど、クラッガの件があったから、たぶん、琴音さんに若菜さんが気を使って融通をきかせてるんだと思うよ。おっと、言い過ぎた。クラッガ、わりぃ」

 えっ、そうなの。なんか気を使わせちゃって悪いわね。この後、若菜さんに会ったら、聞いてみるかな。まぁ、しょうがない、並んじゃって時間を無駄にしちゃったけど、まぁ、しょうがないか。それにユミルさんのいじりで、クラッガさんのしかめっ面も見れたから、まぁ、よしとしよう。


「わかったわ。それじゃぁ、あっちに行って、若菜さんにクエストの相談をしてみるわ」


 ユミルさんに教えてもらった場所に行くと、個別ブースのようなのがいくつかある一角に若菜さんが座っていた。他のブースは埋めっているが、ちょうど若菜さんは空いているようなので、すぐに目の前に座ってみる。


「若菜さん、お疲れ様です。何かいいクエストが無いか、相談したいんですけど、良いですか」


「あぁ~、琴音さん、いらっしゃい。いいですよ。どんなものが希望ですか。この間みたいなチームクエストとかですか、それとも町中依頼?採集系とかもいいかもですよ」

 相変わらず、がぁ〜とくるなぁ。う~ん、どうしようかな~。っと悩んでいると、若菜さんの手首にブレスレットをしているのに気づいた。


「あれっ、若菜さん、そんなブレスレットしてましたっけ。どうしたんですか。彼からのプレゼントですか」

 ついつい今は縁がないが、私も恋バナが好きな種族なのだ。美味しそうに転がってるこんな状況は、見逃せない。クエストの話も大事だが、今は若菜さんのブレスレットの話を優先しよう。


「えっ、えっ。なんでも無いよ〜〜。今までしてなかったけど、ちょうどもらってね。ほら、琴音さんがこの間の最初のクエストでブレスレットとか、小物のアクセサリーを持って帰ってきたのを見て、最近、付けてないなぁっと思ってね」

 『無いよ〜〜』って、言葉の伸ばしがいつもより長いな。なんでもない感じを醸し出してるけど、聞かれてまんざらじゃないな。目がキラキラしてるのが、わかるわ。

 話したくてウズウズしてる感じだね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ