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戦国幻獣物語 〜八百万の幻獣をモフモフしながら、戦国時代をひきこもり、スローライフを目指して生き抜くぞ、おぉーー〜   作者: 蒼葵美
14XX年 本作戦をモフシマ作戦と呼称します

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0205. 閑話・【鞍馬天狗】一つ目の台本の読み合わせ

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

ーー剣術の練習編 台本:作 葵、演出 ****

 鞍馬天狗と姫御子が念話で繋がってからのお話だよ。まずは、剣術を教えるところの場面だよ。


鞍馬天狗:「では、まずは剣術から教える事にしよう。姫御子よ、木刀を取ってくるがよい」


姫御子:「はい、鞍馬天狗様。ところで、遠く離れたところからでも、私の動きは見えるのでしょうか」


鞍馬天狗:「それは問題無い。念話と一緒にそなたの動きも見えるようになっておる。一挙手一投足わかっておるから安心せよ。よし、それではまずは構えを教えよう。剣術において、構えは大切なものだ。構えとは、自分の心と体と剣を一つにするもの、心が乱れれば、体も剣も乱れる。

 逆に心が安定すれば、体も剣も安定する。すなわち、心と体と剣が一つになれば、敵の動きも見えるようになる。心剣体の一体だ」


姫御子:「心と体と剣が一つになる……」


鞍馬天狗:「そうだ。では、正しい構えだ。まずは足元は肩幅に開き、右足を前に出し、左足は半歩後ろに引く。右足の膝は軽く曲げるが、左足の膝は伸ばす。背筋は伸ばし、肩は落とす。頭は真っ直ぐに体の中心を保つのじゃ」


姫御子:「こんな感じでしょうか?」


鞍馬天狗様:「うむ、まあまあだな。次に手元だが、木刀は右手で握り、左手で支えるのが基本じゃ。右手は柄の上の方に持ち、左手は柄の下の方に持つ。握り方は右手は力強くだが、締め付けすぎず、左手は、軽く握る程度で十分じゃ。そして、木刀の刃先は真っ直ぐよりも少し上に向ける」


姫御子:「こうですか?」


鞍馬天狗:「そうだ。いい感じに握れているぞ。最後に目元は相手の顔を見るのではなく、相手の全身を見ることだ。相手の動きや気配を感じ取るために、目は鋭く、だが凝視しないことだ。目で凝視しすぎると心も凝り固まるからな」


姫御子:「全身を見る……」


鞍馬天狗:「よし、構えはこれで完成だ。なかなか様になっておるな。今の形が基本的な構えだが、実際に戦うときには様々に変化する。相手や場所や状況に応じて構えを変えることも必要になってくるが、しかし、どんな構えでも心と体と剣が一つになっていれば問題ない」


姫御子:「心と体と剣が一つになる……」


鞍馬天狗:「さて、それでは、最初のうちは、木刀を振るう練習からだな。木刀を先ほど言った通り、一つとなって振るえるくらいになれば、合格としよう」


姫御子:「はい、鞍馬天狗様」


鞍馬天狗:「よーし、行くぞ!」

……………

………

姫御子:「ふんっ!、やあっ!」


姫御子:「ふんっ!、やあっ!」

 鞍馬天狗は、様子を見ながら頷いている。


鞍馬天狗:「うむ、なかなかよいぞ。初日にしては十分であろう。今日の教えを忘れずに、鍛錬しておくのだぞ。それでは、今日はここまでとする」


姫御子:「ありがとうございました」


ーー数日後

姫御子:「ふんっ!、やあっ!」


姫御子:「ふんっ!、やあっ!」

 ここ数日、同じような鍛錬を繰り返している。その時、姫御子は、何かがひらめいたように呟いた。


姫御子:「心と体と剣が一つになる……。ふんっ!、やあっ!」


鞍馬天狗:「なっ!?」

 鞍馬天狗は、驚きと感嘆と尊敬とを混ぜた表情で、姫御子を見た。姫御子も自分の行動に驚いていたが、同時に嬉しさと安堵と誇りを持った顔をしている。


鞍馬天狗:「よくやった!姫御子よ!その動きが心剣体の一体の動きだ。まさかここまでの短い時間で体得するとは思わなんだが、本当に素晴らしい才能を持っているな!ちゃんと心と体と剣が一つになることができておったぞ。今の動きをいつでも出来るようにならば、一人前じゃ」


姫御子:「ありがとうございました」

ーー剣術の練習編 終ーー


「どうお祖父ちゃん、この会話の流れ、いい感じじゃない」


「まぁ、確かに流れはいいのかもしれぬが、実際に読んで見ると、裳着もぎの頃の歳でないと鍛錬はできぬのではないか。儂が会うまでに時間がかかりすぎてはおろう。残念じゃが、この流れは無しじゃな。もしかしたら、慣れ親しんだあとで、このように剣術を教えるかも知れぬがな。最初では無かろう」


「はぁ~、そうかぁ⤵、剣術はやっぱり小さい頃は難しいかぁ、じゃあぁ、次はどう。戦国時代の風習と礼儀について」


「それは、どんな感じのものじゃ」


「ふっふぅ〜、これだよ~。それじゃぁ、読んでみよう⤴」

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