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0192. モフシマ作戦十 中急 ショックが大きいとショートするね

今回(192話)と次回(193話)は、ちょっと今までとは違う感じなので、世界観が崩れないかと思いながら、チャレンジで書きました。入れるか悩みましたが、せっかく書いたので、投稿します。


定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

ーー夕食後

 今日はいろいろと鍛冶師の人たちと話ができてよかったな。昨日と今日で沙門達と彼らから農機具の使い方や改善点を聞き出せた。農業の苦労話も聞けたし、こちらの案や質問にも丁寧に答えてくれた。なんかいつもはこっちから聞くだけで、ディスカッションする感じではなかったから、今日は新鮮な気分だ。前世で仕事してた時の感じに近い。彼らの話に耳を傾けながら、メモを取るのも懐かしかった。

 今までも自分の考えや目的を説明し、いろいろと動いてきたけど、何が違うんだろう、一体感があるんだよなぁ〜、今回は。

 彼らと一緒に自分の知識や経験を活かしたり、彼らの意見や提案も聞き入れながら、農機具の製作や改良に取り組んんでいけそう。昔、じいちゃんに聞いた新しいモノにチャレンジする『プロジェクトなんちゃら』っていう番組みたいなワクワク感がある。農機具の改良がどうなるか楽しみだね。

 そんなことを考えながら、本の中に書かれていた農機具の図をベースにした改良した農機具の絵図を描いた。明日以降、氏兼達に説明したら、どんな顔するかと思いながら。



ーー3日後

 今日、図書室の奥にある部屋を久しぶりに覗いたら、なぜこうなっているって、頭がショートしてしまった。というか、絶賛ショート中である。

 前見たときは、昔の中学のときの工作室、技術室だったから、今回の改良試作の簡単な工作、加工が出来るんじゃないかなと思って、事前確認のつもりで来たのに。なんでこうなっているの。

 部屋の9割は前と変わってないからいいのよ。残りの1割がおかしいのよ。

 部屋の角にだいぶ古い型ではあるが、VRMMOの初期型フルフラットベット型のデバイスが置かれている。それも男性向けサイズではなく、子供用のサイズで。

 こんなの置かれたら、この戦国時代の世界観が第無しよ、まぁ、私のマンションの部屋がある時点でだいぶ黒よりのグレーではあるけど。それでも、これはいただけないわ、神々めぇ~、やり過ぎよ。

 誰が作って置いたんだ。もうほんとに〜〜。まだダンジョンの方だって、ほとんど入って冒険してないのに、コンテンツのリリースがめちゃくちゃよ〜⤴(怒)。 


ーー10分後

 すぅ~ふぅ~ふぅ~〜〜。すぅっ、はぁ~〜〜。やっと落ち着いてきたわ。じっくりゆっくり深呼吸しないと、落ち着かない。

 それで神々は、これで何を私にさせたいのかしら、意図が全く読めないから、気も体が重い。

 VRMMOのデバイスのそばの机の上に、1つのゲームが置かれているのに気がついた。

 はっはーん、このゲームをやらせたいんだな。でっ、どんなゲームなのかな。一応、タイトルとパッケージの説明くらいは読んでみるかな。

 『戦国時代体験』って、そのままやし、なんだったら今も絶賛体験中やぞ。戦国時代に転生して戦国時代を体験するって、どんだけてんこ盛りにすれば、気が済むんやぁ。

 パッケージの裏を読んでみると、

『あなたは戦国時代の農民となって農業を行う箱庭ゲーム。

 自分で土地や作物や農機具を選んだり管理したりしながら、年間の収穫量や収入や生活水準を上げることが目標です。

 このゲームは天堂の特別な機能を使って、仮想現実でプレイすることができます』


 めちゃくちゃあからさまだね。神々よ。今、ちょうど農機具の改良に着手しようとしてるからって。


 まぁ、ここまでお膳立てされてしまっているので、1回くらいはゲームをしてみるかぁ〜。どんだけ時間加速されているかわからないから、アバター作成とできたらチュートリアルを終わらせるぐらいまでかな。


 さて、VRMMO用のヘッドセットとグローブとスーツを装着して、フルフラットベットに寝て始めますかね。

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