0188. モフシマ作戦十 上破 改めて農機具のことを学び直す。リスキリング?
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ーー翌日
いつものように氏兼達に見送られて、天堂に来ている。今日から農機具改良計画を本格的に考え始めるから、ルーティンをちゃちゃっと終わらせている。
なので、今は天堂の図書室で農機具に関する本を探しているのだ。農機具だけでなく、肥料や作物や土壌など、前に読んだ本も改めて、読んで見ようと思っている。
鑑定眼スキルは読んだことがあれば、鑑定結果として出してはくれるけど、会話が出来ないから、私が欲しい情報は私がなんとなくでも覚えてないと見つけられないのよね。
なんか前にアニメとか小説でよく見た会話が出来るサポーターが欲しいのよね。例えば、八百幻のときにいたサポートAI、ファイ0027のような会話型AIが。彼女が(勝手に女性型だと思っている)いるとすごい楽になるんだけどなぁ~。
ふとそんなことを思いながら、図書室の本棚を探していると、ふと目に入った本があった。その本のタイトルは『戦国時代の農業技術 ―土地改良から農機具まで−』
あれっ?こんな本あったっけ?肥料や土壌の本を探してたときにはこんな本は無かったよな。あったら読んでいたと思うし。本が増えてる?それとも前世の図書館みたいに入れ替えされてるのかな。まぁ、この図書室の仕様がわからないけど、神々のサポートだと思いますかね。私にはメリットしか無いし。今後もよろしくお願いします。
その後、図書室で他の農機具に関する本も探して、数冊ほど見つけた。図書室にも席があるので、そこで読んでもよかったけど、のんびりとソファやベットで横になって読みたかったので、マンションのベットの上でお茶を飲みながら、本を読んでいる。
本に書いてある農機具の形を確認しながら、もっと便利で、環境に優しい農機具を作るにはどうしたらよいか、改良のアイデアを考えていたりしていた。のんびりと狐火ちゃん達を抱っこしたり、お腹の上に座らせたりしながら。
前に肥料の本などを読んだときに一緒に読んでおけばよかったなと思いつつ、農業が好きで、いろいろと知った気でいたが、まだまだ知らないことが多いいんだなと感じていた。
特にさっき見つけた本はいい情報がたくさんあった。
この戦国時代の代表的な農機具としては以下のようなものがあるらしい。たぶん、この世界の戦国時代も変わらないだろうと思う。違ってたら、本の内容も変えてると思うし。
鍬:土を掘り返したり平らにしたりする道具です。木製や竹製の柄に金属製や木製や竹製の刃先をつけたものです。刃先は一枚だけであったり、二枚以上に分かれていたりします。刃先が分かれていると土を深く掘り返すことができます。
鎌:穂や草を刈り取る道具です。木製や竹製の柄に金属製や木製や竹製の刃先をつけたものです。刃先は直線状であったり、曲線状であったりします。刃先が曲がっていると穂や草を刈り取りやすくなります。
千歯扱き(せんばこき):稲の穂を脱穀する道具です。木製の枠に竹製や草製の細い棒をたくさん並べたものです。稲の穂を千歯扱きに打ちつけると、籾が落ちます。
唐箕:籾や米を選別する道具です。木製や竹製の枠に竹製や草製の網を張ったものです。籾や米を唐箕に入れて揺らすと、軽いものは飛んでいき、重いものは残ります。
どうやらこの本で言ってる戦国時代は、信長とか家康達が出てくる1500年代半ばでも無いらしい。千歯扱きなんて、私が居た世界では1600年代徳川幕府の成立後だからね。
まぁ、それでもこの本を読んでいると、戦国時代の農民達は様々な困難に直面しながらも、新しい技術や知識を取り入れて農業を発展させていったことがわかった。
農民達が自分たちの土地や作物や環境に合わせて、農機具や肥料や作物を工夫したり改良したり、また、外国から伝わった新しい作物や技術や知識も積極的に試したり学んだりしているのだ。戦国時代の農民も強かに生きていたことがわかってよかったわ。
他の本も読み、農機具を改良するに必要な事がある程度わかった気がする。農機具の形や大きさなどを工夫するのだが、例えば、鍬先の刃先の切れ味を上げることで土を深く掘り返すことができたり、手鎌の刃先を曲げることで穂を刈り取りやすくしたりすることができるんじゃないかと。
その土地の水田や畑などの土壌環境の違いや、稲や麦など何の作物を作るのかの違いに合わせて柔軟に農機具を変える必要があるらしい。
それと地域により農作業の風習などが違うので、そこも考慮したほうがいいらしい。
まぁ、簡単にまとめると
・農機具の質や形や大きさなどを最適化すること
・農機具を農業の環境やニーズに合わせて変化させること
が必要だってことみたい。
あとは農機具を長く使うために防錆処理をしたほうが良く、よくやっていることは、油や蝋などの塗料を金属部分に塗布することらしい。