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0180. モフシマ作戦九 承下 材料が揃ったので試作してみよう

時間が少し空きましたが、水蓮くんのイメージを作ってみたので、投稿します。

もう少しモフモフした感じを出したかったのですが………。


定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!


挿絵(By みてみん)

ーー2日後

 あれから私室に戻って、狐火ちゃん達とモフモフして遊んでいたら、氏兼が戻ってきて、話があるということで、広間に戻り、改めてたきにした話をしたし、それと牛と豚、それに鶏の扱いについても話もした。昨日は実際に牧場に行って、畜産のやり方、お世話の仕方について、管理人も含めて氏兼達に説明した。こういう考え方が無かったらしく、終始、驚かれたり、感心されたりでこそばゆかった。

 まぁこれで畜産、牧場もちゃんと始まって運営出来るようになるかな。肉食の第一歩で少しの食生活改善が出来そうだね。まだまだ数を増やすのが先で食べれないし、豚以外は牛乳と卵で牛肉と鳥肉は、さらに先だけど。


 で、今日は氏兼が報告あるようなので、朝餉後に広間に集まった。


「珍しく氏兼から話があるなんて、どうしたのよ。中食後でも良かったんじゃない」


「いえ、早めにお話をと思いまして。今日、天堂に行かれた際に材料があれば試作出来るやもしれませぬので、海水、米、荏胡麻油、牛乳を用意させていただきました。量は海水が酒樽一つ、米半俵、荏胡麻油一瓶、牛乳一瓶になりまする。

 少ないかも知れませぬが、この後、天堂に運びまするので、必要であれば、お使いいただきたく。ただ、時告げ鳥の卵は、無理でございましたので、光賀が戻り次第、牧場にて管理致しまする」


「おぉ~、ありがとう。早速、こんなに準備してくれて、助かるよ。卵はしょうがないよ。買い付けて来たら、よろしくね。それ以外の材料があれば、御使い様と試作が出来るんじゃないかなと思うけど、甘藷ととうもろこし、じゃがいもはもう収穫出来るの?」


「はい、今朝、朝餉前に畑を見てきましたが、極一部、育成の早い数個ならば、少し早いですが収穫出来そうな物がありましたので、そちらを収穫してあります。一緒に天堂に運びまするので、問題ございませぬ」


「そう、それならば試作は大丈夫じゃないかな。まぁ、行って、御使い様に確認してもらってからになるけど。じゃぁ、早速行きましょうかね」

 それにしても、材料の準備が今までに無く早い。これは氏兼の食欲が強いからか、それとも食いしん坊キャラが出てきたのか、まぁ早めに出来ることは良いことなので、ラッキーだね。でも、あまり試作で味見し過ぎたら、お昼ごはん食べれなくなるから、注意しないとね。

 あぁ~、そうだ。お皿とか持って行かないと、持ち出せないわ。天堂の部屋にはお皿あるけど、外に持ち出すと騒ぎになりそうだからね。危なかったぁ~。行く前に気付いてよかったよ。


「あぁ~、そうだ。たき、お皿をいくつか持って行かないと。試作した物を運ぶお皿がないと天堂の中から運べないよ」


「そうでございますね。それでは私とまつは勝手方に寄ってから天堂に向かいますので、琴音様は先に天堂に行かれてお待ち下さい。遅れぬように行きますので」

 たきとまつはそう言うと、さっと立ち上がって、部屋から出て行ってしまった。


「じゃぁ、今度こそ行こうか」



ーー天堂到着後5分

 ルーティンで使うオガ炭等の材料とスイーツの試作に使う材料をいつも通りのやり方で運び入れているとたきとまつが、お皿抱えて到着した。

 お皿一つ二つぐらいでいいのに、なんか5-6枚持ってきている。まぁ、いいか。

「たき、まつ。ありがとうね。そんなに持って来なくて良かったのに。今日は試作だから、1枚か2枚でも十分かなと思うよ。まあ、先に持ってきてた方が当日は楽だから、いいけどね。

 じゃぁ、お皿を受け取ったら、行こうかな。ちょうどお皿以外の材料とかは天堂に入れ終わったしね。それじゃぁ、行ってくるね。時間はいつもと同じ感じかな。中食前には戻ってくるよ」 

 私はいつも通りの挨拶をみんなにして、天堂の中に入って行った。



ーー天堂の中

 マンションの部屋に入ったので、氏兼達が用意してくれたものを出してっと。海水、一樽って大きいな(大きめの柳樽なので、10L弱はあるかな)。

 油は、どうにか揚がられるかな。ちょっと小さめの鍋でやるのがいいかも。米も半俵なんて、もう本番まで追加はいらないな。牛乳は500mlぐらいかな、これだけちょうどいい量だね。甘藷は、無骨な感じでそれなりに大きい、味はどうだろ。とうもろこしは、少し早い気がする。まだまだ熟して無いな。まぁ、これはこれで試せばいいか。じゃがいもは、令和の時と同じ感じだね。安心な感じ。


 それじゃぁ、まずは、邪魔な酒樽に入っている海水を膨らし粉にしましょうかね。半分は塩でいいかな。


 キッチンから大きめな鍋を持ってきて、リビングのテーブルの上に置いて、まずは大きめの鍋に海水を入れてと。最初は塩作りでいいかな。

「錬成」っと。うんうん、安定の錬成だね。鍋の中に塩が50-60グラムぐらいある。鍋に2Lぐらい入れたから、そんなもんだろう。これであと3回分ぐらいが残っているから、あとは、膨らし粉を試してみよう。さっきと同じよう海水を入れてと。

 膨らし粉は、別名、重曹/ベーキングパウダーだから、重曹の作り方で大丈夫。海水から作るのは、海水に電気を通して、電気分解して、炭酸ガスを加えて沈殿した固体を乾燥させれば出来上がりだったはず。

 なので、今のやり方をイメージしながら、「錬成」っと。

おぉ~、鍋の中に塩みたいな粉が出来上がってるけど、塩よりサラサラしている。成功だね。今回はかなりイージーモードでいい感じだね。

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