表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
167/324

0167. モフシマ作戦八 急後 顕現は一旦諦めて、自力で頑張ろう

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

ーー2日後

 鞍馬天狗様のことを追加で鞍沙や沙門達に聞いたり、鞍沙、沙門達が考えている鞍馬天狗様の人となりなどを聞いて、より私なりに鞍馬天狗様の性格や行動パターン、思考性などを理解できたと思う。あとは、将門公の相談がいつOKになるか次第ね。神々の時間感覚は、私の想像以上にゆっくりかもしれないので、時間がかかるかもって、考えておかないとね。まずは何か連絡が来るまで、厄祓術の習得を自分なりに進めておこうかな。元々は1人で頑張っていたんだしね。

 

 「それじゃぁ、行ってくるね」

 いつも通り天堂に来て、氏兼達に挨拶をして入る。この入場のルーティンもだいぶ慣れてきたようね。今日は鞍馬天狗様の顕現はせず、厄祓術のスキル練習をしようと思っている。

 厄祓術は、よくある神聖魔法や聖魔法、回復魔法だと思われるので、イメージは十分出来ているはず。


 ルーティンをまずは終わらせてと。それじゃぁ、早速、試してみますかね。

 確か厄除と祓いの2種類の効果があったはず。厄除はヒール系統と状態異常解除系統で、祓いが浄化系統とクリーン系統ね。ダンジョンで出来そうなのは、ヒールとクリーン系かな。状態異常解除系と浄化系は、1人だと難しいわね。私自身が状態異常になるのはちょっと危険だし、浄化系は、まず対象がいるのかを探すところからだだしね。

 そうすると、ヒール系とクリーン系のスキル練習をして、スキル習得ができたら、状態異常解除系と浄化系を試すかな。それまでは、この2つをどうやって練習するかを考えますかね。

 まずは、クリーン系の練習をしよう。よく見たアニメの王道だとゴブリンの血とか汚れが落ちない汚れの代表格だったけど、この天堂にいるとは思うけど、まだ会った事ないので、今回は部屋にあるくたびれたタオルか、雑巾にしたハンドタオルを代役としましょうかね。普通に汚れてるし。

 詠唱は特にせず、無詠唱で八百幻のときの魔法名称で1度試してみますかね。

 よ〜っし


 『水浄(アクアクリーン)


 ふわっと何か包まれた感じがした。あれっ?ハンドタオルとタオルのほうが包まれるんじゃなくて、私の体のほうが包まれたぞ、なんでだ!!

 それと体の汚れや汗、不快感が取り除かれて、スッキリした感じが無い。何かビニールのラップを体に巻かれたというか、そんな感じだけがちょこっとあったぐらい。

 ふぅ~、ちょっと失敗かな。対象が全く違ってしまったし、キレイにもならなかったしね。まぁでも、今までよりは全然マトモな結果だね、初回にしては。少しだけハードモードからレベルダウンしたのかな。

 それじゃぁ、いつも通りに反省会をしますかね。気になることは2つかな。1つは対象をタオル類にしたはずなのに、何故か、私の体が対象になってしまった点。それと魔法は発動した感じだけど、効果は出なかった点だね。

 どっちもよくわからないけど。まぁ、考えられるのは、魔法名称が間違っていることだよね。狐火ちゃん達も八百幻とは違うスキルになっているし、習得した防御系魔法もこっちの和風な名称に変わっていたしね。これが一番の有力な理由だろうな。 

 名称だと、前と同じように色々と想像して、試さなきゃいけないから、面倒なのよね。でも、ひとつずつ考えますかね。

 対象については、神威顕現のときと同じように場所を指定するイメージでやるで、たぶん大丈夫な気がする。発動しなかったことは、『水浄』では無く、『水○』なんだろうな。この『○』に入る言葉がなんだろうってことなんだけど。クリーンをイメージする言葉だろうから、清潔、綺麗、片付ける、空にする、除去、洗浄、潔白とか、いろんな言葉があるけど、どれが合うんだろう。『浄』は、合ってないので、外すとして、清と潔、洗とか『氵』の言葉で考えるのがいいのかな。

 あとで漢和辞典を取ってきて、1文字ずつ試してみるしか無いか。適当に考えても、当てずっぽうで宝くじを当てるようなモノだろうし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ