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0165. モフシマ作戦八 水後 やっと話の一部が終わりました。先は本当に長い

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!


今日の話はいつもより少し短めです。きりが良いところで話を終わりにしたら、短くなっちゃいました。


その代わりではないですが、花梨ちゃんのイメージ画像を載せます。


挿絵(By みてみん)


ーー五日後

 この4日間はいつもと変わらず、天堂でのルーティンと易占術を身に着ける前段として、神威顕現のスキル上げにチャレンジしていた。

 結果は、特にスキルが上がることはなかったけど、少しだけスムーズに魔素を扱えるようになった気がする。こういうのは地道に経験値を積み上げて行くしか無いんだろうな。まぁ、スキルレベルが上がったら、ラッキー程度にしか思っていなかったのも影響したのかも。


奥之院の私室でのんびりとしていると、たきが来て、沙門と鞍沙が来たので、広間に通したと呼びに来た。


「沙門、鞍沙。お疲れ様。初伝その弐は無事に完成したのかな」

 部屋に入ると、沙門と鞍沙が本を持って待っていた。


「はっ、琴音様。お待たせいたしましたが、昨晩、最後の確認をし、無事に完成しております。本日は、初伝その弐の話をさせていただきまする。冊子は、初伝その五まで書いておりますので、完成次第、お話させていただければと思います」


「えっ、もう初伝その五まで書いてるの。早くない。この間は、二冊しか持ってきてなかったけど。それと鞍馬天狗様の話は初伝その五までで終わりなのかな」

 何か異様に書き上げるのが、早い気がする。この間のことがあって、変にプレッシャーを与えてしまったんじゃないかと、逆に心配になる。

 この時代、ブラックな働き方って、考えがないからなぁ。こっちがちゃんと注意しながら、仕事等を頼まないと倒れるまでやりそう。特に沙門と筑馬の一族は変に忠誠度が高いというか、推し活をしたがっているというか。。


「先日は、出来上がっていた二冊のみ持ってまいりましたので、急に進んだように見えまするが、先日でその四まで書いておりました。また、本自体は、中伝、奥伝、皆伝と作る予定にしております。全部で二十冊になると思いまする」


「そんなにあるの。まぁ、しっかりと書くとそんなものかも知れないけど。そんだけあると、書き終わるのはどれくらいになるの。二、三ヶ月はかかりそうだと思うけど」


「頑張ってやりますれば、一月半ほどで出来るかと思いまする」


「そっ、そう。あまり無茶はしないでね。早めに出来るのはありがたいけど、体を壊したりしたら、口伝で伝えてきた鞍馬天狗様の偉業をしっかりと伝えられなくなるよ。体を大切にしなさいよ。それじゃぁ、初伝その弐の話を聞かせて」

 うっ、早速、ブラックで働く宣言だよ。いかん、いかん、そんなことさせては。注意しても書いちゃうだろうから、定期的に様子を確認しながら、ペースをこっちでコントロールしてあげないといけないかな。はぁ~、そういう人の管理はしたこと無いから、大丈夫か心配だけど、まぁモフモフひきこもり生活のためにやるしか無いか。


「それでは、鞍馬天狗様の別のお力でございますが、小天狗から見た御技は、……………

…………

……

…」


ーーそれから二刻後

「……………

…………

……

初伝その弐は、以上となりまする。いかがでございましょうか」

 いつも通り長かったけど、今回は冊子に書かれていることがほぼ全てだったから、先が見えていてよかったわ。しっかりと、書くことに慣れたようね。

 でも、これがあと18冊分あるとなると、毎日やって、約3週間、まぁ、1ヶ月か1ヶ月半はかかりそうね。まぁ、しょうがないけど。


「鞍沙、ありがとう。今日の話もとても面白かったわ。しっかりと冊子にも書かれていたから、あとで読み返すことも出来るし。でも、これぐらいの量があと中伝、奥伝、皆伝とあわせて十八冊あるんでしょ、まだまだ先は長いわね」


「ご評価いただきありがとうございまする。この先もまだございまするが、琴音様のご興味あるお話のみお伝えしたほうがよろしいでしょうか」


「いや、大丈夫よ。将門公の話を興味あるものだけにしたら、あまりうまくいかなくてね。結局、筑馬の一族で口伝していた内容を全て聞いたからね。同じようにならないように、鞍馬天狗様の話は最初から、全て聞くことにしてるんだよ。気づかいありがとうね」

 どこまで聞けば、うまくいくかわからないからね。二度手間にならないように、今回は最初から全て聞いておかないとね。


「それでは、明日からも鞍馬天狗様のお話をさせていただきまする。明日も本日と同じ刻限でよろしかったでしょうか」


「あぁ〜、そうね、それでいいかな。同じ時間、刻限でお願いね」

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