0159. モフシマ作戦七 不後 遠回りの道を三歩進んで二歩下がってる?
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いつも通りのメンバーで天堂にやって来た。
「それじゃぁ、行ってくるね。今日は、将門公の話を聞き終えたから、いつものことを少し減らして、気の鍛錬を多めにしてくるよ。まぁ、昨日までもやってきたけど、今日から本格的にやろうと思うから。御使い様と相談しながら、進めるから、安心してね」
「行ってらっしゃいませ。いつも通りここでお帰りをお待ちしております。お気をつけくださいませ」
なんだろう。いつも以上に丁寧な送り出しの言葉だけど、どうしたんだろう。まぁ、いいか。
さて、それじゃぁ、まずはいつものルーティンワークをしましょうかね。オガ炭作りと鋼、鉄、ウーツ鋼モドキと。
30分もかからず、予定数量は作ることが出来た。これもだいぶ慣れてきたおかげかもしれないな。スキルやステータスが上がってるかも。また今度、確認してみるか、とりあえず、易占術と厄祓術ができるようになってから。
それでは、本日の本命にいきますかね、易占術。気の感じ方はだいぶ慣れてきた。将門公の鍛錬の仕方の話を聞けたのも、かなり参考になったしね。
まさか、この時代でマイナスイオンを感じ分けられる人がいて、それを実践できるなんてね。びっくりしたよ。まぁ、マイナスイオンって言葉はないので、そんなニュアンスのことだったけど、話の中では。
イメージで言うと、緑の多いところや滝の水しぶきを浴びれるところに行くと、空気が美味しいって、感じれることがあるけど、それを意図的にいつもの生活の場で出来るようにする感じが、気を感じられるようになることだったのよね。
この話を門馬から聞いた日に夜寝る前に試したけど、できなかったのよね。まぁ、今もあまり出来ていないので、もう一歩何か必要なんだと思っている。
それじゃぁ、練習始めますかね。まずは、目を閉じてマイナスイオンが空気中に漂ってるとイメージしてと。
う~ん、まだまだ薄い靄がかかっている程度しか、感じられないなぁ〜。他に小さいモノのイメージを重ね合わせたほうがよいのかな。
そうすると、ウーツ鋼モドキを作るような感じでやってみるかな。
魔素と別のモノが、空気中に漂ってるとイメージして、魔素とそれを別々に集めるようにっと。いやぁ~、ダメだぁ。全然できない。マイナスイオンより感じられない。他に何か小さいモノって、あったけな。
あぁ~、銀イオンとプラズマクラスターがあったわね。確か空気中に漂って、花粉等の微小物体などに引っ付いたり、何かウィルス等の微生物を死滅させるイメージなんだよね。あれっ、もしかして、今まで漫然と気を感じることしか考えなかったけど、濃くなっているところや、増減しているところがあるかを感じれば、いいんじゃない。
そうだよ。そうだよ。昔のアニメでも気の大きさは、オーラの濃度で表現されてたよ。何で気が付かなかったんだろう。こういう時に狐火ちゃん達と会話ができるともっと早く理解や気づいたんだろうけど、まだリンクが出来ていないのよね。
色々と気づいたところで、さてやってみますかね。
まずは最初に魔素との違いを意識して、そのうえで濃さの違いがあるところを探していく感じでいこう。あとは、それが動いているところも探そう。
おっ、今までと違う感じだな。薄ぼんやりだけど、濃度の濃さの違いが感じられる。魔素と違う感じだけど、魔素と同じように感じられる。なんだろう、ちょっと不思議な感覚。色の違う煙が2つ、同じところを漂っているような、そんな変な感じに見える。これは成功をしたんじゃないかな。気を感じることについては。
でも、魔素とこの気が一緒に見えてると、ごちゃごちゃしちゃうから、魔眼みたいに、切り替えたときだけこの気が見えるようにならないかな。って、そういえば、魔眼以外にも○眼ってのがあったわね。すっかり忘れていたけど。えぇっと、アイテムボックスに入れっぱなしだっけ、図書室にしまったんだっけ、どっちにしたんだっけ。
結果、図書室に置いてあったその本を読んで、またorzした。
魔素を鑑定できる魔眼はいいとして、人のオーラが見える真眼、動きの予知のような心眼のことが書いてあったのだ。
これって、真眼が今回やってきた『気』を感じることで、心眼が易占術の一部の動きの未来予知のことだよね。あぁ~、またやってしまったぁ、よく調べずに自分だけで検証しちゃうことを。はぁ~、ちょっとショックで体が薄く透明になっちゃうよ。
今日は、疲れたなぁ、心が。もう狐火ちゃん達とのモフモフ癒しタイムでいいかな。
はぁ~、心が和むは、狐火ちゃん達との遊び。