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0155. モフシマ作戦七 水後 「気」ってなんだろう

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

 図書室で調べる前にいま上げたモノを一通りは試してみて、当たりどころを少し探ってみましょうかね。じゃぁ、まずは、座禅からやりますか。この奥之院でも出来るしね。どうせ、天堂の中で出来るようにならないと、この外の場所では感じられないとは思うけど。

 あとは、天堂の中でも、自分の部屋でやるのか、ダンジョンのセーフエリアでやるのかだね。違いがあるのか、どうかわからないけど。まずは試さないと。

 あとは、何か道具を持ってると、気を感じやすいとかもあるかも。そうすると、着てる服とかもそうなるかも。あぁ~、考えれば考えるほど、まとまりがなくなって発散していくなぁ~、もうぉ~~。

 とりあえず、適当に何か持っていって試すか。


「たき、今日は天堂の中で、ちょっと色々と鍛錬してきたいから、ちょっといろんなモノを持ち込みたいんだよね」


「琴音様、何の鍛錬をなさるのでしょうか。それにより、持っていくものも変わると思いますが」


「そうだよね。う~ん、どうしようかな。何を持っていけば、鍛錬になるか、よくわかってないんだよね。なんで、適当に持って行って試そうかと思って」


「どのようなことを鍛錬しようと考えてらっしゃるのですか。それがわかれば、何か絞れるのではないでしょうか」


「そうだね~。私一人で考えていても、しょうがないか。一応、鍛錬したいのは、『気』を感じたいんだよね。陰陽五行等の技をより良くするためにも、必要かなと思って」


「気でございますか。これまた、難しいことに挑まれるのですね。では、気を感じる鍛錬をするために必要な道具や物があれば、それを持っていきたいと言うことでしょうか」


「そう、気を感じるための鍛錬に使えそうなモノを持っていきたいんだけど、何か心当たりあるかな」


「そうでございますね。正直、私には何が良いのか、わかりません。ここは、沙門殿や筑馬殿に聞くのがよろしいかと。色々と渡り歩いてありましたし、修験者の方からも話を聞いたことがあるのではないでしょうか」


「そっかぁ、そうだよね。まずは沙門や筑馬など、みんなに聞いてみるのが、早いか、それじゃぁ、今日は天堂には行かず、みんなと『気』について、話をしようかな。たき、悪いけど、みんなを広間に集めてくれるかな」


「承知しました。それでは、みなを呼んで来ますので、お待ち下さい」



ーー四半刻

広間でお茶を飲みながら、みんなのことをぼ~っとして待ってると、相変わらずの大きな足音で、氏兼達がやって来た。みんな、一緒に来たので、待ち合わせでもしてたのだろうか。


「琴音様。お待たせして申し訳ございませぬ。たきより聞きましたが、本日は天堂には行かず、何やら話をしたいことがあると。如何様なことでございましょうか」


「お疲れ様。氏兼は、来て早々に相変わらずだね。そんなにせっつかなくても話をするよ。まぁまずは、お茶でも飲みながら、話をしようよ。たき、悪いけど、みんなの分のお茶と私のおかわりをもらえるかな」


「承知しました。それでは、準備をしてまいります」

 そう言うと、たきは部屋から出てお茶の準備に向かった。


「さて、お茶が来るまで、少しだけ話をしておこうか。氏兼達は、たきからどこまでの話を聞いたかな」


「某達は、あまり聞いてはおりませぬ。たきは、直接、琴音様からお話を聞いたほうが良いと。ただ、天堂での鍛錬のことで、聞きたいことがあるようだと聞いたぐらいです」


「なるほどね。まぁ、そんなに難しいことを聞きたい訳じゃないから、たきから話してもらっても良かったんだけどね。そういうことなら、たきが戻ってきてたら、また話をしようか。それまでは、ちょっと別の話でも」


「はっ、わかりました。では、他に何をお聞きになりたいのでしょうか」


「そうねぇ、色々と多くのことをやってるから、最近の状況が少しわからなくなってきているんだよね。まぁ、氏兼達に任せていたり、光賀に買い付けに行ってもらったりしているから、そこまでの心配はしていないんだけどね。どんな状況かなとは思っていて、まぁ、今日の話とは違うから、またどこかで聞かせてね」


「承知しました。防災都市計画の話や商いの話でよろしいですか」


「そうねぇ、あとは光賀がオキナハや三河で買い付けてきた農作物のことや道路のことも状況は知りたいかな。氏兼達から報告や相談が無いから、変なことにはなってないとは思ってるから、そんな急ぎでは無いけどね」


「報告しておらず、大変申し訳ございませぬ。今後はしかと報告いたしまする」


「いいって、いいって。私もいろんなことを氏兼達に頼んで任せっきりにしちゃってるからさ。忙しくて、それどころじゃ無いだろうとは思ってるから。そこまで気にしなくてもいいよ。まぁ、ただ月1回か2ヶ月に1回くらいは話を聞きたいかな」


「承知しました。それでは、そのように致しまする」

 

「琴音様、お待たせしました。お茶の準備をしてまいりました」

 氏兼達と今まで丸投げしていたことを少し聞いていると、たきが戻ってきた。

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